■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part47 戦士の情け」 ツッコミ
（2012年7月12日発売・週刊少年チャ○ピオン33号掲載）


（注意）
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。



■「クッククク　デストールのおかげで助かったぞ」「黄泉比良坂から巨蟹宮を素通りで一気に獅子宮だ」　（1ページ目）
  1. しかしこのザコ冥闘士、いったい何の権限があってデストール姐さんのことを思いっきり呼び捨てにしてるんだろう。
  2. デストールさんもデストールさんだ。こんなザコ冥闘士から呼び捨てにされてるのにそんなの全くガン無視で、カイザーさんのことだけを真正面から見すえて、思いっきりモデル立ちしてるんだからな。
  3. デストールさんの自分アピール力、まじで半端ない。
  4. カイザーさんからして見れば、イヤガラセ以外の何物でもないに違いない。



■「このままここも突破するぞ」　ドスッ　バリッ　ドシャッ　ドスッ　ドシャッ　（2〜4ページ目）
  1. ちょっとこれ、やられた敵の肉体状況が、いまだかつてないレベルで死ぬほどスプラッタなんだが。
  2. 眼球飛び出てる人とかいるんですけど！すごいパワーなんですけどゴールディさん！
  3. ……なんかあの、グレートホーンの人の存在意義があまり薄れない程度にがんばってくださいねゴールディさん！



■「ふ…ふせ…」「お…お手…」　パカアン　「ぎゃはああ――――っ」　（4〜5ページ目）
  1. オイ……この冥闘士、いまわの際に何言ってんだ……？
  2. 言うに事欠いてネコ科の生き物が、伏せだのお手だの、やるわけないだろ！
  3. それともまさかこの眼前のライオンが、イヌ科の生き物にでも見えるのかよ！
  4. しかもよく観察してみたらこの冥闘士の人、一生懸命に必死に「お手」とか言いながら、ちゃんと自分の手のほうも「お手」の形にして差し出してるんだな。
  5. マジメだ。律儀だ。哀れだ。気の毒だ。何かもう、だんだんと居たたまれない気分になってきた。
  6. しっかしゴールディさんのアッパーカット、本当にえげつなく容赦ないですね！



■「残りはおまえだけだがデストール　どちらを相手にえらぶ　このカイザーかゴールディか」「フッ　どちらでも」　（6ページ目）
  1. うわあ！デストール姐さんの超シリアス顔だ！
  2. めちゃくちゃカッコイイじゃないですか、姐さん！
  3. しかし姐さんは本当にどちらでもいいのだろうか。
  4. カイザーウッフンじゃなかったんですか。



■「なぁ〜〜てね！　もぉやだぁ　本気にしちゃあ　あたしが裏切るわけないじゃな――い」　（7ページ目）
  1. デ、デストール姐さん……！
  2. この本当に僅かな２コマの間に、カイザーさんの方向にむかって濃厚なシャドーキスを飛ばし、しかもそのうえ両手を思いっきり広げて、満面の笑みで、抱きつかんばかりにして、カイザーさんの方へと駆け出して行った！
  3. さすがデストール姐さん！感動した！カイザーさんに対する姐さんの本気アピール、まじで半端ない！
  4. なのにこの間ずっと直立不動でまったく動じることなく冷静に姐さんを見下ろし続けているカイザーさんの平常心は、それ以上に本当に、まじで半端ない！！（爆笑）



■「気をつけて　もう一匹いるわよ」　ズボッ　ピシッ　ギャラアアアン　（7〜8ページ目）
  1. おいおいおい、またミミズかよ！
  2. そんでまた緊縛プレイかよ！
  3. しかし今回の場合、どうもこのミミズがデストール姐さんによるご指名のように思えて仕方がない。
  4. このミミズに限っては、緊縛されるカイザーさんを見てハアハアしたかったデストール姐さんが敢えてご指名したんじゃないか、と思えて仕方ない。
  5. だってカイザーウッフンの男だし……。
  6. ↑なお、「男」はデストールさんの自称なので、あしからず！（Part40参照）



■　ビシッ　ビッ　ビッ　ビッ　ビッ　ドシャアッ　「ギャン」　　（9ページ目）
  1. ま、まさかゴールディさんのサービスショットまで拝めようとは！
  2. 車田御大は読者のために出血大サービス中！



■「ケケッ　ケ――ッ　どうじゃどうじゃワームズバインドの威力は　ケッ　動けまいてケケッ　苦しかろうてケケッケーッ　このまましめ殺してやるじゃよ　ケッケケケ」　（10ページ目）
  1. いやとりあえず、この「ケケッ」というのは何ですか御大、もしかして過去聖戦のミミズ冥闘士のアイデンティティは「ケケッ」なんですか。
  2. なお、比較参照までに、現代聖戦のミミズ冥闘士のアイデンティティ：「ヒャッヒャヒャ」
  3. ……すごい。本当に現代と過去でキャラを書き分けている。こんな細かいところまで。御大すごい。（笑）



■　グッ　「ムダじゃてケケッ　いかなる力をもってしても抜けられんじゃ」「まあやだ　じゃ　降参しちゃう？」　（11ページ目）
  1. デストール姐さんがあまりにも楽しそうで楽しそうでもうどうすれば。
  2. そしてそんなデストール姐さんの目つきは今、ものすごくさりげなく、鷹が獲物を狙う目つきになってる気がする。
  3. 緊縛されているカイザーさんの姿を一瞬たりとも見逃さないための目つきですね！わかります！



■　バチィィン　グイッ　グシャッ　（略）　「な…なんて馬鹿力なのじゃあ」「あんた獅子座の力がようやくわかったの　ドジねぇ」　（11〜12ページ目）
  1. いや、デストール姐さんはマジで冥闘士を助けるために獅子宮まで案内したのか、それともただ単にカイザーさんの力を自慢したかったがために冥闘士を獅子宮まで案内したのか、どっちなんだ。
  2. なんかもう頼んでもいないのに盛大なノロケ話を聞かされたような気分！
  3. きっと今、このミミズも同じ気分に違いない。同情するぜ！



■「デ…デストール　加勢を…は…早く…」「う〜〜ん　どおしようかしら　やっぱやぁめた！」　ピーチ　アタァークッ　ＢＯＯＯＭ　「うぎゃあ――っ」　（12〜13ページ目）



  1. うぎゃあ――っ！！

  2. ピーチアタァークッて何だよ！おい！
  3. 絵をよく見てみたら、何だよおい！まさか尻を使った攻撃なのかよ！
  4. まさかピーチって、デストールさんの桃尻のことかよ！
  5. うぎゃあ――っ！！気づくんじゃなかったァ――っ！！マジメにツッコミを入れようとするあまり精読しすぎて、気づかなくてもいいところにまで気づいてしまったァ――っ！！



■「さあ　これで連れてきたザコはすべて片づいたわね　あたしも巨蟹宮へ帰ろうっと」　（13ページ目）

  1. いや、マジでてめえ、何しに来た！（爆笑）
  2. いいから「カイザーウッフン」以外の理由を今すぐ述べてみろ！今すぐ！（大爆笑）



■「待てデストール　おまえもただではおかぬぞ」　（13ページ目）
  1. まあ確かにこの場合、カイザーさんが被害者であることは間違いないしな！（主にピーチアタァークッ的な意味において！）



■「動くなよカイザー」「なんだと？」「動くなと言ってんの」「デストール！？」　（13〜14ページ目）
  1. デ、デストールさんが男言葉になった！
  2. カイザーさんもビックリ仰天している！
  3. しかしマジメな話、これはもしかしてデストールさんは今、マジメな本気モードってことですよね？



■「ごらんよ　あれを　死界の蝶フェアリーよ　いわばハーデス軍の監視役」　（14〜15ページ目）
  1. おお、フェアリーが出てきた！
  2. ということは、あのどう考えても人間とは思えないヘンタイ（サナギから成虫へ変態する例の生き物）も、近くに来てるってことなんですかね？
  3. しかしフェアリーがいようがいまいが、デストールさんとカイザーさんには何の不都合もないような気がするんだけど、デストールさんは「動くなよカイザー」とか言いながら、いったい何を気にしてたんだ？
  4. あ、もしかしてフェアリーは、人間が自分に気づいてるってわかると、あっという間に隠れてしまうのかな。だからフェアリーが隠れてしまわないように、フェアリーに気づいてないフリをしたかったのかな、デストールさんは。
  5. とか何とか、超好意的な解釈をしてみる。（笑）



■「監視役だと　こいつらについてきたのか」「ちがうわ　おそらく水鏡に…」「水鏡に…」　（15ページ目）
  1. ということは、まさかデストールさんは黄泉比良坂でフェアリーの存在に気づいたんだろうか。それとも今気づいたんだろうか。
  2. どっちにしろ、良く気づいたよな、デストールさん。
  3. それとも、すべては水鏡先生に対する「ラブ」の力なんだろうか、デストールさん。（←Part40参照）
  4. そうか、愛の戦士か、デストールさん。



■「むっ　水鏡がいない！！」「待ちなカイザー！行かせておやりよ！」　（15〜16ページ目）
  1. いやいやいやいや！
  2. まさかこれ、この状況で、水鏡先生が自力で目覚めて先の宮に行ったとでも言うのかよ！
  3. さっきまで完全にボロ雑巾で転がってたヤツに、そんなことできるのかよ！
  4. どっちかって言ったらさっきのミミズとの闘いに巻き込まれて消し炭になった可能性のほうを心配するのが先だろ！



■「あんたほどの男だ　わかるだろ　水鏡がどんな男か」「デストール…」　（16ページ目）　
  1. いやわかるもなにも、「獅子宮での水鏡先生」といったらゴールディさんにくわえられたボロ雑巾のような姿しか、読者としては見たことないんだけど。



■「水鏡は死を覚悟している　いいえ本当にもうじき死ぬでしょう　だから…」　（16ページ目）
  1. いやデストールさん、言っちゃなんだが、今が聖戦である以上、間違いなく黄金聖闘士も全員死を覚悟していて、しかも本当にもうじき死ぬと思うんですけど。
  2. 私、聖戦のたびに本気で死を覚悟するのが、あるべき黄金聖闘士の姿だとばっかり思ってたんですけど、違ったんですかねえ。
  3. だって少なくとも現代の聖戦では、ミロさんがカノンさんに向かって「オレもおまえも死ぬことになるだろう」とか独白してたし……。
  4. そんなわけで、他の黄金聖闘士だって同じ条件下にあるというのに、なぜデストールさんが水鏡先生のためだけに真珠の涙を流さなきゃなんないのか、微妙に納得いきません！
  5. ひいきだと思います！デストールさんの！
  6. ……あ、それともまさかデストールさんって、水鏡先生は死ぬけどカイザーさんは強いから死なないとでも思ってるんだろうか。ものすごい信頼関係だな、それって。（←ただし矢印の向きは完全に一方通行）



■「戦士の情けってやつよ…あそこまで満身創痍になっても進もうとしている男に追い討ちはやめときな」　（16ページ目）
  1. でも、あそこまで満身創痍になっても進もうとしている男に対して愛弟子をブチ殺させようとしたり妙な踊りを見せて意識不明にさせたりするのはＯＫなんですね、デストールさん！



■「デストール　おまえ裏切ったのではないのか」　（17ページ目）
  1. デストールさんがこんなにもカイザーさんのことを信頼しているというのに、カイザーさんからデストールさんへの信頼感は、ゼロです！



■「フッ　どうかしらね」　（17ページ目）
  1. いや、どうかしらねも何も、どう見ても裏切ってねえだろ、アンタは！（笑）



■「ただひとつだけ確実なことがあるわ　それはあたしの男を見る目は確かってことよん　オッホホ　じゃあね」　（17ページ目）

  1. たしかに。
  2. それは確実すぎる。



■水鏡　めざすは六番目の処女宮！　（17ページ目）
  1. って、エッ！？
  2. これで終わり！？
  3. これで終わりなの！？エエッ！？
  4. でも、あの、先週の御大コメントによれば、今週号の話は、「今シーズンのクライマックス」だったはずなんですけど？
  5. ……あの、まさか、まさかとは思いますけど、まさか「水鏡先生は死を覚悟」の部分こそが今シーズンのクライマックス、ってわけじゃないですよネ！
  6. 死くらい、聖戦にのぞむ聖闘士なら全員覚悟してるはずですもんネ！
  7. 別に水鏡先生だけじゃないですもんネ！
  8. ハッ。それともまさか、「デストール姐さんの目に真珠の涙が！」のシーンこそが、今シーズンのクライマックスだったのだろうか。
  9. なるほど、それは確かにクライマックスかもしれん。別の意味で……。



■おまけ：前回の予想の答え合わせ
  1. とりあえず、「カイザーさんとデストールさんは激突しない」という予想は大当たりであった。
  2. それから、「冥闘士がデストールさんの妙な踊りによって壊滅する」という予想も大当たりであった。
  3. ……まあ、まさかそれがピーチアタァークッになるとは全く思わなんだが。
  4. で、「デストールさんは本当は裏切ってない」という予想のほうも、今週号を読んだ私の目にはどう見ても８割がた当たってるようにしか見えなかったわけなのデスが、まあ仁力勇のカイザーさんが未だに「デストールさんは裏切ったはず」と思いこんでいるようなので、一応、答えは保留にしておきましょうか。カイザーさんの「力」に免じて。（笑）


＜完＞


多分続く
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Written by T'ika /2012.7.12