冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part46 神々の迷宮(ラビリンス)」 ツッコミ

(2012年7月5日発売・週刊少年チャ○ピオン32号掲載)




(注意)
このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。





■黄泉比良坂 「誰か!ここから出して!!助けてちょーだいよォ 誰かあああ――――っ」 (1ページ目)

  1. おい!デストールさん、生きてたのかよ!
  2. わたしゃてっきり、あのままオメルタの中で餓死エンドだとばっかり思ってたよ!
  3. 車田はデストールさんの面白描写に味をしめすぎだよ!(爆笑)




■グラ… 「はぁん!?なに!?なに!?なによおおお―――――っ」 ガラガラガラ (1〜2ページ目)
  1. おい!内側から一生懸命オメルタを叩いてたら勢いでオメルタごと冥界の穴に落下とか、何ソレかっこよすぎだろ!
  2. そんな死因、前代未聞だよ!常人じゃ絶対思いつかないよ!
  3. 車田はデストールさんに創作意欲を刺激されすぎだよ!




■「お…落ちてる!?じょ…冗談じゃないわよォ 死んじゃう 死んじゃう 本当に死んじゃう 誰かとめてぇ 助けてええ――――っ」 (2ページ目)
  1. ちょっとこれ、逆に、今までは「本当に死ぬかも」とか全然思ってなかったんだろうか、この人。
  2. オメルタに閉じ込められた状態で黄泉比良坂に放置されていたというのに……?
  3. あの、それって、実は何気に、ものすごいツワモノなんじゃないか、この人。




■ピタッ ススス… ポーン 「きゃわあん」 ドシャアッ (3〜4ページ目)
  1. とりあえず、「ぐぴっ」じゃなくて良かったですね、デストールさん!
  2. 車田御大はデスマスクさんにもデストールさんにもオンリーワンの悲鳴を与えてくれて、大変ノリノリのようですね!
  3. 外見がアルデバランで必殺技がグレートホーンで名前が「牛」だった例のあの人にも、その情熱の何万分の一かでも分けてあげて欲しかったデスよね!




■「! な…なによあんたたち!?」 (4ページ目)
  1. 「!」のコマと、「な…なによあんたたち!」のコマとで、デストールさんの真剣度があまりにも違いすぎる様子が、雰囲気ともども完璧に描き分けられていて、御大マジパネエ。
  2. ちなみに「!」のコマのデストールさん=油断なくただちに異変を察知し、その対策を一瞬で考え抜いている、デキる聖闘士の真剣な顔つき。
  3. そして「な…なによあんたたち!?」の時のデストールさん=もはや完璧に道化になりきって、明らかに敵を油断させる小芝居モード。
  4. あの、これ、何気にデストールさんって相当の曲者ですよね!




■「クッククク 助けてもらっておいてなによはあるまい」「あ…あんたたちは!冥闘士」 (4〜6ページ目)
  1. おお……冥闘士。
  2. これで白羊宮のヒヨコの出番は、下手したら連載終了まで皆無かもしれんな……
  3. そして白羊宮のヒヨコがヒヨコの汚名を返上する機会は、未来永劫、皆無かもしれんな……
  4. フッ……(←ツッコミ人が心の悟りを開いた音)(←もちろん血文字でお読み下さい)




■「ス…冥闘士がどぉしてここに!?」「(略)黄泉比良坂は死界への穴があるところ いわば冥界と地上の抜け道ともいえる場所 われら冥闘士が行き来するのに雑作はない」 (5〜6ページ目)
  1. あのさあ!もうさあ!
  2. 蟹座の人々って聖戦においていったい何の役に立つのか、ちょっと訊いてみてもいいかなあ!
  3. 積尸気冥界波は通じないしさあ!自宮にはクソ迷惑きわまりない敵専用の抜け道はあるしさあ!
  4. 役に立つどころかこれむしろ、存在そのものがアテナ軍のハンデになってるレベルじゃね?




■「バ…バカな!いくら死界への穴といってもアテナの結界があるかぎり冥界からここまでは入ってこられないはずよ!!」「確かにこれまではそうだった しかしなにやら結界がゆるんできたのでな」 (6〜7ページ目)
  1. な、なるほど。一応そういう設定(アテナの結界)がついているのか。
  2. しかし巨蟹宮の人々のフォローのために、自腹で巨蟹宮にホームセキュリティまでつけなきゃなんないなんて、アテナもけっこう大変なんだなあ。




■「(略)アテナの小宇宙に なにやらモヤのようなものがかかって弱まっているのだ いわばアテナがどこか深い所へ迷いこんでしまったような」 (7ページ目)

  1. なに?アテナがどこかに迷いこんでしまった?

  2. そんなのいつものことだろ!

  3. しかしこの漫画のアテナって、本当にいったい何回迷子になれば気がすむんだろうな……。




■「ア…アテナがどこかに迷いこんだって ま…まさか…」 (7ページ目)
  1. しかし私は思うのだが、このコマのデストールさんは、さっきまでハーデス軍に寝返ろうかどうか迷っていたという割には、「アテナ迷子による結界の弱まり」という情報に対してあまりにも真剣に動揺していすぎではないか。
  2. まさかこの人、すでに棺桶職人でオネエでAJYAPAAAだというのに、しかもこのうえツンデレだというのかしら!
  3. 車田による愛が露骨すぎだわ!
  4. しかし、月の神殿や冥界はともかく、いったい十二宮でどうやったらアテナが迷子になれるっていうんだよ。




■[場面転換] 教皇の間 「くっ おかしい いつまでたってもこの教皇の間から抜け出すことができぬ」 (7〜8ページ目)


  1. おいちょっと待てー!

  2. よもやまさかシジマさんは、まだ教皇の間にいたのかよ!
  3. 数年ぶりのシジマさんの登場によって読者に生まれた、「これでようやく展開が先に進む!」という歓喜の念すら、この迷子っぷりの盛大なスケール感に、すっかり宇宙の彼方だよ!
  4. ていうか、おまえらいったい何年間、教皇の間にいたんだよ!
  5. ↑ちなみにチャ○ピオン的正解:Part22以来なので、およそ2年と3ヶ月以上ぶりですね!(爆笑)




■「こ…これは…神々の迷宮(ラビリンス)!!」 ドオオオオオオオン (8〜10ページ目)
  1. 神々の迷宮(ラビリンス)!! ドオオオオオオオン
  2. ちなみにこれ、車田当社比で2〜3倍ほど「オ」の数が多いです!
  3. 相当気合い入ってます!




■「バ…バカな…(略)これはアテナ神殿の最後の守りとしてこの教皇の間に造られたもの 神々でさえ迷って出られぬ無限の迷宮なのだ」 (11ページ目)
  1. 神を守るべき最後の砦が、神自身も迷子になってしまう迷宮って、それ……いいのか?
  2. もし自軍の神が引っかかったらとか思わないんだろうか、製作者の人は。




■「教皇以外にこの迷宮を出現させることはできぬ くっ教皇め…(略)」 (12ページ目)
  1. えっ、そんなこともできちゃうんですか、教皇の人って。
  2. ていうか、神々ですら出られない迷宮を作り出せてしまうだなんて、それもう完全に、教皇も人間じゃなくね?
  3. しかし、ということは、あの小物感あふれるPart22とかの教皇(仮)は、本当にやっぱり本物だったんだろうか……。




■「神さえ脱出不可能な迷宮 このシジマではどうにもならぬ…アテナ…どうかわたしの無力をお許しください…」 (12ページ目)
  1. おい!このシジマさんの謙虚さと比較して、いったいぜんたい何だったんだよ!あの現代の乙女座のありうべからざる偉そうな態度は!(爆笑)
  2. しかし、これはもう、乙女座生まれの聖闘士とアテナが二人きりで行動したら、迷子になる確率100%なんじゃね?(先例1=シャカ)(先例2=瞬)
  3. あっ……でもシジマさん、良く考えてみたらそのセリフって、目の前のアテナ(神)が今この迷宮において全くの役立たずであることを、図らずしも間接的に告発してることになっちゃいません?




■[場面転換] 「ちょっと あんたたちぃ!!それでこのデストール様をどぉしようってのさ 言っとくけどこれでも清純可憐 あたしの体には指一本ふれさせませんからね」 (13ページ目)
  1. 意訳:「しょせん貴様ら程度の実力ではこのデストールに指一本触れることすらできぬ!(ドオオン!)」
  2. ……良く考えたら言ってる内容はものすごく聖闘士っぽいのだが、なぜかデストールさんが言うとものすごくイヤらしい意味に聞こえる不思議。
  3. っていうか清純可憐だなんてもう、デストールさんってモロに車田御大の好みのタイプそのままなんですね、きゃっ!




■「バカめ おまえと取り引きをしたいから助けたのだ いくらアテナの小宇宙が弱まっているとはいえ さすがにこの先には入りこめん そこでおまえに案内人をつとめてもらいたいのだ 十二宮への案内人をな」 (13〜14ページ目)
  1. 意訳その1:「アテナの力が弱まったのに、オレたちは独力で結界を破ることすらできない」
  2. 意訳その2:「その程度の実力しかオレたちにはない」




■「やってくれればハーデス様からの褒美は思いのままだ」「しかし断ればふたたび穴へ逆戻りよ」(略)「ぬうう〜〜っ あんたたちぃ なめんじゃないわよぉ この蟹座の黄金聖闘士デストール様をを〜〜っ」 (14ページ目) 
  1. いや、さすがにデストールさんの言う通り、この冥闘士の人々はデストールさんのことをなめすぎだと思う。
  2. だってこの冥闘士の人々、どう考えても雑魚だろ!顔が!
  3. 仮にデストールさんが取り引きを断ったとしても、ぶっちゃけ穴に逆戻りさせるだけの実力なんかないだろ、こいつら!
  4. 勝敗が顔で決まる漫画において、この顔立ちは、致命的だろ!
  5. そりゃデストールさんが怒るのも当然だよ!もっとイケメンを連れてこい的な意味で!




■「さあ 行くわよぉ 十二宮へレッツゴォ――ッ」 (15ページ目)
  1. って、ええっ!?
  2. こいつら連れて行くのかよ、デストールさん!
  3. こいつらでいいのかよ、デストールさん!(主に顔的な意味で!)
  4. ……しかし1コマ前まであんだけガチで怒りに震えていたというのに、このデストールさん、妙に変わり身が早いな。ふむ。




■[場面転換] 獅子宮 「シジマの小宇宙がとぎれがちだ…」 (15ページ目)
  1. シジマさんの小宇宙は感じとれるのに、シジマさんの思念のほうは感じ取れなかったんですね、カイザーさん……
  2. だから「仁智勇」じゃなくて「仁力勇」だったのか……。




■「シジマはアテナ神殿に流星が落ちた時 まっ先にかけつけたはずだが いったいどうしたのだ?」 (16ページ目)
  1. ていうか、天馬と瞬はシオンの命令のうち、「アテナがピンチ」「教皇が謀反」の部分はきちんと伝えて歩いてたけど、一番肝心の「シジマもピンチ」の部分は、すっかり伝え忘れたまんまですよねそういえば。
  2. ちゃんとシジマさんのことも伝えておけば、今までの各宮の黄金聖闘士の態度も随分と違ったんじゃなかろうかと思うのは、私だけだろうか……
  3. だってそうしたらみんな直接シジマさんに連絡とって、すぐに異常に気づくだろうし……
  4. ↑ちなみにPart24におけるシオンの命令の原文:「天馬(略)おまえが他の宮の黄金聖闘士たちにシジマの件を伝えるのだ」「瞬 おまえも天馬と共に行きアテナを救うのだ」
  5. 今読み返してみても、あまりに的確な命令すぎて泣けてきます。(笑)
  6. きっとあまりにも的確でありすぎたがために、車田御大がすっかり忘れてしまったのでしょう。(笑)




■「教皇の謀反が事実だとすれば…シジマになにか異変がおこっているな」 (16ページ目)
  1. ていうか、シジマさんがカルディナーレさんの白薔薇を食らったのは明らかに何時間も前の出来事ですよね?
  2. だって、当時白羊宮にいた瞬と天馬が、今はもう獅子宮にたどりついてるんだもんね?
  3. だとしたら、そのシジマさんのとぎれがちの小宇宙を察知した時点でもっと早く異常に気づいてやってくださいよ、カイザーさん……
  4. だから「仁智勇」じゃなくて「仁力勇」だったのか……。




■「ガウウウッ!」「やっと現れたか 先ほどから感じていた邪悪な小宇宙は貴様らだな」「オッホホ お待たせしちゃったってわけぇ?」 (16ページ目)
  1. いや、あの、ちょっと、カイザーさん……。
  2. 「貴様ら」とか言って、その先頭の人はどう見てもデストールさんなんですけど……。
  3. 「先ほどから」「邪悪な小宇宙」を「感じていた」んなら、その中に知ってる人がいるような感じとか、しなかったんですか……。
  4. ……それとも本当は感じていたんだけど、「ええい面倒!」って思ったんだろうか。




■「そのぶん殿方をいっぱいつれて来てあげたわよぉ カイザー ウッフン」 (17ページ目)


  1. カ、カイザーウッフン。

  2. デストールさんがカイザーさんにアタックしている……。
  3. しかもものすごいギャルポーズで……。
  4. しかし、このデストールさんのものすごい破壊力によっておかしくなった私の目には、もはやその殿方たちがカイザーさんへのプレゼント(ゴールディ用の食糧的な意味で)にしか見えなくなってきたんだが、いったいどうすれば……。
  5. もはやこれ、モズだか何だかが求愛相手にごはん(虫)をプレゼントしてます的な行為にしか見えないんだが、どうすれば……。




■「デストール 貴様 裏切ったのか」「まあ こわい顔 おこっちゃやーだ」 (17ページ目)
  1. わたし こんかい くるまだせんせいのことを ほんとうにすごいとおもいました いろんないみで
  2. 黄金聖闘士と黄金聖闘士の緊迫の会話でこんなセリフ思いつくなんて ほんとうにすごいとおもいます いろんないみで




■次回予告:「聖域を覆う黒い影。危機的状況にカイザーは!?」
  1. むう。この「聖域を覆う黒い影」っていう書きかたは、この殿方(笑)たちのことだとは到底思えんな。
  2. この表現だと、もっと大物が出てきそうだよな。
  3. まさかいきなりハーデス(アローン)だったりとか、しないよな。
  4. だって今のハーデス(アローン)なんて、仕切りとかもっぱらパンドラ様に丸投げしたまま、ここ5年くらい一度も出てきてないもんな。
  5. しかし、天馬も水鏡先生も獅子宮にいる以上、一応、アローンが現れるための条件はそろってるんだよな……(漫画の事情的な意味で)
  6. むうう〜〜。




■次回予告:柱のあおり文句。「カイザーとデストールが激突!? 緊迫の次号へ!!」
  1. むっ?
  2. 「激突!!」じゃなくて「激突!?」になってるぞ。
  3. こんな、誰がどう見ても激突しかありえないような場面なのに、「!!」じゃなくてわざわざ「!?」になってるぞ。
  4. これはもしや次号、カイザーさんとデストールさんは、激突しないのでは……。




■というわけで、ツッコミ人による次回予想その1(冗談)
  1. カイザーさんとデストールさんは激突しない。
  2. 今回デストールさんが獅子宮まで冥闘士たちをつれてきた理由は、ゴールディさんのランチ調達に苦労しているカイザーさんのため、食料をさしいれに来たにすぎない。
  3. そしてその真の狙いは、カイザーさん(イケメン)のハートをわしづかみにすること。




■……気を取り直して、ツッコミ人による次回予想その2(本気)
  1. カイザーさんとデストールさんは激突しない。
  2. 今回デストールさんが獅子宮まで冥闘士たちをつれてきた理由は、「アテナに異変が起こった」というス冥闘士の言葉をカイザーさんにも直接聞かせて、情報共有および相談するため。
  3. だって「アテナがどっかに迷い込んだ」って聞いたデストールさんが、かなりマジ顔で、しかもそんなに嬉しそうでもなかったからさー。
  4. ちなみに冥闘士たちはその後、デストールさんの妙な踊りによって、一瞬で壊滅する予定。
  5. だってデストールさんなら1秒で全員始末できそうなレベルのザコ冥闘士が、「断ればふたたび穴に逆戻りよ」とかなんとか言ってきて、もはやほとんど有利度10000で不利度0みたいな状態の取り引きになってるというのに、あのデストールさんが交渉すらせずに、そいつらの言いぶんを丸ごとそのまま受け入れるだなんて、普通なら絶対ありえないと思うんだもの!(笑)
  6. まあ少なくとも私がデストールさんなら絶対に、報酬をもっと上げさせるとか、こちらが手汚す部分をもっと少なくさせるとか、何らかの形で値切ると思います!
  7. だから多分、デストールさんが黄泉比良坂で怒りながら「黄金聖闘士なめんじゃないわよぉ」って言ってたのは、「やっぱりアテナが大事だ」ってことなんじゃないかと思う。
  8. ここは敢えてデストールさんに踊らされてみようと思う。
  9. ……まあ車田漫画のことだから、これで本当にデストールさんが裏切ってるという可能性もゼロではないんだがな!(笑)
  10. その場合は、例の「黄金聖闘士なめんじゃないわよぉ」のセリフは、「もっと強いやつを交渉によこしなさいよ!失礼ね!キイイイ!もちろん裏切る気でいたわよ!」……ってことになるんだろうけどな。
  11. むうう。どちらもありえそうな気がしてきた……。




■おまけ:巻末車田コメント。「次号、今シーズンクライマックス!思い切っていくぜ!!」
  1. 予想その1。今シーズンクライマックスは、ハーデス(アローン)降臨。(一瞬で退場する可能性も含めて)
  2. 予想その2。今シーズンクライマックスとは、三巨頭レベルのハーデス軍の新キャラ降臨。
  3. 予想その3。今シーズンクライマックスとは、黄金聖闘士同士の激突。(カイザーVSデストール)
  4. 予想その4。今シーズンクライマックスとは、クロノス様の降臨。
  5. 1→2→3→4の順番でありえる度が高いと思うんだけど、どうかなあ……。(全然自信なし)


<完>


多分続く

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Written by T'ika /2012.7.7