■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part38 魔皇拳の生贄」 ツッコミ
(2011年12月22日発売・週刊少年チャ○ピオン4+5号掲載)
(注意)
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。
■「冥闘士の水鏡? あはあぁん おまえかぁ ハーデスにねがえった もと杯座の聖闘士って奴は」
(1ページ目)
- ていうかこの「あはあぁん」って、何気に妙なインパクトがあるよな……
- 他のセリフはシリアスなのに、これだけフキダシがフニャフニャになってるし。
- やはりこれはシナが作られている様子を表現しているのであろうか。
- しかしそんなことよりも、デストールさんと水鏡先生の2ショットのコマに思いっきり「魔皇拳の生贄」というタイトルが書き込まれている時点で、それ思いっきりネタバレのような気がするのだが。主にデストールさんの死亡フラグ的な意味で。
- デストールさんを愛する一ファンとしては既に不吉な予感で一杯である。
■「まあ冥闘士だろうが聖闘士だろうがどっちでもいいけどぉ あたしがいるかぎりこの巨蟹宮を通すわけにはいかないわよ 覚悟おし!!」 (1ページ目)
- どっちでもいいのか、おい。
- どうやら彼の棺桶愛の前では生きてようが死んでようが敵だろうが味方だろうが本当に一切関係ないらしい。
- しかしこうなると気になってくるのは、以前シジマさんとか以蔵さんとかオックスさんとかが金牛宮あたりからアテナ神殿まで行ったり来たりしてたのは、いったいどんな棺桶を賄賂に貢いでデストールさんに通してもらっていたんだろう。
■「なぁんて言いたいところだけどもうめんどくさいわ 行きたきゃお行き このデストールはいわば死者の番人 ハーデスが勝ったとしたらそれなりの身分は保証されるでしょ アテナが勝ったなら蟹座のままでいればよし どっちにころんでも大差ないってことよ さあ お行き」 (2ページ目)
- 意訳:「棺桶が作れるなら何でもいいです。」
- いや、っていうか、えっ!?だめだろ!だめすぎるだろ!それ!
- こいつ、何のために黄金聖闘士になったのか全く意味不明じゃねえかよ!
- って、ああ、そうか。棺桶の作り甲斐が最もある職場だからか。
- ……って、いやそれ無理ありすぎだろ!棺桶作るためだけにどれだけ死亡リスク高い職場選んでんだよ!
- しかしこいつ、死者の番人だからハーデスも助けてくれるだろうとか甘えたこと抜かしてるけど、個人的にはそんなアテナ軍の黄金聖衣なんか身につけてる時点で問答無用でコキュートス行きだと思うのだが。
■「クズめ アテナを守るべき聖闘士がアテナを裏切るか」「な…なに言ってやがる おまえだってそうじゃないか!おまえだってハーデスに…」 (2〜3ページ目)
- あっ、デストールさんがガチで男言葉になった!
- 駄目ですデストールさん、そんな「アテナ」程度でガチ動揺するなんてまるでタダの小物ではありませんか。
- あなた棺桶以外には全く興味がなかったのではないのですか。
■「そうだ 今は冥王に忠誠を違っている しかし二股かけてうまい汁を吸おうとするおまえとはわけが違う」 (3ページ目)
- そのような清らかな心がけをお持ちの水鏡先生は、是非とも未来の城戸光政翁に会って一喝入れるべき。
- あいつ百股くらいかけてたからな!
■「ぬううっこいつぅ 人が親切に通してやろうと言ってるのにぃ もぉがまんできないわ!このガキどもと一緒におまえも死界送りにしてやるわよ!!」 ゴットオオオン (3ページ目)
- いや、その棺桶の落とし方はねえだろ!(爆笑)
- 「ゴットオオオン」とか、豪快すぎてビックリしたわ!
■「おくらい!!積尸気冥界波!!」 (4〜5ページ目)
- いや、「おくらい」はねえだろ!「おくらい」は!
- 危うく新幹線の中で噴き出すところだったじゃねえかよ!
■「はぁあん? と…とんだのはガキの入った沈黙の棺(オメルタ)だけぇ? な…なぜこいつには通用しないのよぉ? あ…そ…そうか 冥衣はこの世と冥界を自由に行き来できるものと聞いたことがあるわ だから冥界波の力が及ぶこともないってのね もおおっ」 (6ページ目)
- 神話の時代よりハーデスとの聖戦のためにこの世に生を受けてきた(はずの)、代々の蟹座の黄金聖闘士の存在意義が、一秒で完全否定された瞬間。
- そんなハーデスとの聖戦において全く使えねえ技を、代々後世に継承させてんじゃねえよ!(大爆笑)
- つーか、そんな「冥界波が全く使えない」という丸腰同然の状態で聖戦時の巨蟹宮の守護させられるとか、いったい何のイジメだよ!(腹を抱えて悶絶)
■ ドン 「ひ…ひいい〜〜っ こ…こ…この形相は…ま…ま まさか…幻朧魔皇拳にスイッチが入った顔!!今ので!?」 (7ページ目)
- いや、ほんと、「今ので!?」としか言いようがないッスよ、こっちも。
- というかそれ、幻朧魔皇拳にスイッチが入った顔というよりも、どちらかって言うと水鏡先生がなんかそういう風習のある部族の出身だったのかとしか思えない顔なんだけど。(本気で戦う時は目の周りに戦いの入れ墨を入れなければならない)(きっと戦いの踊りも踊ってくれるに違いない)
■「うひゃあ わっ わっ わわっ ひいっ くっそぉ 双子座の奴め とんでもないワルさしやがってえ こんな頭のおかしくなった奴の相手なんかまともにしてられるかい」 (8〜9ページ目)
- いや、ツッコミ人としてはその双子座のアホなイタズラに突っ込めばいいのか、それともこの蟹座のあまりの弱さに突っ込めばいいのか、本気で迷うのですが。
- というかこの話、1ページ目には確か、「激闘、開幕!!」とか書いてあった気がするのですが。激闘?
- ってゆーか、いったいこれのどこが慟哭の叙事詩なんだよ!(爆笑)
■「そ…そうだ あのガキたちを代わりに…ぎゃっ 黄泉比良坂に送っちまったんだっけ」 (9ページ目)
- 慟哭の叙事詩(笑)
■「こ…こうなったらも一度あのガキたちをここにつれて来るしかないわ ったくもお めんどくせえ」 (9ページ目)
- いやとりあえず、もし私がデストールさんならそんなめんどくさいことは絶対にやらず、代わりに全力で巨蟹宮から逃げ出して、後ろに水鏡を引き連れたまま双子宮に駆け込むという逆イタズラを是非ともしかけるところなのだが、いかがか。
■「おおーい 天馬 シューン!どこだあ出ておいでえ!!」 (10ページ目)
- ちょっと何このカニ!本当に黄泉比良坂まで馬鹿正直に天馬と瞬を探しに来てるんですけど!
- ここまでヘタレだといっそすがすがしいよ!
- そして事ここに至った今、これまで私がデストールさんに抱いていた淡い期待は、再起不能なほどのレベルで粉々に砕け散ってしまった訳なのだが(笑)、しかしもはやそんなことどうでもいいわと思わせるほどのこのデストールさんの徹底したクズっぷりは、いっそ尊敬すら覚えるレベル。
■「ひゃっ あぶないあぶない あやうく死界の穴へおちる寸前じゃないの ここにおちたら二度と現世にはもどってこられないんだから さあ も一度つれて帰ってやるわよお」 (10〜11ページ目)
- そんな危ない場所に来させられてしまったデストールさんの死亡フラグがビンビン立ってる気がするのは私だけであろうか。
■「ひ…ひええっ 水鏡ぉ!! お…おまえ冥界波のホールをぬけて わたしのあとを追ってきたのね 冥衣のご利益ってわけ」 (11ページ目)
- いや、ちょっともう、色んな意味でダメすぎだろ、このカニ!
- 犯人を避けて逃げ込んだシェルターの戸締り忘れてどうすんだよ!
- しかも冥衣着たヤツが冥界と現世を自由に行き来できるっていう話なんか、ついさっき自分で確認したばかりだろ!
■ クワッ 「氷槍百蓮華!!」「わわわっ あぶなぁい!ひゃああっ」 (11〜14ページ目)
- うっわこの黄金聖闘士、思いっきり棺桶の陰に隠れたよ!自力で防御すらしなかったよ!
- まさかこいつ積尸気冥界波と棺桶攻撃以外、全く戦闘能力ゼロなのかよ!
- もはやこいつが聖闘士になれた理由が謎だよ!
- というか、既にこいつが聖闘士になろうと思った動機すら謎だよ!
■「うう〜ん」「お…おい しっかりしろ おまえら 出してやったわよ おお〜い水鏡ちゃん ここにもっと殺しがいのある若いのが二匹いるわよぉ」 (14ページ目)
- ゴミクズすぎる(笑)
- ここまでゴミクズだといっそすがすがしい(笑)
■「あっ 水鏡先生!」「はっ 天馬くんあぶない 水鏡先生のあの表情は幻朧魔皇拳にやられている」 (14〜15ページ目)
- いや、とりあえず瞬は幻朧魔皇拳にやられてるアイオリアの表情なんて、直接見たことなんか一回もないだろ!
- アニメのDVDでも買って見たのかよ!
- ご都合展開すぎるだろ!
■「うわあっ す…水鏡先生!?」「天馬くん 先生は双子座の魔拳におかされている 人ひとり目の前で死なないかぎり正気には戻らないんだ」「そ…そんな…バカな」 (16〜17ページ目)
- とか言いながら今現在、水鏡先生は天馬と瞬を両方攻撃しているわけだが、もし万が一、人ひとりじゃなくて人ふたり死んじゃった場合は、ちゃんと正気に戻ることができるんだろうか。
- 戻れなかったら大笑いだよな。
■「けっけ えものは目の前だよん はやくどっちかぶち殺せ 水鏡」 (18ページ目)
- 棺桶を極め尽くしたデストールさんが、今度はゴミクズを極め始めた(笑)
- これはひどい(笑) ひどすぎる(笑)
- しかし、もし私がデストールさんだったら間違いなく、こんなノンキにお手々振りながら観戦などしてないで、即刻1人だけ巨蟹宮に戻って冥界波のホール閉じますけど。
- なんかサバイバル的な意味でも全く使えねーな、この黄金聖闘士。
■「うっ あぶない 天馬くん!」 ガカアッ (18〜19ページ目)
- なんだかうっすらと天馬の心臓に水鏡先生の拳がめり込んでるようにも見えるのだが、もしここで本当に天馬が死んで、「冥王神話・完」ってなって、「次回からは星矢が主役の天界編です!」ってなったら、車田は神だよな。
- なんというかヤケクソでそう思えてきた。
■次回予告「魔皇拳がもたらす悲劇!師の拳が弟子を貫く!!」
- とりあえず御大が師と弟子の悲劇を愛しているのは良く分かったが、せめてもう少し無理のない展開でそれを描いてくれないと、オイラ全く感動できないヨ!
- 今のところ、こんな棺桶以外全く興味のない蟹座の人がいったいどんなわけで聖闘士になんかなろうと思ったのかとか、そもそも蟹座の人はこんな実力でどうして聖闘士になることができたのかとか、何で瞬が一目で幻朧魔皇拳の患者を見抜いてるのかとか、そのへんの展開にあまりにも無理がありすぎて、読者の注意力は完全にそっち一辺倒ですヨ!ポカーンですヨ!師弟の悲劇とか超どうでもいいヨ!
- だいたい魔皇拳の悲劇とか、既に一回見たしな。
- しかも今回の一億倍くらい泣けるやつをな。
<完>
多分続く
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