冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part37 沈黙の棺」 ツッコミ

(2011年12月8日発売・週刊少年チャ○ピオン2+3号掲載)




(注意)
このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。





■扉絵「正と邪、二人の双子座の相克が聖域をさらなる危機へと追い込む!!」(1ページ目)


  1. またかよ!(爆笑)

  2. ていうか、この聖闘士星矢っていうマンガ、あらゆる物事の発端はすべて双子座の相克から来てないか?




■「アベル きさま水鏡にアテナを殺させるつもりか…(略)悪魔め!!」 (2〜3ページ目)
  1. 大変申し訳ないことに、「悪魔め!!」って叫んでる瞬間のカインさんの顔がものすごく簡略化されてるせいで、読者としてはこれをギャグシーンとして読めばいいのかシリアスシーンとして読めばいいのか、非常に心が掻き乱されます。
  2. さすが双子座。まさか敵のみならず読者にまで精神攻撃をしかけてくるとは。
  3. それにしても水鏡先生は、今会ったばかりのアベルさんにまで「あの男のアテナへの忠誠心は疑いようもない」とか、「アテナの首を取る気などない」とか、「なにか別の企みがあって聖域に乗り込んで来ている」とか言われまくってて、私としては一体これでどうして彼の本性がパンドラ様にバレていないなどということがあろうか、いやない(反語)としか思えなくなってきました。
  4. これで、もしパンドラ様が水鏡先生の本心に気づいてなかったとしたら、単なる水鏡萌えのダメ上司確定です。




■「怒ることはあるまい 兄上がやりたいことを私が代わりにやっているだけではないか いくらかくしても私は知っている 善の裏側にかくされた兄上の本心をな」「な…なんだ本心とは…」「悪の心よ」 ドン (3〜4ページ目)
  1. そりゃまあ、あんだけ怪しさ全開の新興宗教勧誘トーク繰り広げてたヤツが、悪じゃなかったら逆に驚くわ!(爆笑)
  2. しかし私は非常に疑問なのだが、兄上が善の裏側で必死に本心を隠しているのはいいとしても、いったい何がどういうわけで、わざわざアベルさんがそれを代わりにやってあげなければならないのだろう。
  3. いったいどこの誰がアベルさんにそんなことを強制しているというのだろう。




■「き…きさま なにをぬかす…」「クックク まあよい これからも兄上は善のマスクをつけているがいい 悪事はすべてこのアベルが代わりにやってやる アテナも聖域も いや この大地すべてもうばい取って 兄上にくれてやるわ」 (4ページ目)
  1. 意訳:「兄上が欲しいものなら何だって盗ってきて貢いであげる!兄上はキラキラのままでいたいみたいだから、全部私が泥かぶってあげる!しかもタダで!無償の心で!」
  2. オイふざけんな!何だこの頼んでもいないのにとんでもない品物をムリヤリ貢いでくる悪徳ホステスは!
  3. つーかやたら偉そうな口調だから一瞬だまされそうになるけど、言ってることの内容を良く考えてみたら、これ完全に日陰で尽くす女じゃねえか!




■「その時を待っていろ クックク」「ま…待てアベル!むうっ」 (4〜5ページ目)
  1. 意訳:「私からのプレゼント楽しみにしててね兄上!ウフフフ!」「ま…待てアベル!むうっ」
  2. なんか一見ヤクザっぽいセリフで誤魔化そうとしてるようだけど、いくら「待っていろ」だの「クックク」だの言ってもこちとら騙されねえからな。
  3. しかしやっぱり突然消えるんだなー。幻影なのか実体なのか実はマッパなのか、全くもって気になるところだ。




■「兄上 何も心配はいらぬ すべてこのアベルにまかせておけばよいのだ ウワーッハハハ」「ぬうう〜〜っ アベルめ…」 (5ページ目)
  1. 意訳:「兄上は何も心配しないでいいの。すべて私にまかせてくれれば、ちゃんと兄上の口座には一億振り込んであげるし、兄上の上司は大阪湾に浮かべといてあげるし、ついでに兄上の奥さんも琵琶湖に沈めといてあげるから。ウフフフフー!」「ぬうう〜〜っ このストーカーめ…」
  2. これは同情する!カインさんに心の底から同情する!(大爆笑)




■[場面転換] 「う…うう…(略) ここが死の国への入口 黄泉比良坂!!(略) デストールの積尸気冥界波によってとばされたのか…テ…天馬くんは…?天馬くんはどこに?」 (6〜9ページ目)
  1. そういえば瞬って意外と黄泉比良坂、初体験なんだな。
  2. 冥界の一番奥まで縦横無尽に踏破し尽くしたヤツが、ほんとに意外だな。




■「あ…天馬くん!い…いや違う…あ…あれは…星矢!!」 (9〜10ページ目)
  1. いや、瞬よ。天馬くんは一応18世紀の人間なんだから、そんな赤いランニングシャツに青いジーンズなんて履いてるわけないと思うぞ。
  2. しかしそれを言うなら、いったいどういう理由で20世紀末の聖域で死にかけてるはずの星矢が18世紀の黄泉比良坂に出現できたんだろう。




■「星矢が死者たちとともに…黄泉比良坂の死の穴へ向かっている…(略)行ってはダメだよ星矢!!星矢ぁぁぁ――ッ」 (11ページ目)
  1. というか、どうして他の死者たちが全員マッパなのに、星矢だけバッチリ衣服着用してるんだろう。




■「待ちなさい瞬」「あ…あの声は…沙織さん!?」「星矢について行ったらあなたまで戻ってこられなくなりますよ」 (12ページ目)
  1. いや、エイトセンシズまで目覚めたヤツに対してそんな今さらって気もするのだが。




■「星矢を救う時間はまだあります 今は戻るのです 黄泉比良坂のホールが消えないうちに…さあ早く!」「くっ」 (12〜13ページ目)
  1. 星矢を救う時間のことはまあいいとして、とりあえず今最も沙織さんに聞きたいことは、なぜホールだけ英語。




■[場面転換] ドシャアッ 「はあぁん なんだおまえ 天馬とかいったわね 黄泉比良坂へ行ったんじゃなかったっけ?」 (14ページ目)
  1. あ、そうか、なるほど。確かに今の天馬くんの実力では、黄泉比良坂へ送られた時点で即刻マッパ亡者組に混じっちゃうもんな。そりゃ巨蟹宮に留まっといてもらわなきゃダメだよな。(作者の事情的に)
  2. むう。何気ない描写が意外と奥深いじゃないか。(笑)




■「ありゃりゃ タガがはずれてやがる」 (15ページ目)
  1. 棺桶の不具合を発見したデストールさんが、動揺のあまり思わず男言葉に!
  2. 棺桶への愛が性的アイデンティティを超越した瞬間。




■「なるほど 早桶がぶっこわれたので途中でまい戻ってきたってわけね」 (15ページ目)
  1. いやこのセリフ、よく考えてみたら、まずくないか?
  2. これじゃまるで、デストールさんが、棺桶がないと敵を黄泉比良坂まで送れない人みたいに聞こえないか?
  3. それって下手すると、デスマスクより使えないってことにならないか?




■「この棺桶屋のデストールともあろう者がとんだ粗悪品を作っちまったようだわ やぁね まったく」 (15ページ目)
  1. さっきのウッカリ男言葉といい、この人の棺桶愛は本当に筋金入りだな。




■「すぐに代わりの早桶を作って も一度あの世へ送ってやるからさ ちょっと待ってなよ あぁ忙しいわぁ」 (15ページ目)
  1. いや、先週の描写を見る限りでは、少なくとも早桶の在庫はあと2つはあるはずなのだが。
  2. 要するにデストールさんは新しい棺桶を作る口実があれば何でもいいんだな!
  3. 「忙しいわぁ」とかいいながら、このデストールさんどう見てもメチャクチャ幸せそうだよな!(笑)




■「ふ…ふざけんなぁ――ッ ペガサス流星拳!!」 ツン 「うっ」「おとなしく待ってられないのなら先に殺してから納棺しようかしらね」 (15〜16ページ目)
  1. の、納棺
  2. そんなサービスまで付けてくれんのか、この人。
  3. すっごい手の込んだアイテムと儀式で、メチャメチャ作法通りやってくれそうですごく楽しみだ、いや、すごく嫌だ。(笑)




■コツン 「くっ」「今からおまえの脳に穴をあけてやる なあに一瞬のことだから痛くはないわよ いや ちっとは痛いかもしれんけどね クッククク」 (17ページ目) 
  1. 納棺する時のことを考えて死体には極力傷をつけないようにしておこうというデストールさんの細心のこだわりに感動すら覚える。
  2. しかし、ここまで無駄なくすべてのセリフが完璧にキャラを立たせてるってのも物凄いよな。
  3. さすがキャラ立ち漫画の帝王・車田。(ちょう褒めてます・笑)




■「さあ お死に!」 (17ページ目)
  1. いや、ちょっと!すげえな、このデストールさんって人!
  2. 「死ね!」すらオネエ語でしゃべるくせに、棺桶に不具合が見つかった時だけはガチ男言葉になっちまうのか!
  3. 歪みなさすぎる!すごすぎる!




■キャアアアン ピシッ 「はぁん!?なによぉ〜〜っ」「シ…瞬!」 (18ページ目)
  1. あっ!ほら!瞬のチェーンが巻きついた柱の隣に、まだ早桶の在庫が残ってるじゃん!
  2. デストールさんたら、どんだけ棺桶作りの口実が欲しかったんだよ!(爆笑)




■「なによなによ どおなってんのよぉ!?おまえは自力で戻ってきたんかい!?」「ネビュラチェーンは次元の空間もとびこえるのです 積尸気のホールがふさがれる前でよかった」 (19ページ目)
  1. っていうか、瞬ったらもぉ、自分の能力に関する重大な機密情報を、聞かれてもないのに敵にベラベラしゃべってんじゃないわよぉ!
  2. いかん。私までデストールさんに毒されてきた。(口調が)




■「ったく やになるわねえ おまえたちには普通の棺じゃダメなのね わかったわよ もぉ ならばこれよ 沈黙の棺(オメルタ)」 (19〜20ページ目)
  1. 「やになるわねえ」とか言いながら特別仕様の棺桶を持ち出してくる時のデストールさんがそりゃもう嬉しそうで嬉しそうでたまらない件について。




■「沈黙の棺(オメルタ)?」「神話の時代からうけつがれた伝説の棺よ」 (20ページ目)
  1. あの、デストールさんには本当に気の毒なんですけど、私の気のせいでなければそんな棺、現代にはうけつがれていなかったように思うのですが、いったい誰がいつ破壊してしまったんでしょうか。
  2. ↑デストールさんマジショック死しそう。




■「アテナに弓引く心悪しき者は吸いこまれ 二度と出ることはできないの」 (20ページ目)
  1. えっ、それじゃどうしてすぐ下の宮の人とか魚座の人とか教皇の人とかはオメルタに吸い込まれていないんでしょうか。それとも単に圏外だったんでしょうか。その棺、ソ○トバンクなんでしょうか。意外と圏外多いんでしょうか。
  2. というか、つまりこれ、デストールさんはアテナに弓引いてないってことなんだろうか。




■「おまえたちはどっちよ 正しき者か 悪しき者か さあ答えよ」 (20ページ目)
  1. というか、この種の質問を見るとどうも反射的に「あなたが落としたのはこの良いジャイアンですか、それとも悪いジャイアンですか」を思い出してしまうのは私だけだろうか。
  2. 棺の中からキラキラの天馬くんと瞬が出てきたらどうしよう。




■「そんなのきまってんだろ」「ぼくたちは正しき者です」「うっ」「なにい!?」「棺に吸いこまれるぅ――ッ」 (21ページ目)
  1. どうでもいいんだけど、「ぼくたちは正しき者です」というセリフは、個人的なイメージではあんまり瞬っぽくない。
  2. どっちかっていうとこういうこと平気で言えちゃうのは、ブッシュ元大統領みたいなタイプの人だと思う。(笑)




■「フッ おバカめ いかなる返答をしても答えたが最後 沈黙の棺(オメルタ)には吸いこまれてしまうのよ」 (22ページ目)


  1. ひっでえ(爆笑)

  2. それじゃ別にアテナに弓引いてるかどうかは関係なかったんじゃん!
  3. えー、せっかくデストールさんがアテナ側の人かと思ったのにー。(笑)
  4. しかし良く考えてみたら、この描写だけではデストールさんが反アテナ側だっていう確証にもならんのだよなあ。
  5. 結局、「再び次号を待て!」なのか。ええ〜い2週間も待ちきれん!
  6. ……しかし、この絶妙なバランス感覚、何だか車田全盛期を彷彿とさせる。




■「さあ 今度はこのデストール様みずから黄泉比良坂まで運んでやるわ そして死の穴へほうりこんでくれるわよぉ」 (22ページ)
  1. え?
  2. 穴へ放り込むって、まさか棺桶ごと?
  3. いやいやいやいや。そりゃないよな。こんな貴重な棺桶を捨てちゃうなんて、デストールさんには不可能だ。
  4. でもそれだと死の穴の手前で2人をオメルタから出さなきゃなんないし、結局フリダシに戻っちまわないか?




■ザッ 「ン? 誰よあんた!?」「冥闘士!ガルーダの水鏡!!」 (23ページ)
  1. うわあああああんデストールさんの死亡フラグがもう来ちゃったよううううううう(号泣)
  2. 前回の予想でカシオミニ賭けてたけど全然嬉しくありません……


<完>


多分続く

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Written by T'ika /2011.12.8