■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part35 光(カイン)と影(アベル)」 ツッコミ
(2011年1月27日発売・週刊少年チャ○ピオン9号掲載)
(注意)
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。
■ハーデス城―― 「水鏡隊全滅!! されど水鏡様おひとりで白羊宮 金牛宮を突破! ただいま双児宮にて双子座と対峙中の模様!!」「フム さすがは水鏡 すでに双児宮まで進んだとはやりおる」 (1〜2ページ目)
- いやいやいや!おかしいだろ!パンドラさんの反応おかしすぎるだろ!
- 部隊全滅させた将校が、なんで「さすが」扱いされてるんだよ!
- 何が「やりおる」だよ!パンドラさんどんだけ目ぇ曇ってんだよ!
- いやしかし部隊が全滅ってことはスパイ役も伝令役も残っていないんだろうに、何でこの人たちフツーに水鏡の現在地を把握できてるんだろう。
- やっぱり教皇とかカルディナーレさんとかの仕業なんだろうか。それとも教皇と魚座以外にも、聖域内部に潜入しているスパイ役の内通者がいるんだろうか。
■「しかしパンドラ様 この先 水鏡ひとりではもはやおぼつかぬでありましょう どうかこのフェルメールに出陣のご命令を(略)」 (2ページ目)
- 今私がテレパシーで読み取ったフェルメールさんの本音:「何が『やりおる』だよ!てめえ贔屓しやがってマジふざけんな!」
■「フッ そう度々逸るでない 今はまだ戦力を温存しておくのだ(略) ここにきてわが軍にねがえる聖闘士が次々に出てきている いわばアテナ軍は同胞どうしで殺しあっているのだ」 (2〜3ページ目)
- まったくだ。
- 「前聖戦では88人いた聖闘士のうち2人しか生き残れなかった」とか聞いてたから、いったいどんだけ壮絶な戦いだったのかと思っていたら、相変わらずアテナ軍が内乱でズガンスガン自爆しまくってるだけじゃねえか!(爆笑)
- っていうか、だんだん不安になってきたんだけど、果たして聖域のヤツらが内乱で自爆しなかった時代って、一度でもあったのか?
■「なのにこちらはほとんど無傷 今にアテナ軍は総くずれになる その時こそ全軍をもって襲いかかるのだ よいなフェルメール」 (3ページ目)
- いや、あの、ごめん、一応全滅してる水鏡隊のこともちょっとは思い出してやったらどうかな!
- 「ほとんど無傷」とか、何気にかなり失礼なこと言われてるよな(笑)
- それともまさか水鏡先生は三巨頭のくせに、全滅しても「ほとんど無傷」とか言われちゃうレベルの最低の戦力しか与えてもらえてなかったってことなんだろうか。
- どちらにしても、思いっきり無駄死にさせられた挙句、その無駄死にそのものがスルーされてしまった水鏡隊の皆さんが気の毒すぎるな!
■[場面転換] 「双子座のカインだと 双子座の黄金聖闘士はその名のとおり双子だというのか」 (4ページ目)
- つうか、生まれて来た双子に「カインとアベル」なんて不吉極まりない名前つける親の顔が見たいわ。
■「なにい 消えた!?」「弟のアベルのことならほっておいてもらいたい ときどき現れては悪さをする あれはただの影なのだ」「影?まさか実体がないとでも?」 (5〜6ページ目)
- いや、弟アベルのことならさっき天馬が思いっきり実体認定してましたけど?
- つーか、実体のくせに何で消えるんだ、アベル。
- それとも天馬が勘違いしてただけなのか。だとしたら前回の「できる子」認定を即刻返還していただかなければ。
■「わからぬ ただ幼い頃より現れては消える そうしながらいつも私のまわりにいることは確かなのだ」 (6ページ目)
- っていうかこの双子座のカインとかいう人、よくそんな無茶苦茶プライベートなことを敵に向かってベラベラしゃべりまくれるよな。
■「そうか ならばとりあえずここで倒すべき相手は…きさまだということだな!」 バチイッ ドカアッ ダン 「つ…強い…この男 さきほどのアベルに勝るとも劣らぬ…いやそれ以上の強さだ」 (6〜8ページ目)
- いや、敵の強さがインフレしているのか、水鏡先生の強さがデフレしているのか、読者としてはそれが問題だ。
- まあとりあえずPart27であまりにも拙速に「水鏡先生>現代の黄金聖闘士全員」と結論づけてしまった不死鳥座のブラコン男は、後で正義のライトニングプラズマ100連発の刑な。
■「待てと言ったのがわからんか」 パアアアン ドシャッ 「むううっ この圧倒的なパワー… じ…実力が違いすぎる…」 (8〜9ページ目)
- いや、ていうか、むしろおまえそれでも三巨頭なのかよ。
■「このカイン 無益な闘いは好まぬ いかなる敵であってもだ」「こ…この男から立ちのぼる正義の小宇宙は…まぎれもない本物… このカインこそまさしく力と正義をかねそなえた真の聖闘士だ」 (9〜10ページ目)
- なるほど、とりあえず原作者の考える理想の聖闘士イメージは透けて見えたぞ。
- 要は実力のある人ほどケンカしないってことですね!(←ほんとか)
■「水鏡と言ったな 君は私とどこか似ているようだ」「似てる?」「君もなにかに苦しんでいるのではないのか(略) 出来れば私に話してみてはどうか(略) さあ 話してみたまえ」 (11ページ目)
- !?
- ちょ…ちょっと!なんか突然カインさんのお話が新興宗教の勧誘っぽくなってきたんですけど!?
- 少なくともこれ、現代日本社会なら確実に、「新入生の皆さんは絶対に目を合わせちゃダメですよ!ついて行っちゃダメですよ!連絡先教えちゃダメですよ!」レベルの危険信号なんですけど!?(爆笑)
■(な…なんという慈愛に満ちた瞳だ こ…この男ならわかってくれるかもしれない わたしの苦悩を…真実を…)「うう…カ…カイン…じ…実は…」 (12ページ目)
- 自称・刎頚の友が、五秒で新興宗教に惨敗した瞬間。
■[場面転換] 「ケッケケ いかがあそばれましたフェルメール様(略)」「ちっ フログか」「はい ケッケ 地寄星フログのミーヤンでござりまする」 (13〜14ページ目)
- 地寄星のキャラデザに対する作者の態度があまりにも歪みなさすぎて、もはや感動を覚えるレベル。
- というか、ゼーロスの時よりもさらにひどくなっているような気もする。(笑)
- いや、だって少なくともゼーロスさんは、舌はちゃんと口の中にしまうことができていたわけだし。
■「お見受けしたところ水鏡様に対するうらみがおありのようで…ケッケ」「ミーヤン よけいな口出しをするな」 (14ページ目)
- あの、ちなみに、私以外のすべての人間にとってどうでもいい情報だと思うのですが、子供の頃うちで飼ってたネコの名前がミーヤンでした。
- つーか、なんでこの冥闘士の名前、ミーヤンっていうんですか。ミーヤンとカエルとの間にいったいどんな関係があるっていうんですか。それとも私が知らないだけで、ミーヤンってもしかして本当はものすごくカエルっぽい単語だったんですか。
■「パンドラ様がどこまで水鏡を信用しているか知らぬが 奴はこちらにねがえってはおらぬ」「ケロ!?」「奴は根っからのアテナの聖闘士だ 今に必ずシッポを出す 見ておれその時こそ水鏡の命はない!」 (14〜15ページ目)
- ケロ!?
- いや、水鏡先生のシッポならもうとっくの昔に10本くらい出てるような気がするんですけど!?
- 見え見えすぎると思うんですけど!?
■[場面転換] 双児宮――「どうした水鏡 なぜ話さぬ?」「や…やはり…話すことなどなにもない…私がめざすはアテナの首ひとつ…」「ならばここで君を倒さねばならん(略) 覚悟はよいか」「くっ」 (16〜17ページ目)
- っていうか今こいつ、縁もゆかりもない新興宗教相手に、随分と本気で打ち明けかけてたよな。
- 相当あぶなかったよな。
- てーか、もしこのカインさんが裏切者でハーデス軍のスパイだったら、一体どうするつもりだったんだよ!このスットコドッコイ!
- ただでさえハーデス軍の情報収集手段が謎に包まれすぎてて要注意だっていうのに!
- まあしかし、とりあえず分かったことは、やはり水鏡先生のメンタルはガチで豆腐すぎるということだ(笑)
■カラアアン 「ど…どうかしたのかカイン?」「な…なんでもない…は…はやく…早くこの場を去れ…さ…さもないとまたあいつが…」「なに?」 (17ページ目)
- いや、あの、何かちょっと全然よくわからないんですけど、とりあえずカインさんは今、思いっきり水鏡先生を倒そうとしてたところじゃなかったんですか?
- なんでアベルが出て来そうになった瞬間、とつぜん水鏡先生を助けようとし始めてるんですか?
■「クッククク 行かせるか おまえの命はオレがもらう」「うっ 弟のアベル また現れたか こ…今度は兄のカインが消えた」「クックク おしえといてやるが あの男はオレの影よ 幼い頃よりオレのまわりに現れては消える」 (17〜19ページ目)
- あのさ、もう何かこれ、アベルとカインってほんとはグルなんじゃねえの?
- とりあえずお互いのことは「あの男はオレの影よ」とか何とか言っとくことにしようぜって、あらかじめ二人で口裏合わせてんじゃねえの?
■「(略)だがオレは違う 欲しいものはどんなことをしても手に入れる たとえ神にそむいてもだ ククク」「むううっ まさしく正と邪 いったいどちらが双子座の実体なのだ!?」 (19ページ目)
- いやまあ一応天馬くんの言葉を信じるとすれば、アベルは実体であるらしいのだがな。
- しかも水鏡先生の直感によれば、カインの正義の小宇宙も本物らしいんだがな。
- しかし、何だか天馬くんの言葉よりも水鏡先生の直感の方が遥かにうさんくさそうに思えるのはなぜだろう(笑)
- つーか「正」の方は新興宗教だし「邪」の方は小役人だし、どっちが実体でもロクなもんじゃねえな!
■というわけで、双子座の正体に関する超適当な私の予想:
- ズバリ、どっちも実体。
- そして本当は2人はグルで、暗黒ドラゴンみたいな連携プレイをやっている。
- だが双子座の聖衣がひとつしかないので、2人いっぺんには出て来れない。
- だから実は1人が聖衣着て出てきてる間、もう1人はマッパ。
■そして次回予告:
- 「次回掲載は春頃を予定!!ますます熱を帯び拡大する新世紀銀河神話、刮目!!」
- まあお約束として一応ここに証拠を記しておくことにする。(笑)
- そんなわけで、きっと私のレビューも1年程度の遅れなら、冥王神話的にはバリバリ許してもらえるんじゃないかと思います☆テヘ!
<完>
多分続く
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