冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part27 白羊宮の死闘」 ツッコミ(ネタ部屋辞典風)

(2010年9月9日発売・週刊少年チャ○ピオン41号掲載)




(注意)
このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。





■(扉絵)「アテナのために、そして友のために…。その道が修羅であろうと突き進む!!」(1ページ目)
  1. というアオリ文句と共に、死屍累々折り重なる孤独な一本道を踏みしめながら、深刻な顔をした渋い一輝にいさんが白羊宮へと向かって来てる。
  2. いや何かムダに悲壮感漂わせてるけど、それ勝手に修羅にしてんのアンタだから。別に味方まで倒す必要とか、まったく無いから。
  3. てーか、その死屍累々、良く考えたら全部シオンが倒した敵じゃね?




■「フェニックス一輝とやら アテナのもとへ行くのに敵も味方も関わりなく倒して通ると言ったな(略) しかし見たところ最下級の青銅聖闘士だができるかそれが…」(2〜3ページ目)
  1. 天馬くんに人として男としての正義を教えてくれた水鏡先生は、どうやら超階級主義的差別論者だった模様。
  2. ちなみに243年後の黄金聖闘士アリエスのムウさん(20歳)の証言:「聖闘士の優劣はなにもまとっている聖衣できまるものではないのです…要は小宇宙です!!」
  3. そんな致命的なことに比べたら割とどうでもよいのだが、柱に書かれてる「ガルーダVSフェニックス、神鳥をまといし2人が激突!!」っていうアオリ文句が地味に新鮮。
  4. ↑言われてみればたしかに2人とも非実在大型鳥類つながりなんだな。気づかなかったわ。
  5. ↑もしかして、原作者の人はジャンプ連載時の「アイアコスVS一輝」の際にも、本当はそれ意識してたんだろうか。
  6. ↑実は20年越しの裏設定ご開帳ということなんだろうか。だとしたら地味にすげえな。




■「ならばこの水鏡が受けてやろう こい」(3ページ目)
  1. いや、せっかくそこのフェニックス一輝とやらが味方も倒すって自分で言い出してんだから、当然ここはまずヒヨコを犠牲者として差し出すべきだと思うのだが。




■「言われなくとも!」 カァン 「なにい 水鏡のマスクを飛ばすとは…」(3〜4ページ目)
  1. どうでもいいんだけど改めて見るとこのマスク、神鳥ガルーダの割に何かヘンなカミキリムシの触角みたいなのとか、ミノタウロスの角みたいなのとか、そんなんばっかり生えてんだな。




■「おそいな」 バコオッ 「わたしがその気ならおまえの頭は粉々に砕けていた」(4〜5ページ目)
  1. 一輝にマスクを飛ばされたことを誤魔化すためか、「まだその気にすらなっていない私」をやたらアピールしている水鏡先生だが、ぶっちゃけ「テキトーな気分で青銅と遊んでいたらマスク飛ばされました」の方が、事実関係としてはよっぽど恥ずかしくね?




■「そうか ならば本気で行くぞ!」 ガカアッ ドゴオッ 「くっ うう…」 ガクッ 「つ…強い この男の実力は今まで会った黄金聖闘士以上…」(5〜8ページ目)
  1. いや、そんな光の速さでヘタレられてもこっちが困るよ!
  2. ていうか、そんな2ページの戦闘だけで今まで会った黄金全員全否定されても、黄金聖闘士の人たちだって困るよ!
  3. だいたい水鏡がまだ何ひとつ技すら出してない段階でいきなりそんなこと言い出されても、説得力皆無でこちとらポカーンだよ!




■「少しはやるようだがまだヒヨコだ(略) しかしヒヨコでも敗者には死あるのみ!」 (8ページ目)
  1. まったくピヨピヨピヨピヨと、やたらヒヨコばっかり出てくるマンガだな。




■「くっ」 ピシッ ドシャアッ 「むううっ 今なにを打った?」(8〜9ページ目)
  1. ヒヨコヒヨコ連発してカッコつけてたら、めっちゃマトモに幻魔拳食らいました。
  2. 作者による全力のシリアス演出に騙されがちだが、実はこれ、水鏡先生、何気にものすごくマヌケなんじゃないか?




■(にいちゃん…水鏡にいちゃん 死ぬの?ぼく死んじゃうの?)「あ…ああ…水清…くっ こ…これは…まさか…」 (10ページ目)
  1. 幻聴アゲイン!幻覚アゲイン!
  2. つーか最近このマンガ、ほとんど毎週誰かが幻覚と幻聴に苦しんでるような……。
  3. しかしさっきから非常にクールでニヒルな反逆者役(ツンデレ)を気取っていたり、冥衣が非実在大型鳥類だったり、黒髪に老け顔のアジア人だったりと、どうもやたらとキャラが一輝にかぶる人だなあ水鏡先生はと思っていたが、なんだやっぱりブラコンか。




■「シ…シオン お前と一輝の首はあずけておくぞ」「ま…待て水鏡 水鏡…」 (11ページ目)
  1. グッダグダやな。
  2. 宮を通過する方もヨロヨロすぎなら、宮を素通りさせる方もヨロヨロすぎる。
  3. というわけで、今週のタイトル的には残念なのですが、はっきり言って「死闘」を感じる余地など全くありません!どちらかっていうと「ヨッパライのお笑いゲンカ」的な印象です!
  4. それにしもこのアリエスの黄金聖衣を着てるヒヨコは、前回の連載から座り込んだきり一体いつまでへたり込んでいるつもりなのか。
  5. この非常時に使えねえやつだな!




■「瞬 傷の具合はどうだ!?」「大丈夫です天馬君!!」(12ページ目)
  1. 細かい話だが、瞬が初対面でまだあまり親しくなっていない味方にきちんと敬語を使っているあたりなんかは、ジャンプ連載時のキャラ設定にとても忠実で好感が持てます。
  2. 何となくだが、車田氏は最近このNEXT DIMENSIONを執筆するに当たって、昔の原作を相当読み込んできているような気がする。
  3. いやだって最近あまりにも芸が細かすぎるし。あと最近あまりにも過去の原作がオマージュされすぎているし。(大笑)




■「よし 金牛宮はもうそこだぜ」「うっ」「はっ」 ドオオオン 「おまえらどこへ行くつもりだ」「オックス!」(12〜14ページ目)
  1. いや、あの、ごめん、もうそのオックスさんの体格、もはや完全に巨大合体ロボか何かにしか見えないんですけど。(対人間比)




■「なに?教皇と魚座が謀反?バカなそんな話がにわかに信じられるか」「くっ やっぱり石頭め」(14ページ目)
  1. いや石頭とかじゃなくて、一般的にはそれこそがごくフツーの常識的反応ではないかと思うのだが。




■「すんなり通すとは最初から思ってないよ 行くぞ瞬!」「うん!」 キャラアアアン ビシッ ドカアッ 「まったくチョロチョロとめざわりな うせろガキ共」 カッ (14〜17ページ目)


  1. いやもうコレ完全に巨神兵だろ!

  2. オックスさんの全長、何十メートルあんだよ!!!
  3. もはや天馬と瞬が二人乗り込んで操縦できるレベル!!!




■(!)「おまえら立てるか?ならば先へ行け」「エ?」「どうやら事態は急を要するようだ おまえたちの言うようにな」 ドオオオオン 「ああ…冥闘士」(17〜19ページ目)
  1. ビミョーによくわからないのだが、まさかオックスさんは今ので「教皇と魚座が寝返った」話まで、なし崩し的に信用したわけじゃないんだよな?
  2. 冥闘士が来ただけなら「そのへんに隠れとけ」だけでいいはずなのに、良く考えてみると「先に行け」の意味が全くわからん。まあいいけど。




■「奴らだけじゃない あとからとてつもなく強い奴が向かってきている」「エ?」 (19ページ目)
  1. まあストーリーの流れ的に、その強い奴ってのは水鏡先生のことなのだろうが。
  2. しかし私は心の底から疑問なのだが、そんなとてつもなく強い奴が何で聖域では白銀聖闘士にしかなれなかったんだ?




■「くっ こ…この精神の乱れはまさか… い…いやまちがいない 一輝の打った拳は伝説の… はぁ はぁ はぁ はぁ あ…あの伝説の魔拳…鳳凰幻魔拳!!」(20ページ目)
  1. いや、今し方「とてつもなく強い奴」って言ってくれたばかりのオックスさんには申し訳ないのだが、この、思いっきりダメージ受けて膝からくずおれたきり立ち上がることもできずにヨロヨロしてる人、今の時点ではどっからどう見ても全然強そうには思えんのだが。


<完>


多分続く

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Written by T'ika /〜2011.1.29