冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part25 血涙」 ツッコミ(ネタ部屋辞典風)

(2010年8月26日発売・週刊少年チャ○ピオン39号掲載)




(注意)
このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。





■(扉絵)「ここから先は一歩も通さん!聖域に迫る黒き脅威をシオンが迎え撃つ!!」(1ページ目)
  1. 作者が意識してやってるのかどうかは全くわからないが、この扉絵の水鏡VSシオンの構図、何気にジャンプコミックス20巻に収録されてる扉絵イラストの「パピヨンVSアリエス」の構図にウリふたつ。
  2. えええ、ちょっとー!わざとだとしたら、めちゃめちゃ芸細かくないですかー!




■「水鏡 ひとつだけ聞かせてくれ」「言わぬ」「いったいなにがあった?おまえほどの男が…アテナを裏切ってハーデス軍にねがえったその訳はなんなのだ」「言わぬと言った」(2〜3ページ目)
  1. つまり水鏡先生は、幼い頃からの刎頚の友にすら打ち明けられぬほどの、こっ恥ずかしく、情けなく、みっともなく、けしからん理由によって、ハーデス軍に寝返った、と。




■「クックク水鏡様 あの男はわれらにおまかせを」「クリスタルウォールがないのなら瞬殺でここをうち破ってみせましょう」「やめておけ おまえたちでは百人かかってもあのシオンには勝てぬ」(3ページ目)
  1. いや、この連載が始まってからの一連の描写を見る限り、そのシオンはハーデス城の結界に入っただけで死にそうになってたり、以蔵さんに崖を切られただけで下まで素直に落ちて本気でダメージ負ったりしてたシオンなので、私としては非常に心もとないのですが。




■「な…なにを!われらもスケルトンではない!」「正規の冥闘士ですぞ」「ならばごらんあれ!」「われらが粉砕する様を!」 カッ 「げっ」「ぐわっ」 ドシャアッ ガシャアッ ベシャアッ 「な…なんと」「一瞬のうちに…」「逆に粉砕されるとは…」(4〜6ページ目)
  1. どうも前々回からこの連載のシオンがあまりにも突然ヒヨコから妖怪に戻っていすぎて、こちらとしては情報をどう整理すれば良いのか、甚だ対処に困ります!




■「だから言ったのだ(略)おまえらはシオンにかまわず まっすぐこの白羊宮をぬけて先へ行け オレがここにいるかぎりヤツは動けぬ」「わ…わかりました」 ザザザアッ (6〜7ページ目)
  1. あの、とりあえず私としては心の底から謎なんですけど、この部下の冥闘士たちっていったい何のためにわざわざ十二宮くんだりまで連れてこられたんでしょうか。
  2. 戦力的にまったく役立たずなどころか、水鏡先生の監視役ですらないなんて、さすがに予想外すぎます!
  3. 納得がいかないので、以下、真の事情を予測してみた。
  4. その1(本命):実はこの冥闘士たちは、今までのシオンがあまりにもヒヨコすぎたことにようやく気づいた車田がシオンの業績を上げさせるためだけに用意した捨てゴマ。(やられ専用)
  5. その2(対抗):実は本当はアテナを裏切っていない水鏡先生が、ハーデス軍の戦力を少しでも削ぐために部下をわざと無駄死にさせようとしている。(鬼畜)
  6. その3(大穴):実は水鏡先生はガチで心の底からハーデス軍に寝返っているので、監視の必要が全くない。(笑)




■「カアッ」 バササ… 「ふうっ」(8ページ目)
  1. おおお!ヘカーテさん、生きてた!
  2. しかも、カラスがヘカーテさんに変化した!
  3. つーか、さっきから地味に芸が細かいな車田……。
  4. (こういう細かさは私は好きです)




■「えらい目にあった あやうく一千光年の彼方へとばされるところだったよ アテナなんかにかかわったのがいけなかったわい」(8ページ目)
  1. あの、ほっと一息ついてるところ悪いのですが、ヘカーテさんの黒衣の破れている穴の場所が、あまりにもさりげなく際どすぎると思うのですが。
  2. バストギリギリすぎるだろ!
  3. しかもこれどう見ても、裸コート。下に何にも着ていない。
  4. いったい誰向けのサービスなのか、車田を小一時間問いつめたい。




■「アテナといったな 話を聞かせてもらおうか」「だ…誰だいおまえ?」(8〜9ページ目)
  1. で、出たーー!!!
  2. 一輝様(ストーカー)が出たーーー!!!




■「おまえなんかに話すことなんかないね あたしゃ月の魔女ヘカーテだよ」 ドカアッ 「わっ わあああぁ――っ」(9ページ目)
  1. さすが一輝様、女だろうが子供(見た目が)だろうが、全く容赦ありません!
  2. しかもヘカーテさんの座っていた柱を足で蹴とばして揺らして落とすという、仮にも神様相手に敬意のカケラもない鬼畜っぷりです!
  3. つーか、カナブンか何かかい、ヘカーテさんはよう。




■ ザッ 「きゃっ」 (10ページ目)
  1. ヘンタイだ!!ヘンタイが現れた!!
  2. 落下する幼女を受け止めるのに、さりげなくわざわざ尻を持つな、尻を!!!
  3. マジで誰向けのサービスなのか、小一時間車田を(略)




■「聞かせてもらおう アテナのことを」「あ… あ…」(10ページ目)
  1. 何のフラグを立てとるんじゃお前らは。
  2. しかし10cmの至近距離から一輝様と目と目で見つめあって命に何の別状もないとは、さすがヘカーテさん、ダテに女神はやってない。




■「オレはアテナの聖闘士フェニックス一輝だ」「イ…イッキ?」(10ページ目)
  1. しかし、先刻から腹がよじれるほどキモ面白いのだが、どうも萌えない。(爆笑)




■「なに?アテナは瞬と共に前聖戦へとんだと?」(10〜11ページ目)


  1. 「瞬と共に」←ここ重要(一輝様的に)




■「それだけならまだしも(略)アテナのテロメアを狂わせちまったんだよ」「テロメア?」「いわば細胞時計さ アテナの全細胞にくっついているテロメアという成長の時計を狂わせちまったんだ 今頃アテナは無力な老婆か赤子になってることだろうよ」(11ページ目)
  1. なるほど。時の神だから、人の肉体年齢も自由に操れるという設定か。面白いな。
  2. しかしどうもこの説明を聞いていると、例えば体はそのままなのに顔の細胞のテロメアだけ狂わされて超老婆顔にされたりとか、はたまた顔と体はそのままなのに胸のテロメアだけ赤ん坊にされて乳真っ平にされたりとかするよりは、実は今回の状況は随分マシだったんじゃないだろうかと、何だかだんだん思えてきたぜ。
  3. 何だよクロノス様ぜんぜん良心的じゃんかよ。




■「な…なんと…それでは…」「ああ 無事に過去へたどりつけたとしてもなにもできやしない むしろ殺されに行くようなものさ いや…もしかしたらすでにもう…」「くっ」(12ページ目)
  1. 一輝様心の声補足その1:「な…なんと…それでは…(瞬の身の安全が…)
  2. 一輝様心の声補足その2:「くっ (このままでは瞬が!)




■「ヘカーテ オレもクロノスの所へ連れて行ってくれ オレは月の神殿にのりこんでアテナに手出しをした頭目を成敗するつもりだったが 尾行していたラスクムーンの姿を見失い ここで迷って往生していたところだ」(12ページ目)
  1. 一輝様心のホンネ訂正:「オレは月の神殿にのりこんで瞬に手出しをした頭目を成敗するつもりだったが」
  2. しかしそれにしても、アテナの聖闘士が迷子になるのは様式美なのか?




■「こうなっては月などはあとまわし 一刻も早くアテナのもとへ急がねばならん」(12ページ目)
  1. 一輝様心のホンネ訂正:「こうなっては月などはあとまわし 一刻も早く瞬のもとへ急がねばならん」




■ オオオオオオオ 「これで邪魔はいなくなった 二人だけなら言えるだろう 真友のわたしに本心をうちあけてくれ 水鏡」「それで冥闘士どもを看過したと言いたいのか」(13ページ目)
  1. いや、そういう事情なら別に看過する必要などまったくなく、フツーに冥闘士どもを全滅させた方が良かったのではないかと思うのですが、シオン様。
  2. なんかだんだんヒヨコ再登場フラグが立ってきたような気がするのは私だけだろうか。




■「ならば言おう オレの本心はアテナの首を取ること以外にない」「そうか よくわかった ならばもはやおまえをかつての友とは思わぬ ハーデスの悪しき走狗としてここで討つ」「こい」「いくぞ」(13〜14ページ目) 
  1. つーか、もはやセリフ中のすべての言葉が、20年以上前にジャンプ原作で誰かがしゃべった既存単語の順列組み合わせだな!
  2. とりあえず、ジャンプ原作のコピーパロディが描きたいんなら、もっとンッパラパーに弾けて想像の斜めスパイラル上くらいで描いてくれないとお笑い度が半減しちゃうんで、そのガチモードのシリアス演出はやめてほしいと思います、御大!
  3. 中途半端にキャラの表情とセリフ回しがカッコイイんで、余計つらいっす、御大!




■ ピヨピヨピヨピヨピヨ!!ピヨピヨピヨ!!ピヨピヨ!!ピヨピヨ!!ピヨピヨピヨピヨピヨ!!!(15〜17ページ目)

  1. ピヨピヨピヨピヨピヨ!!ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ!!!
  2. (意訳:前回まで妖怪だったシオンが一瞬でヒヨコに戻りました!)




■「つ…強い…あの頃より…またさらに強くなっている さ…さすが…水鏡…」 ドシャアッ (18ページ目)


  1. お前が弱すぎるだけだろ!!!!!!!




■「その程度で第一番の白羊宮をまかされるとは笑止 もう一度青銅から修行しなおせ」(18ページ目)
  1. 本当だよ!!
  2. いや、これはもしかして、マジで、最初からハーデス軍に寝返っていた教皇(仮)が白羊宮の守りを崩壊させるために、最もヒヨコっぽいヤツをわざと牡羊座の黄金聖闘士に任命したのでは……
  3. と思わせるほどの惰弱ぶりである。
  4. そうだ、「Part1」におけるテキトーすぎる黄金聖衣授与も、それで全て説明できるぞ。
  5. つーか、さっきから仮にも黄金聖闘士が、聖闘士の初歩的事項について、言うに事欠いて冥闘士の人から説教されてんじゃねえよ!ブチ切れるぞコラ!




■ ポト… 「な…なにい… 血の涙!?」(19ページ目)
  1. やかましいわ!このヒヨコ!
  2. 血の涙を流したいのはこっちだっつーの!
  3. 水鏡先生だってきっとアレだろ、ヒヨコがあまりにもヒヨコすぎるもんだから、せっかく自分が活躍してもこれじゃぜんぜん評価してもらえねーよって思って、悲しくて泣いてんのかもしんねーぞ!!


<完>


多分続く (大爆笑)

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Written by T'ika /〜2011.1.20