冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part23 敵は聖域にあり」 ツッコミ(ネタ部屋辞典風)

(2010年4月1日発売・週刊少年チャ○ピオン18号掲載)




(注意)
このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。





■「カルディナーレ きさまどういうつもりだ」「フッ 教皇あなたと同じですよ (略)命ある者いつかは必ず死ぬ この自然の摂理には何人もあらがうことはできません だからわたしはハーデスに与することにしたのです 死の恐怖から解放されるため 死後の安寧を得るために…ね」(1〜2ページ目)
  1. とりあえず、まずはカルディナーレさんにマジメに聞きたいのだが、ならば何故アナタわざわざ黄金聖闘士なんかになろうと思ったのです?
  2. どう考えても若死に率9割超えだよな。
  3. つーか、それなら最初からハーデス軍に入隊しとけば良かったのに。フツーに謎だ。




■「まさか裏切者が黄金聖闘士にもいたとは…」「フッ わたしだけではありません」「なに まさか他の黄金聖闘士の中にもまだ裏切者がいるというのか それはいったい?」(2〜3ページ目)
  1. どんだけグダグダなんですか前聖戦の聖域 !!!!!(爆笑)
  2. しかしこの魚座のガッカリ展開から類推するに、よもやまさかその裏切者とは、信頼と実績の蟹座じゃないでしょうね?(笑)
  3. まあ、既に「Prologue1」とかでとっくに手遅れになってたような気もするが、一応もう一度言っとくと、過去聖戦のエピソードをすべて現代聖戦と同じにしちゃったら、せっかくの現代のかけがえのなさが、一気に激減するでござるヨ?(詳しくは「Prologue1」の長い長い語りをご覧下さい・笑)
  4. ……とか言いつつも、実は個人的ホンネとしては、この前聖戦は既にお笑い度・ヘタレ度的な意味で現代の聖戦から相当かけ離れてしまった感もあるので、この先いくらエピソードがかぶったとしても、もはや全然構わないどころか、逆にお笑い度がいっそう上がるだけなような気もするのだが。
  5. しかし、つくづく車田すげえな。エピソードのかぶりという致命的な欠点を、まさかこの方向性で、逆に武器に変えてくるとは(笑)。




■「むっ」「うっ シジマが!」「アテナと共にシジマが消えた!!」(3ページ目)
  1. そんなことより、個人的に激しく気になるのは、さっきまでシジマさんの左胸に刺さっていた白バラが、思いっきり血まみれで地面に転がっているという事実なのですが、何ですか、まさかシジマさんは自分で心臓から白バラ引っこ抜いて助かったんですか。
  2. ていうかブラッディローズってそんな助かり方があったの!?
  3. あれは絶対に引っこ抜けない白バラなんじゃなかったの!?そんで必ず最後の一滴まで血を吸い取るんじゃなかったの!?だから怖いんじゃなかったの!?(爆笑)
  4. それなら瞬だって双魚宮で自力で抜いてみれば良かったんじゃないか!アフロの説明を鵜呑みにして、「もしかしたら本当は抜けるのでは」という疑問すらまったく思いつかないなんて、何というお人好しの良い子ちゃんなんだ!(←つーか、我々読者もな…)




■「教皇 ご安心を ご存知のとおり十二宮ではテレポートは使えません 逃走しようとすれば自力で十二宮を下っていく以外にない しかし(略)この下は教皇の間から双魚宮へとつづく道 しかもその間には魔宮薔薇(デモンローズ)の恐怖が待ちかまえています」(4ページ目)
  1. いやとりあえずその俯瞰図を見た印象では、デモンローズの階段に行く前に横のガケから思いっきり飛び降りれば、ぜんぜん近道可能に思えるのだが。




■「もはや追うまでもなく息絶えることでしょう アテナと共に…フッ」(5ページ目)
  1. いやシジマはともかく、無傷のアテナは息絶えないんじゃないかと思うのだが、いかがか。
  2. あんな巨大クレーター作れるような鋼鉄の赤ん坊(しかも神)が赤バラくらいで素直に死ぬとか、よもやまさか考えてなんかいないでしょうね?
  3. というか、デモンローズの道を通ったくらいで死ぬんなら、そもそもさっきからシジマもオックスも以蔵も教皇様(仮)もみんな、一体どうやって教皇の間からアテナ神殿まで行ったり来たりしてたんだろうか。
  4. 近道がないんだから、デモンローズの階段、通ってたはずだよな?




■「むうっ しかし(略)死体を見るまで油断はならぬ 追ってとどめをさすのだ!行けカルディナーレ!」「フッ おまかせを…」(5ページ目)
  1. どうもカルディナーレさんはさっきから、目を閉じて神妙な顔をしながらも、この小物臭の漂いまくる教皇(仮)を内心で思いっきり馬鹿にしてるように見えてならないんですけど。(笑)




■「くっ うう… ア…アテナどうかご安心を…このシジマが必ずお守りいたしますぞ」(6ページ目)
  1. 満身創痍でボロボロのシジマだが、何気にさっき教皇(仮)から破り取ったばかりの法衣の袖を、ちゃっかり全裸のアテナのおくるみ代わりにしている。
  2. ヨロヨロしながら意外と余裕だなシジマ。
  3. それとも、あまりにも教皇(仮)がヘンタイすぎて、思わず差し迫った強い必要性を感じてしまったのだろうか。




■「しかし教皇はおろか魚座までハーデスにねがえっていたとは信じられん… い…いやこの上 他にもまだ裏切者がいるとすれば…ハーデス軍と戦うまでもなく聖域は内側から崩壊するぞ!」(7ページ目)


  1. ていうか既に崩壊しとりますがな。

  2. こんな末期的状況の中、ボロボロになりながら、まるでオバケみたいなフォントのセリフで必死に同僚に呼びかけようとするシジマさんの姿は、非常に哀れを誘います。




■「くっ 以蔵…オックス 気づいてくれ… 外よりも内側に油断してはならぬ…敵は… 敵は聖域にありだ!!」(7ページ目)


  1. つーか、聞いたことねえよそんな聖戦。




■(磨羯宮)「待てオックス 今シジマの声がしたような気がしたが…」「シジマの?オレにはなにも聞こえなかったぞ」「むうっ気のせいか」(8〜9ページ目)



  1. ムゴすぎる。





■「それよりもはや いつハーデス軍が攻めて来るやもしれん オレは金牛宮に急ぐ 以蔵 おまえは自分の磨羯宮を動くな!よいな!」(9ページ目)
  1. いや、やたら偉そうだけどオックスさん、自分の宮カラッポにしてんのはあなただけですから。以蔵さんはさっきからちゃんと磨羯宮にいるから。




■むうっ しかしこのいいしれぬ不安はいったい!?(9ページ目)
  1. そりゃあ、1番目の宮のヒヨコが崖から落ちたくらいで受身も取れずにダメージ負っちゃうような絶望的なヒヨコだと言うのに、2番目の宮の人がこんなところまで来てダベってたりしたら、以蔵さんじゃなくてもいいしれぬほど不安になるよな。




■ガッ ザシャア 「天馬くん わかってください(略)天馬くん」「うう…だ…だめだ おまえを見てると戦意がわかねえ おまえはオレの親友になんとなく似てるんだ」(10〜11ページ目)
  1. えっ。私は全然似てないと思うんだけど。
  2. 主に自律性とか責任感とか主体性的な意味において。(←「part4」ツッコミ参照)




■「天馬くんの親友?」「アローンといって本当に汚れのないいい奴だった だけどハーデスに肉体をのっとられ ハーデス城に連れて行かれちまったんだ」(11〜12ページ目)
  1. いや、少なくとも私の目にはそいつ、思いっきり自分からついて行ってたように見えたのだが。(←「part5〜8」参照)




■「ぼくと同じだ ぼくもかつてハーデスに肉体をとられたことがあるんだ」「むううっ ハーデスはその時代のもっとも清らかな少年の体にとりつくって聞いたけど… そうか… よし ついて来いよ」「エ?」「アテナのもとへ行くんだろ」「テ…天馬くん ぼくを信じてくれたんですね」(12〜13ページ目)
  1. いや、すまんが、今、「そうか…」の部分でどんなウルトラQが起こったのか、頼むから誰か私に説明してくれ。
  2. なぜだ。なぜそんなトンデモ話を聞いて一瞬で信じるんだ。相手がウソついてるとか少しは疑わないのか。
  3. いや今回はたまたま相手が瞬で、こんなウソみたいなトンデモ話がたまたま本当だったから良かったようなものの。




■「だけどこの先 十二宮全部の聖闘士が信じて通してくれるかはわからないぜ どいつもこいつもアタマ固そうだからな」(13ページ目)
  1. いやとりあえず12番目の宮の黄金聖闘士の人は、先程の発言を見る限りめちゃくちゃアタマが柔軟そうでしたが、何か。




■「シオン!」「なに?」(14ページ目)
  1. う ほ っ
  2. 瞬に呼びかけられた瞬間に、シオンがヒヨコじゃなくて妖怪の顔になりました!!
  3. 何コレ普通にカッコイイよ!普通にシオン(本物)になってるよ!普通に現代の聖戦の時の、無敵の鬼畜サド顔になってるよ!
  4. 「おまえ わたしを知っているのか?」「は…はい」 現代聖戦を思い出して無駄に燃えてしまうこの私のパブロフの犬的な脊髄反射はともかくとして、瞬のその「は…はい」っていうのは、どう考えてもぶっちゃけ「うろたえるな小僧」の時のことだよな。
  5. そりゃまあ、あれはあまりにもインパクトがありすぎたから、確かに記憶も鮮明だろうな。




■「だからシオン 今説明したようにこのアンドロメダってのは未来から…」「バカな そんな話にわかには信じられぬぞ」(14ページ目) 
  1. それが普通の反応だよ!
  2. 妖怪だろうがヒヨコだろうが、生物としてはそれが普通の反応だよ!!




■「それに今は戒厳令がしかれている 何人たりとも通すわけにはいかぬ」「なっ だから言ったろ アタマ固いって」(15ページ目)

  1. いや天馬よ。それはお前のアタマが柔らかすぎるだけだ。
  2. さすが、お友達を殺しに来た人々と30分後には仲間になってただけのことはある。(←「part10」参照・笑)




■「しかたありません ここは力ずくでも通るしかないようです」「なに?」(15ページ目)
  1. ここで瞬をガンつけてるシオンの顔が、いきなり貫禄ありすぎて噴いた。
  2. いきなり30歳くらいに見える。(笑)




■ キン 「なにい!? な…なんだいったい チェーンがはねかえされた」「瞬とやら おとなしく退れ これ以上無理押しするなら敵とみなして成敗するぞ」(15〜16ページ目)
  1. とりあえず瞬に応対しているシオンがあまりにも本物のシオン(妖怪)に戻っていすぎて普通にカッコイイと思います!
  2. もはやヒヨコの影も形もありません!
  3. っていうかそれでいいから!このまま妖怪でいてくれて、二度とヒヨコには戻らなくていいから!あのヒヨコ、明らかに、年下の瞬よりもはるかにピヨピヨだったから!




■「さ…退れません」「ならば死にたいか」(17ページ目)
  1. さすが、「待てシオン殺すなよ」の男です。(←「part6」参照)




■「死は覚悟のうえ!」「バカめ!!」 カッ 「クリスタルウォール」「うわあああ――っ」 バアアアン ドシャアッ (17〜19ページ目)


  1. シオンが妖怪に戻っていすぎる。

  2. いいぞもっとやれ!




■「うう…いかなる攻撃もはねかえす牡羊座究極の技 クリスタルウォール」(20ページ目)
  1. 細かいことを言わせてもらうようだが瞬よ、キミは現代の聖戦の中でいったいいつの間にクリスタルウォールを見たと言うのかね。
  2. 紫龍から聞いたのかなあ。




■「だ…だめだ いかに若い頃とはいえ…後の教皇シオンにはとうていかなわない」(20ページ目)
  1. いや……瞬……あんたについ数時間前、ガケから落とされただけで深刻にダメージ負ってたどっかのヒヨコの姿を見せてやりたいよ……。




■「瞬とやら ふびんだがここで眠ってもらうぞ 覚悟しろ」(20ページ目)
  1. さすが、「待てシオン殺すなよ」の男(以下略)。
  2. ていうか、とりあえずシオンさんは、その瞬とやらが本物のアンドロメダの聖衣まとってることに、そろそろ気づいてやって下さい。もし気づいてるんなら、それ聖闘士なんで、トドメささないで下さい。




■「ま…待てシオン オレは瞬に加勢するぜ」「なに?」 ドドオオオン (20〜21ページ目)
  1. この「なに?」って言ってるシオンから隠しようもなくにじみ出る鬼畜サドっぷりと妖怪っぷりに、非常に胸がキュンキュンします。
  2. これぞ本物の正しいシオン!という感じです。(今までのヒヨコは偽物です)
  3. しかし、サガの乱といい、今回のヒヨコといい、ホントにしょっちゅう偽物にすりかわられる人だなあ、シオンは。




■ちなみに、今回のシオンがなぜ突然本物に戻ったのかちょびっとだけ考察してみると、
  1. キャラ単品の設定は変えられても、キャラ同士の関係性は変えられなかったのね、車田サン。 ……ってことだと思いマス。
  2. あと、キャラ単品の設定としても、やっぱり今回のシオン(妖怪)が標準で、今までのヒヨコ設定のシオンのほうに無理がありすぎたんだと思いマス。だからこそオリジナル設定の瞬が出現した途端に、シオンもオリジナル設定に戻ったんだと思いマス。瞬の出現をきっかけに、車田サンが20年前の連載の時のことを思い出して、そっちに引きずられたのではないかと思いマス。
  3. いや、つーか、聖闘士星矢的にはむしろそっちの方が大正解なんで。もう若さとかどーでもいいんで。年齢よりキャラ立ちの方が大事なんで。ぶっちゃけヒヨコとかは他の新キャラで出してくれればいいんで。一輝兄さん(15歳)の貫禄見たら、若いからっていう理由でシオンをヒヨコにするのがいかに間違いか、一目瞭然なんで。
  4. しかしこの先この妖怪シオンがいったい何週間分生き延びてくれるのか、再び偽物(ヒヨコ)にすり代わられるのはいったい何週間後のことなのか、今からとっても心配だなあ!(ツッコミ人はそろそろ悟りの境地に達してきました!)


<完>


多分続く

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Written by T'ika /〜2011.1.5