■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part22 女神のもとへ」 ツッコミ(ネタ部屋辞典風)
(2010年3月25日発売・週刊少年チャ○ピオン17号掲載)
(注意)
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。
■「星矢だって?誰と勘ちがいしてるんだおまえ オレは天馬だ」(1ページ目)
- あまりにも何回も、馬の名前とか別人の名前とかに呼び間違えられ続けたせいで、さすがの天馬くんもキレ気味のようです!
■「行くぞ あやしい奴め!」(1ページ目)
- 非常に素朴な疑問なのだが、天馬くんという人はたしか数時間前まで聖衣さえ漢字でしゃべれなかったようなぺーぺーの聖域デビュー新人のはずなのだが、味方側の聖闘士の顔や聖衣を全員分覚えてるわけでもないのに、いったいどうやって瞬のことをひと目で「あやしい奴」と認定できたのだろう。
- 「もしかしたらこの人はハーデス軍の襲来に備えて聖域を警備している仲間の聖闘士かもしれないぞ」とか、せめて一瞬でもいいから思わなかったんだろうか。
- 瞬に会う前に本物の先輩聖闘士にたまたま出くわさなくて良かったな、天馬。
■「ま…待って!僕は敵じゃない 君と同じアテナの聖闘士なんだ」「ふざけるな!そんな格好したってだまされるか」「ほんとうだ ぼくはアンドロメダ瞬!」「いいかげんにしろ!」(2ページ目)
- いや、そもそも聖闘士の格好というものは、そんな簡単にできるような代物なのだろうか。
- つーか、せめて相手が着てるのが本物の聖衣だってことくらい、ひと目で分かれよ。
- そもそも何でこんな、聖闘士と聖闘士じゃないヤツの区別も付かないような初心者が、聖域の警備担当に振り分けられてんだよ。
■「おまえはアテナ神殿へ降誕されたアテナをねらって来たんだろう」「アテナが神殿に?」(2ページ目)
- 聖域が誇る警備員の青銅聖闘士ペガサス天馬くんは、このようにして戦闘開始1秒で、敵に最重要機密事項をアッサリ漏らしました!
■「そ…そうか 沙織さんも無事にたどり着けてたのか…よかった それならなおさら ぼくも早く神殿へ行かなくちゃ じゃあこれで」(3ページ目)
- 瞬の天馬スルーっぷりがマジで神すぎる。
- 戦闘相手としての天馬に対するアウトオブ眼中っぷりがマジスゲエ。
- まあでも天馬なんて所詮、数時間前まで「聖闘士って何だよ!」とか言ってたレベルの、ぺーぺーの新入りですもんね。そりゃ歴戦の勇者アンドロメダの意識の隅っこにすらカスリませんよね。
■「こいつ!行かせてたまるか!(略)ペガサス流星拳!」「ローリングディフェンス」 カカア 「なにい!?」(3〜6ページ目)
- 瞬 殺 (爆笑)
■「こ…こいつ 流星拳をすべてはねかえすなんて…」(6ページ目)
- しかしここは、「さすが瞬!今までの戦いを通して既に青銅の実力など遥かに凌駕している!」と言って嬉しがるべきなのか、それとも、「だからさあ、そもそもこんな『聖闘士って何だよ』レベルのピヨピヨを戦力にしなきゃやっていけなかった前聖戦の聖域のグダグダぶりって、いったい何なの!」と嘆き悲しむべきなのか、非常に悩むところだ。
■「君には信じられないかもしれないけど ぼくとアテナは未来から来たんだ」「未来?」(7ページ目)
- いや、ほんと、何度聞いても、「自分はあやしい人間ではない」という事情説明を行うに当たって、これほどあやしい言い訳なんか聞いたことねえよな!(爆笑)
■「ハーデスの剣を粉砕するために」「ハーデスの剣だって!?」(7ページ目)
- どうでもいいのだが、このページの1番上のコマの欄外に書かれてある、「愛ゆえの悲しくも凄絶なる聖戦!燃え上がれ、おれの小宇宙!!」という煽り文句が、笑えて笑えて仕方ないのだが。
- とりあえず、聖戦の原因は愛とかじゃなくて、フツーに単なるハーデス様の野望だと思うのですが。
- しかも愛にしてもそれ、沙織さんの超個人的事情の愛なんだから、ぶっちゃけ自業自得だと思うんですけど。
- しかも今のところワタシ的にこの漫画の中で一番悲しくて凄絶だったのは、正直シオンと童虎の、まるで幻朧魔王拳と鳳凰幻魔拳をダブルで食らった上にアタマを1000回くらい打って新しい人格が生まれたのではないかと思わせるほどの、絶望的なまでのキャラの崩壊ぶりなんですけど。あのピヨッピヨの惰弱ぶり、黄金どころか青銅聖闘士の基準からしてもマジでありえないレベル!(主に人格的&精神力的&戦闘能力的な意味で!)
- それに比べたら聖戦の凄絶さなんて全く空気です!お話にもなりません!
■「猶予は三日 それまでに粉砕しなければ友は死ぬ ぼくとアテナも未来へもどることはできなくなってしまう」「むううっ」(7ページ目)
- 車田キャラが!車田キャラがこんなにも物事の要点を簡潔かつスピーディーにたった1コマで説明することができるなんて!(爆笑)
- 歴史に残る快挙だ!神話史上初だ!
■「そ…その友ってのは?」「君とおなじ…
天馬星座の聖闘士!星矢!」
(8ページ目)
- という瞬の特大フォントのセリフとともに画面に現れたのは、「part14」に出てきたお花畑の中で、いまだに車椅子に乗ったまま、超ひとりぼっちの野ざらし状態で放置されている、現代のペガサス座の聖闘士の、超かわいそうなお姿でした!!!
- つーか、おまえら、車椅子の病人ひとりっきりで屋外に放置して来たのかよ!!!!!!(爆笑)
- 何が「三日で友は死ぬ」だよ!そんな瀕死の怪我人お外に放置してたら一日でお陀仏だよ!
- こっちの方がはるかに悲しくも凄絶な物語だよ!聞くも涙、語るも涙だよ!
■ドオオオオン 「は…」「はあはあ」「はあはあはあ」「はあはあはあ」(9ページ目)
- ええい!!!ちょっと待てーーー!!!(爆笑)
- この教皇、前回の登場シーンからいったい何十分間、全裸の幼女見ながら1人でハアハア言ってたんだよ!!!
- 「早く始末せねば…くっ」じゃねえよ!!!(大爆笑)
■(ハーデス城にて)「教皇がすでにこちらへねがえっているというのですか パンドラ様」「フッ 聖域が内側から崩壊するのは時間の問題だ」「むううっ」(10ページ目)
- 裏切り正式認定、早っ!!!
- しかしこうなってくると、神話の時代から今までに、聖域の教皇様が一度でもマトモに聖戦に参加していたことがあるのだろうかという、ぬぐい去りがたい疑問がふつふつと発生してしまうのだが……
■「しかし油断はならぬぞフェルメール 開戦前にアテナが赤子となって降誕したのは予想外のこと そこにはなにか大いなる意志が働いているような気がする (略)それがアテナもハーデス様も超越するような偉大な存在であることはたしかだ」 ドオオオオオン (10〜11ページ目)
- まさかそれ、原作者のことじゃないだろうな!(笑)
■ガシッ 「教皇なにをなさる!」「むうっシジマ!!」(12ページ目)
- ちょっ!この教皇、1人でハアハアしてるとこ思いっきりシジマに見つかってやんの!
- マヌケだ!マヌケにも程がある!見た目だけは例のアイオロスとサガのシーンそっくりなのに、なぜかマヌケ度は当社比1億倍だぞ!
- 「様子がおかしいともどってみればこの有様 乱心されたか!?」「のけ!」 ……しかし本当に、とことんジャンプ連載時の史実に忠実な時代考証だな。(笑)
- いちおう二百数十年も前のお話なんだから、ちょっとくらい現代の聖戦と違ってたってイインダヨ?
■「邪魔立てするならおまえから葬ってくれるまでだ」「あ…あなたともあろうお方が…謀反か…」(12ページ目)
- とりあえず、組織のリーダーそのものが敵方に寝返った場合、それはもはや「謀反」と呼べる段階なのか、地味に気になった。
- 「謀反」どころの騒ぎじゃねえだろ、とビミョーに思わなくもない。
- しかしそんなことよりも、個人的には法衣から突き出ている教皇の手が、見覚えのない聖衣っぽいものを思いっきり着けているのが、激しく気になる。
- というか本物の教皇は、聖衣の下にこんなの着けてただろうか。
- とりあえず私の記憶が間違っていなければ確か、ジャンプ連載分の原作漫画では、シオンが教皇してるシーンの絵では、手は一度も袖から出ていない。そしてサガが教皇してた時の絵では、手は見えてたけどめっちゃ素肌で、何の聖衣もつけてなかった。
- というわけで、この教皇が本物なのか偽物なのか、だんだん本気で気になってきた。
- ちなみにもしこいつが本物であれば、実は聖域の教皇(本物)は、教皇独自の聖衣を法衣の下につけてるんですよってことになる。(サガは偽物なので教皇の聖衣つけてない)
- あるいはもしこいつが偽物だとしたら、誰か聖衣っぽいものを着た奴がこっそり教皇に成り代わってるってことになる。(本物の教皇は聖衣っぽいものは何もつけていない)
- ↑しかしもし偽物だった場合、いったい誰が教皇に成り代わってるんだろうか。今回露出してる手のパーツを見る限りでは、黄金聖闘士にこんな二の腕の露出度が多すぎるような聖衣を着てる人って、いなかったように思うんだけど。
- でも色からすると、冥衣じゃないしなあ。(黄金聖衣や海将軍の鱗衣と同じ黄金色で塗られている)
■「お待ちください いったい何事ですか」「ぬうっおまえは…」「双魚宮の黄金聖闘士 魚座のカルディナーレ」(13〜15ページ目)
- とりあえずカルディナーレさんに対する私の第一印象:髪型が綾波レイっぽい。
- 瞳の色がグリーンなのがアフロと同じだなあ。
- だが「何事ですか」と言いながらスカした顔でマンガに初登場してくるところは、どちらかと言うとムウを彷彿とさせる(笑)。髪の毛うしろで結んでるし。
■「よい所へ参ったカルディナーレ シジマが謀反だ 討ちとれ!今すぐ討ちとるのだ!」「シジマが謀反?」(15ページ目)
- 落ち着き払ったカルディナーレさんに対して、テンパりまくっている教皇様(仮)の小者臭がマジパネエ。
■「フッ 教皇 ご冗談を」「なに」「シジマは聖闘士の中でも特に正義感の強い男 アテナに謀反などおこすはずはありますまい」「カ…カルディナーレ」(16ページ目)
- うおっ!?なんか魚座の黄金聖闘士がものすごく倫理的にマトモでカッコいいセリフを言ってるぞ!?
■「このカルディナーレの目はごまかせませんぞ 謀反人はむしろ教皇 あなたのほうでしょう」「きさま…」(16ページ目)
- マジでこの教皇(仮)、元黄金聖闘士とか、とても思えん(笑)
- カルディナーレさんの方が100倍くらい貫禄がある(笑)
- あーでもそうだよな。良く考えてみたらこの教皇(仮)、初登場のシーンからして、「おまえたちふたりにこれをさずけよう」の人なんだもんな。初めっから威厳のかけらもなかったよな、良く考えてみたら。
■「さあ この白バラによって滅ぶがよい!!」「ま…待てカルディナーレ」(17ページ目)
- うおお!魚座の人がちょうカッコイイ!!!
- それに比べて教皇(仮)の人はどう見ても、マジで殺されそうになってビビってテンパってるようにしか見えない!
- この教皇の正体、誰!? マジで!(爆笑)
■ビシッ 「!」 「な…なにい!? カ…カルディナーレ な…なぜ」(17〜19ページ目)
- !?
- 何が起こったの!?何が起こったの!?
- 一瞬マジでわからなくて3回くらい見返した。
- こ、この魚、シジマ攻撃しよったわー!!
- かえせ!!かっこいい魚座の人の幻想をかえせ!!!
- しかしこんな大どんでん返しの重大シーンにおいて、今となってはかなりどうでも良いことだとは思うのですが、後ろ姿になったカルディナーレさんの髪の結び目に、でっかいバラの花飾りが付けられているのが、めちゃめちゃ気になって仕方がありません。
- 聖域に新たな美的才能が現れた。異能だ。
- やっぱり色んな意味でカルディナーレさんは強烈すぎる。この濃ゆさ、さすが車田キャラとしか言いようがない。キラッキラに輝いている。まぶしすぎる。濃ゆい。
■「フッ 人はなにも正しいほうにつくとはかぎらない 悪く思うなシジマ」「く…ア…アテナ…」 ドシャアッ (19ページ目)
- というか、カルディナーレさんの投げた白バラは確かにシジマの左胸に思いっきり突き刺さってはいるのだが、それってめっちゃアテナ(乳児)の目と鼻の先なんですけど。
- もし本気でハーデスに寝返るつもりなら、むしろアテナ(乳児)を直接狙った方が良かったんじゃないかと思うんですけど。
- 実は裏切ったと見せかけて本当は味方だったというオチですか。それとも素で大ボケしてただけですか。それともカルディナーレさんの中での警戒度&重要度が「シジマ>>>>>>アテナ」だったというだけの話なんですか。もしかしてアテナが赤ん坊なのを見て本気で負けそうだと思って落ち込んで寝返りを決意しましたか。そこんとこどうなんですかカルディナーレさん。
■「天馬くん!こんな所できみとあらそってるヒマはないんだ!いっこくも…いっこくも早くアテナのもとへ! アテナのもとへ!!」 (20ページ目)
- おう。信頼と実績の懐かしいセリフだぜ。
<完>
多分続く
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