■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part19 時空の扉」 ツッコミ(ネタ部屋辞典風)
(2009年10月1日発売・週刊少年チャ○ピオン44号掲載)
(注意)
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度のツッコミが苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。
■連載以前のツッコミ
- 事ここに至った今としてはもはやすごくどうでもいいんだけど、扉絵で目と目で見つめ合いながら右手と左手を絡ませあっている瞬と沙織お嬢様が、けっこう百合に見える。
- 髪を切った沙織さんと瞬の、キャラデザインとカラーリングが結構かぶっているので、御大の萌えポイントがすごくわかりやすいような気がする。
■「ここにクロノスが!」「で…でもオリンポスにこのような広大な湖があったとは……」(1ページ目)
- しかし良く考えてみると、アテナよりヘカーテさんの方がはるかにオリンポスの地理に詳しそうだというこの事実は、オリンポス十二神の一員として非常にどうかと思うのだが。
- そりゃアルテミスお姉様も怒るよ。
■「こ…これは星雲!?」「ひとつだけじゃない 大宇宙のすべての星雲が見えるだろう ここには過去と未来が混在している 時間を超越した存在なのさ」「そ…それではまさしくここは…地上における時空の扉!!」(1〜3ページ目)
- こ、これは!
- なんか普通に聖闘士星矢っぽい!まさに私が知ってる聖闘士星矢っぽい!
- 感動した!普通に感動した!普通に面白いよ!普通に星矢だよ!
- よもやまさかこれが、3年間も同じお花畑の中にいて馬がスケルトンと戦ったり樽から2コも聖衣が出てきたり童虎が「ドーン ガハア ドシャッ」ってなってたりしたマンガと同じマンガだなんて、とてもじゃないが思えないよ!
■「誰か 時の静寂をさまたげるは何者ぞ?」「この声は…」「ああっ おでましだよ 時の神…クロノス」(4ページ目)
- そんなマニアックな神様の声を知っているなんてやはりこのヘカーテさん只者じゃない。
- しかしクロノスの出演が声だけで姿が見えないっていう設定は普通に上手いと思う。
- ものすごく聖闘士星矢って感じがしてものすごく嬉しい!
■「失せよ みだりに時を乱す者はその身をひきちぎり宇宙にばらまいてくれる」「お…お待ちくださいクロノス様 わたしたちはけっしていたずらにここを訪れたのではありません」(5ページ目)
- クロノス様、いきなり激怒。
- そしたらアテナがいきなり「わたしたち」とか言って思いっきりヘカーテさんを道連れであるかのように表現し始めた。
- いや、クロノスに用があるのはアンタ1人だから!ヘカーテさん思いっきり巻き添えだから!タダの通りすがりだから!
■「クロノス様のお力にすがりたく一命を賭して参りました!どうかお話を!」「聞かぬ」「カッ」「うぎゃあああ」「ヘカーテさん!」「あの者の肉体は今粉々に一千光年の彼方へ消しとんだ」(5〜6ページ目)
- いや、ちょっと待てー!
- ひどいよ!ひどすぎるよ!
- ヘカーテさんあまりにも1コマで終了されすぎだろ!
- しかもなんで一命を賭してるのはアテナだったはずなのに、思いっきりヘカーテさんの一命がやり取りされてんだよ!
- しかも良く見たら「うぎゃあああ」のところでヘカーテさん思いっきりボロボロになってるし!そんでその後アトカタもなくなってるし!
- 本当に文字通り粉々ってことかよ!怖えよ!クロノス様すげえよ!
- しかしそれよりも何よりも一番すごいのは、そのまま何事もなかったかのように淡々と話が進んで行ってるとこだよ!
- せめてアテナはもうちょっと悲しめー!
■「そんな盾など効かぬ」「きゃあ!!」(6〜7ページ目)
- もはやこの期に及んでどうでもいい事かもしれないのですが、なんかその見た感じどう考えても粉々に砕け散っているように見えるアテナの盾は、このあと一体どなたが修復するんでしょうか。
■「なにい!?アテナを討ち逃がしたと?(略)ラスクムーン おまえほどの者が返り討ちにあうとは…」「そ…それが… はぁ はぁ」「フェニックス!?バ…バカな…」 ドシャッ 「他にもまだアテナの聖闘士がこのオリンポスに入り込んでいるというのか…」(8〜9ページ目)
- とりあえずこのシーンで一番ツボに入るのは、ラスクムーンさんが「ドシャッ」ってなってるのを完膚なきまでにガン無視してフェニックスについて1人で熱く語り続けているカリストさんの姿だと思います!
- いや、少しは「ドシャッ」ってなってる人のこと、心配してあげて!少しは!
- っていうかまず、目の前で「ドシャッ」ってなってるっていう事実に、少しは気づいてあげて!少しは!
■「神々の地であるこのオリンポスに聖闘士ごときが土足でふみこむとは…なんというおそれ多いことを…」(9ページ目)
- まさか靴を脱いでふみこめばカリスト様は許してくれたんだろうか。
■「も…もはやアテナ様の増長は誰にも止められぬ どうにかしてお命をうばわねば…オリンポスすべての神々の怒りをかい とてつもなく恐ろしいことがおきる!!」(9ページ目)
- いや、盛り上がってるトコロ悪いんだけどさ、いまのロジックだとどう考えても増長してるのは一輝であって、アテナじゃないのでは。
- まったくハタ迷惑な。
■ ジャキイイン ギャラアアアン 「大丈夫ですか沙織さん 遅くなってすみません」「うう…た…助かりました瞬…あなたがひきもどしてくれなければ今頃時の彼方へとばされていたでしょう」(10〜11ページ目)
- ちなみに彼の遅刻の理由はどう考えても「にいさん…」とか言ってたせいです。
- それにしても、あまりにも遠慮なくチェーンでアテナの手首を一本釣りして、そのへんの地面に「ドシャッ」って叩きつけてるあたり、瞬の豪快な漢らしさが垣間見えて非常によろしい。(笑)
- しかし、まさかここに来て「いかなる時空も越えて目標物をつかまえるアンドロメダのチェーン」という設定が生きてこようとは、御大は一体どうしたんだ。ものすごくいきなりクオリティが急上昇してないか。
■「しかしここはいったい?」「時空の入り口 クロノスの場所 ヘカーテさんが犠牲になりました」「おばあさんが!?」(11ページ目)
- いや、だから、「ヘカーテさんが犠牲になりました」ってそれ、あまりにも1行ですませすぎだろ!
- しかし瞬よ……ヘカーテさんがめちゃくちゃ若返ってる姿をしっかり見ていたはずなのに、思いっきり「おばあさんが」って、マジで容赦ないなお前……。
■「せ…星雲がせまってくる!!」(略)「おまえたちは何者だ?時空へ消しとぶその娘をひきもどすことなど ただの人間にはできぬ所行…おまえたちはいったいなんだ!?」(12〜13ページ目)
- まさかクロノス様、瞬はともかくアテナのことまで、「ただの人間」だと勘違いしていらっしゃったのか。
■「お…お答えいたしますクロノス様 わたしはオリンポス十二神のアテナにございます」「アテナ!?ゼウスの娘のアテナか?」(13ページ目)
- どうでもいいんだけど、アルテミス様を「おねえさま」って呼ぶんなら、クロノス様のことも「おじいさま」って呼んであげなきゃ可哀相じゃね?一応ゼウスの父親のはずだし。
- そんで、ついでにポセイドン様やハーデス様のことも、「おじさま」って呼んであげとくべきだったよね!
■「ほほうそのアテナが余に何用か?」「(略)わたしを過去へとお連れ願いたいのです(略)二百年以上の時間を遡り前聖戦の時代へ アテナ軍とハーデス軍の闘いのまっただ中へ!!」「なんのために前聖戦へ行く?」「ひとりの人間の命を救うために!」(14ページ目)
- いや、だから、そのひとりの人間の命を救うにしても、何でわざわざ「前聖戦に」行かなきゃいけないんだろう、っていうのが、今読者の誰もがクロノス様と共有している最大の疑問だと思うんだけど。
■「その者はハーデスの呪いの剣をうけ あと三日の命しかありません」「だから過去へ行ってその剣を失き物にしようというのか」「はい」(15ページ目)
- いや、だから、その剣を失き物にしたいんなら、なんでわざわざ二百年以上の時間を遡って「前聖戦に」行かなきゃいけないのかがわかんないんだってば。
- 普通に現代の聖戦のまっただ中に遡って、その剣が星矢に当たらないようにすりゃーいいじゃん。
- それか、普通に現代の聖戦が始まる50年くらい前に戻って、誰もいないエリシオンでその剣をこっそりと失き物にしてくればいいじゃん。
■「愚かな 運命を変えることはできぬ どうあがこうともその者の眼がふたたび開くことはない そればかりかさらに何人もの命が失われることになろう アテナよおまえの命さえも投げだせるのか」「一命を賭して参ったと申し上げました」 (15〜16ページ目)
- ちなみについさっきアテナが一命を賭してた時には、実際に犠牲になったのはアテナじゃなくてヘカーテさんだったようなんですけど。
■「よかろう アテナよお前の命は余が預かった この星時計が落ちきるまで三日の時間を与えよう それまでに帰ってこねば永久に過去にとりのこされることになる よいな」「は…はい」(16〜17ページ目)
- ぱっと見、巨大な砂時計に見える。
- もしかして、この落ちてる砂の一粒一粒が星だっていう設定なんだろうか。それはいいなあ。普通にかっこいいなあ。
- というか、むしろ御大のクオリティが過去に戻っている。いったいクロノス様とどのような契約を結んだのだろうか。
- しかしドサクサに紛れて思いっきりさりげなく「命を預かられて」いるあたり、このアテナって人、すごいよなあ。何ひとつ変わっていないよなあ。
■「ならば行くがよい 前聖戦への時の入口は星時計の真下の赤い星雲だ」(18ページ目)
- とりあえずパールホワイトとかパステルピンクみたいな、やたらファンシーな色の星雲じゃなくて良かったです。
■「ただしひとつだけいっておく 歴史を変えてはならぬ 目の前でなにがおころうとも歴史を変えるような手出しをしては絶対にならぬ」「承知いたしました」(18ページ目)
- いや、なんかちょっと良くわかんないんだけど、そこでハーデスの剣を失き物にするっていうのは、歴史の改変にはあたらないのか?
- 実はあの剣ってそんなに歴史にとってどうでもいいモノだったのか?
■「この花の鎖がわたしたちをかたく結びつけてくれます 瞬 わたしからけっしてはなれてはなりません さもないとあなたは時空の谷間にのみこまれてしまうかもしれません」「はい」(19ページ目)
- いやちょっと待て。
- とりあえず、その花の鎖、いつの間に作った。どっから出した。
- 「Part14」で星矢にやった花輪と同じタイプのものに見えるのだが、まさか沙織さんは常にフトコロにそんなお花のアクセサリーを常備しているのだろうか。
- というか、そんないかにもすぐにちぎれそうな植物の茎なんかよりも、アンドロメダのチェーンで二人の体を結びつけた方がはるかに効力があるような気がするのは私だけだろうか。
■「では行きましょう 前聖戦の時代へ!!」「うっ」「沙織さん!な…なんてすさまじいプレッシャーだ 体がひきちぎられる!」「オオオオオオオオ」(19〜21ページ目)
- あの、早速ですが、花の鎖、思いっきりバラバラに引きちぎられてるんですけど。
- だからアンドロメダのチェーンにしとけばよかったのに!(笑)
<完>
多分続く
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