■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part14 花の鎖」 ツッコミ(ネタ部屋辞典風)
(2009年2月12日発売・週刊少年チャ○ピオン11号掲載)
(注意)
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度のツッコミが苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。
■連載以前のツッコミ
- 表紙が!表紙が瞬だ!
- 最近では、星矢(または天馬)が表紙になってるチャンピオンはすっかり見慣れて麻痺してたけど、瞬が表紙になってるチャンピオンを見ると、改めて時代と雑誌をものすごく間違えたような、時空を飛び越えたような不思議な気分になりますね……!
- ちなみに今回は「巨弾・19ページ!!」だそうです。
- 「巨弾・8ページ」に慣れ切ったこの身にとってはかなりの刺激です!(笑)
■「星矢 私が作った花の鎖 これがきっとあなたを守ってくれるはずです」(1ページ目)
- 内容とはあまり関係ないんだけど、沙織さんの髪の色がちゃんと原作カラー(薄い茶色)になっていて「良かった!」と思った。
- 「Prologue1」で紫になっていたのは、やっぱり色指定ミスだったぽい。
■「だから早く…早くもとの星矢にもどって…」(1ページ目)
- 「だから」の意味があまりよくわからないんだけど、とりあえず怪我人に元に戻って欲しい場合は、ちゃんとした病院に連れて行くべきだと思う。
■「沙織さん」「ま…まああなたは…瞬!!無事だったのですね瞬!」「はい なんとか」(1〜3ページ目)
- えっ、いや、待って!?待って!?
- 「無事だったのですね瞬」って、何それどういうこと!?
- まさか今ってエリシオンでの戦いの直後なの!?星矢の車椅子を悠長に押してるくらいなんだから、1ヶ月近くは経ってるんだとばかり思ってたんだけど、違うの!?
- てことは、まさかこの人、瞬たちの無事すら確認できてなかったのに、そっちの方は全然気にすることもなく、悠長にお花畑でワンピース着て星矢の車椅子を押してたってことなの!?
- お願いだからちゃんと瞬とか氷河とか紫龍とか一輝とかの心配もしてあげてくださいアテナァーー!!!(絶叫)
- しかし、ということは、この「無事だったのですね」「はい なんとか」という会話は、まさか崩壊中の冥界からどうにか脱出してエリシオンからなんとか生還したことを指して言っているのか。
- そんな大変な出来事がこんなにサラッと何事もなく流されてていいんだろうか。
- 瞬だって一応人間なのに。沙織さんと違って一応人間なのに。(笑)
- 長々とつっこんでしまったがとりあえず、今さら瞬のファッションにはつっこまないぞということで。
■「他のみんなは?」「わかりません」(3ページ目)
- ええええ!? わかんないの!?
■「紫龍も氷河も一輝兄さんもエリシオンにてハーデスを倒したあとどうなったのか…」(3ページ目)
- いや、「どうなったのか…」じゃねえよ!
- 予想外すぎるよ!(笑)
- ていうかこのコマの沙織お嬢さんも、無言でスカして「ほんとにどうなったんでしょうね、お気の毒に、以上」みたいな顔してんじゃないよ!
- 星矢への態度と比べて落差ありすぎだよ!
■「でもボクたちと同じように必ずこの地上までもどってきてると思います」「そ…そうですね(略)」(4ページ目)
- そりゃあまあ、宇宙の塵になったのに人の形になって地球に戻ってきたという前科のある一輝兄さんはそれでもいいと思うけど、一応他の2名は失明したり凍死しかかったりと、少しは人間っぽい部分を持ち合わせていたわけなんだから、もう少し真剣に心配してあげてもいいんじゃないかと思う。
- いやまあ、どうせ何事もなく生きているのに決まっているんだろうけど、せめてポーズだけでもさあ。(笑)
■「サ…沙織さん この星矢は一体? 生きているのか死んでいるのか 生命力も小宇宙もまるで感じないぬけがらみたいではないですか」(4ページ目)
- いや、だからな!まず病院にだな!
- しかしどーでもいいんだけどこのページの下の余白の「前回のあらすじ」、以蔵さんの紹介のところで「牡羊座」に「カプリコーン」ってルビが振られている。
- ぶっちゃけ前回の本文中でもまったく同じ間違いがあったんだけど。(「牡羊座」という漢字に「カプリコーン」のルビ)
- 頼むから、誰か、気づけ。
■「あの時わたしを守ろうとしてうけた冥王の剣がまだ星矢の胸につきささっているのです!!」「そ…そんな!ぼくにはそんな剣見えませんよ!!」(4〜5ページ目)
- 幻覚・妄想が見え始めたらお早めに精神科を受診してください!
■それはハーデスの怨念となってのこった 人には見えぬインビジブル・ソード!(5ページ目)
- ひ、人には見えぬインビジブル・ソード!?
- この言語センスは、かつて『リングにかけろ』の第1話で繰り広げられたあの伝説のポエム「テリブル東京」を、非常に猛烈に思い出す!
- ていうかこれ、剣の存在を証明するものが沙織さんの言葉以外に何もないんだな。
- これが推理小説だったら絶対に「犯人はお嬢様」で確定だな。本当は全然そんな剣なんて刺さってないんだよな。「星矢を独占したかった」とかで、動機の存在までバッチリだよな。
- いやもちろんこれは聖闘士星矢だから、そんな剣が刺さってるってことでいいんだけどさ。(笑)
■(略)「で…ではこのままでは星矢の命は…」「おそらくあと3日」(6ページ目)
- 短っ!!!!!
- ていうか、なんで3日!?どういう根拠から3日と断言!?「おそらく」ってどゆこと!?
■「3日後には剣は星矢の心臓に達し確実に星矢の生命を奪うでしょう」(7ページ目)
- いや、3日後とかじゃなくて、エリシオンの時点で、十分、心臓に達してたようにしか見えなかったんですけど!
- むしろ背中貫通してんじゃないかくらいの勢いで思いっきり刺さってたと思うんですけどアレ!
■「見えぬ剣が少しずつ動いているというのですか」「それがハーデスの呪いなのです」(7ページ目)
- いや、本気で呪いたいならそれ、3日にする必要全然ないよね!?刺さった瞬間でいいよね!?もしくは恐怖を実感させるために5年くらいかけてじっくりジワジワとかの方がいいよね!?
- ハーデスの呪い、微妙に中途半端だな。
■「沙織さん!いったいどうしたら星矢を救うことが!?」「もう時間がありません あるお方に会いに行きます」「な…ならばぼくもお供を…」「シャキイイン」(略)(7〜9ページ目)
- 「ぼくもお供を…」から「シャキイイン」の間に何が起こったのか、一瞬本気でわからなかった。
- 思わず本気でページをめくり返してしまった。
- 沙織さんがさっきまでワンピースを着ていたと思ったら、次のコマでは突然見開き大ゴマでアテナの聖衣を着ていた!
- いや、アテナの聖衣が飛んでくるシーンとか分解されるシーンとかを描くのがめんどくさかったのはわかるのだが、いくらなんでも聖衣着るのに人体動いてなさすぎだろ。
■「ここはスターヒル 代々教皇が聖戦を占う禁区ではありませんか」(10ページ目)
- わかってはいても車田絵のスターヒルを見るたびに心拍数があがってしまうこの私の萌え心を何とかしたい。
■「そうです そしてここは地上で月に一番近い場所でもあるのです」(10ページ目)
- 同様の論理で言えばそこは、地上で太陽にも水星にも金星にも火星にも木星にも天王星にも(略)天の川にもアンドロメダ星雲にも一番近い場所のような気がするな。
- 別に月に限定しなくても。
■「ま…まさか…それではこれから会いに行かれるお方とは?」「わが姉!!アルテミス!!」(ピイイイン) (10ページ目)
- なぜアルテミス!?
- まあ確かにアルテミスの兄のアポロンは「医術の神」っていう側面も持ってるけど、その設定を使うんだとしたら随分マニアックだな御大は。
- もちろん、そういう妙な箇所がマニアックなところが、車田漫画の長所だと私は思っておりますが。
■「(略)うっ足元が!?(略)」「瞬 わたしの側からはなれてはいけません そうしないと時空のはざまにのみこまれて二度と帰ってこれなくなりますよ」(11ページ目)
- エイトセンシズ身につけた奴に対して今さらって気もするがな。
■「サ…沙織さんここはいったい?(略)まさか月の世界?」「いいえ ここはオリンポスのふもと」(12ページ目)
- いやそれさっきスターヒルに登った意味まったくないだろ!
- 少なくともさっきの「ここは地上で月に一番近い」っていうフリは、まったく必要なかっただろ!(爆笑)
- あのセリフが何かの伏線だったのだろうかと通常ならば思うところだが、この漫画の場合はそうでない可能性が大きすぎるから困る。(笑)
■「オリンポス?地上での神々の居住地といわれるオリンポスですか?」「そうです このはるか先に姉上の…アルテミス神殿があるはず」(略)(13ページ目)
- そんな場所が聖闘士星矢世界に存在していたなんて初耳だ。
- 月じゃなくて「地上」だってことは、やっぱりギリシアにあるんですかね?
- じゃあハーデスによる地上侵略の時に一緒に戦ってやれよとも思うのだが。
■「(略)ぼくも聖衣を装着しておきます」 カッ シャキイン 「あれ?神聖衣がもとの青銅聖衣にもどっている(略)」(14〜15ページ目)
- いやそれどころか私の眼にはその青銅聖衣、思いっきりボロボロの破損状態に見えるのだが。
- この聖衣の修復、誰がやるんだ……。
■(略)「でもぼくにはやはりこの青銅聖衣がしっくりきます」(16ページ目)
- うん、たぶん、読者もだと思うぞ。
- しかしこういうことを言っちゃうこの瞬は、とっても瞬っぽくて私は非常に嬉しいんだけど、ていうかさっきから全体的に瞬は常にずっと瞬っぽくて、いい意味で予想外に嬉しいんですけど、これは一体何なんですか御大の愛情の差ですか。
- 前回ヒヨコにされてしまった某黄金聖闘士2名のキャラの破壊されっぷりとあまりにも違いすぎるんですけど、これは一体何なんですか説明しろ今すぐ説明しろ。
- いやそりゃあ私も瞬は大好きなので、ぜひともこのまま持ちこたえていただきたいと思うのですがね。それはそれ、これはこれでね。
- ちなみに言っとくけど、ヒヨコ2名は若いからとか、ヒヨコ2名は青銅出身だからとか、そんな言い訳何ひとつ通用しないんだからな!瞬自体が若くて青銅聖闘士なんだからな!
- なんだか瞬と比較されることによって、前聖戦時のシオンと童虎のダメっぷりが、この上なく、どうしようもなく、なすすべもなく、ハッキリとクッキリと浮かび上がってきてしまった気がする。
- いやまあそりゃあ私はあのヒヨコ2名のことをシオンだとも童虎だとも認めちゃいないけどね。
■(略)「今度はわたしがあなたたちを助ける番です」(略)(17ページ目)
- なんかこのセリフを聞くと、沙織さんがまた敵に捕らわれてみんなに迷惑をかけるフラグのような気がしてならない。(笑)
■二百四十数年前の聖域――(オオオオオオ) (18ページ目)
- いやもう、いい加減に、二百四十何年前なのか、正確に年次特定したらいいのに。
■「フッ以蔵にオックスよ おまえたちにはアテナがどこにおられるのかまだわからぬか」「なに」「誰だ」(18ページ目)
- 今、以蔵さんとオックスさんが出てくるまで、ウッカリこの物語が前聖戦の話だったってことをすっかり忘れてました。アハハ!
- ほんとにお願いだからもうシオンと童虎って名前の2羽のヒヨコのことは完全になかったことにして、この先ずっと話が進まないかなあ…(遠い目)
- しかしこの十二宮テレパシー通信、なつかしいなあ。
■「うっ」「おまえは…神に近い男!静寂(しずか)なる乙女座のシジマ!!」(19ページ目)
- なにいいいい!?
- なんか真っ赤な髪の乙女座の人がいるよ!髪の毛ハネてるよ!そしてやっぱり見た目からしてシャカとは全くの別人だよ!
- やっぱり御大のセンスは正しいと思う。(詳しくは「Part9」の感想の論点その6を参照)
- だがしかし、それはそれとして、「静寂(しずか)なる乙女座のシジマ」とは一体どういうことか。
- 「しじま」を漢字で書くと「静寂」になる以上、これはやはり「静寂なる乙女座の静寂さん」ということなのか。「牡牛座の牡牛さん」と同じことなのか。まさかそんなバカな。
- ていうかやっぱり神に近いんだ。ってことはやっぱりエイトセンシズに目覚めてたんだろうか。ならばなぜ彼は前聖戦でエイトセンシズを使って冥界に行かなかったっぽいんだろうか。
- 色々謎だがまあいいか乙女座だし。
■「感じる…時空のはるかかなたから…この次元に近づいてこられるアテナの大いなる小宇宙が…」(19ページ目)
- 待てーーーー!!
- 過去メインが未来メインに移っていくんじゃないのかよ!まさか、未来の方が過去に来ちゃうのかよ!
- やめてくれ!勘弁してくれ!
- それってつまりシオンと童虎がこの先ずっとあのアホのヒヨコとして描かれ続けてしまうってことなのかよ!いや車田漫画だしまだわかんないけど!
- ああでも前回の感想で書いた「前聖戦の時のアテナは実は沙織さんだったかもしれない疑惑」は、疑惑から確信へと近づきつつあるな……
■過去と未来がついに交錯する!!(ラストの柱のアオリ文句)
- 私はてっきり過去メインから未来メインに移行する形で交錯するんだとばかり思ってたんだけど、実は違うのか?逆なのか?
- でも、それだと天界編につながらないよなあ。アルテミス出す意味もわからないし。
- やばい。結構真面目に展開が読めなくなってきた。
■次号12号 センターカラー巨弾20ページにつづく!!
- な、なにい!20ページだとう!
- 前代未聞だ!信じられぬ!
- でもやっぱりこれくらいページ数があれば、コマとコマとの繋がり方も自然になってすごくいいと思う。今回(19ページ)もネームがものすごく自然に読めたし。(ビックリしたのは沙織さんがいきなり聖衣着てたシーンだけだし)(8ページ時代と比べたら格段の違い!)
■ところで、楽しいので次回以降の予想をしようと思う
- 本命:このまま沙織さんと瞬が過去に飛ばされ、普通に前聖戦を戦い、アローンを改心させて現世の星矢にかけられている呪いを解かせる。(まあ個人的にはこの展開だと黄金聖闘士の中に混じっている偽者のヒヨコ2名の存在が血涙出るほどつらいので、ぜひともやめていただきたいのだが)
- 対抗:沙織さんと瞬が過去に飛ばされかけるが途中で次元のはざまに落ち、それを助けに飛び込んできた以蔵を引き連れて未来に戻ってしまい、天界編に突入。なぜ以蔵かと言うと作者に一番気に入られていそうだから。(だがそうなると現代編でシュラの居場所がなくなる)(アローンと天馬の決着もつかない)
- 大穴:沙織さんと瞬は過去に飛ばされ、前聖戦を戦うのだが、それはあっという間に勝利し、その後みんなで未来に戻って天界編に突入。死んだと思われていた前聖戦の黄金聖闘士たちは実は死んだのではなく未来に来たのだというオチ。(だがそうなると前聖戦の価値が激減し、シオンと童虎が真実のヘタレに)
- 大穴2:沙織さんも瞬も過去には飛ばされず、このまま普通に星矢を元に戻す方法を探す。過去の聖戦を頑張っている人たちには適宜、沙織さんが小宇宙通信を送って励ます。(あっでもそれだと過去と未来、交錯しない…)
- やばい。どんな展開になってもシオンと童虎を元に戻す方法が思いつかない。(元に戻す=「リアルタイム連載の261歳レベルまでという贅沢は言わないが、せめて人として聖闘士として普通にマトモにしてほしい」という意味。)(ていうかマジメな話、せめて現代の若い青銅聖闘士5名並みくらいにはマトモにしてほしいと思います。)
- あ、待てよ。そうか、過去編の時間が突然、数年飛んで、そこでは成長したシオンと童虎がいつの間にか元通りの人格になっており、その状態で前聖戦を戦い始めればいいのか。そこに沙織と瞬がやってくればいいんだ。よし、それだ。それを本命予想に付け加えよう。
<完>
多分続く
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