聖闘士語辞典〜は行

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【バイアン】
  1. 必殺技ゴッドブレスからもわかるように、その肺活量は息吹一つで相手を吹き飛ばし、叩き付けた石造りの神殿の壁に穴を開けるほどの威力を持つ。
  2. ↑ていうかいくらなんでもそれは人間どころか、生物としてひどすぎるだろう。どういう身体構造してるんだ。
  3. そしてマジメにやっているバイアンさんには大変申し訳ないのだが、個人的にはこのゴッドブレスの時の構えの体勢が、まるで横綱土俵入りのように見えて、ジワジワと受けてしまって仕方ない。
  4. この必殺技があるせいで、恐らくシーホースの海闘士は、戦う前にニンニクを食べられないという重い宿命に苦しんでいるのに違いない。




【破壊するということの根本は原子を砕くということなのだという理論】
  1. いや原子自体は普通砕かれないんじゃないかと思うのだが如何か。




【「バカな!みずから両目をつぶすとは!」】
  1. 両目をつぶしても網膜をつぶしていなければアルゴル的には一緒だと思う。
  2. しかしそれって結構な深さで指突っ込まないと厳しいよな…(エグい)。




【白羊宮】
  1. 屋根も壁もない非道い宮。ここひとつだけ廃墟のようだ。
  2. しかし、ギリシア神話では確かに金毛の羊なのに日本語が「きんようきゅう」にならなかったのは、やはり語呂が悪かったからなのだろうか。
  3. 高校時代、薄田泣菫の同名の詩集が文学史の教科書に載っていてかなり気になった。




【ハーデス】
  1. 神話の時代から眠らせてきた自らの肉体をこよなく愛する、究極のナルシスト。
  2. 瞬を拠り代にして復活したが、それまでオルフェの琴を聞いていたりカーテンの陰に来ていたり色々していたのも確かにハーデスだったのではなかったのだろうか。
  3. ↑「今まであのカーテン越しの玉座にかいま見ていた……あのお方は一体何だったのだ…!?」「ま…」「まさか…我々が今まで見ていた あ…あの…」「あのハーデス様は……」。自らの拠り所を揺るがされた冥闘士たちが、動揺もあらわにのたまった爆弾発言。
  4. ↑だが結局何なのか最後までわからなかった。ほんとに一体何だったんだそのハーデス様は!




【ハーデス城】
  1. 地上におけるハーデス軍の本拠地。四方が断崖絶壁な岩山の頂上のわずかな面積に、狭々と建っている。
  2. ↑ていうかもともとはパンドラ一家の屋敷だったはずだが、人間の居住地としてありえるのだろうかこの立地条件。電気・水道・ガスはおろか、どう考えても井戸さえ掘れなさそうだが。




【「バ…バカな 天秤座の円盾が粉ごなになって弾き返されるとは…」】
  1. メインブレドウィナを壊そうとして失敗した紫龍のセリフ。
  2. この後彼らは他の5種類の武器も試してみたが、ことごとく同じ結果となって終わった。
  3. …つーか「粉ごな」って、ハーデス復活間際のクソ忙しいときにムウはそんな状態のライブラの武器を6つも修復させられていたのか…。そりゃあ星矢の聖衣なんぞ直している暇がないわけだ。




【「バカめ棺桶に片足をつっこんでいる老いぼれの言葉など誰が聞くか!」】
  1. この地上の愛と正義を二世紀半もの長きにわたって守ってきた神聖なる聖域の教皇様が、旧友との誼を通じて発した至上なるお言葉。




【ハンギングベアー】
  1. ベアー檄の必殺技。
  2. 「オレがとばされたロッキーの森林ではこうやって大熊をつりあげ何万頭殺したかわからんぜ!!」星矢をつるし上げながらベアー檄が誇らしげに叫んだセリフ。
  3. ↑でもそれって絶滅の危機に追いやってるって言うのでは…。聖闘士が地球の生態系破壊してどうするよ…。
  4. 「オレがとばされたロッキーの森林では」。…「とばされた」って、あんた…。
  5. 微妙に自慢になってない自慢だよな。いずれにしろ。




【パンドラ】
  1. 3歳にして早くも時代劇調台詞回しをマスターして「ハッハハハハハハハ――ッ!!」と笑っていたハーデス城の深窓の令嬢。
  2. 一輝に張り飛ばされて頭を打ち、新しい人格が生まれた。




【パンドラ様のハープ】
  1. 弦と弦の間、開きすぎ。
  2. そもそも弦の太さ、太すぎ。
  3. 思いっきりドスの効いたベースみたいな音がしそう。バイーン!って。


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【「P!P!」】
  1. 天下の黄金聖闘士キャンサーのデスマスクが、破損したペガサスの聖衣を見て思わず得意気に口走ってしまったのりぴー語。
  2. 「ピッ!ピッ!」と読むらしい。




【必殺技】
  1. 初期の頃はその衝撃がキログラム重で表示されていたり、原子という概念を用いた解説がなされていたりしており、そこには物理法則にのっとって必殺技を説明しようという車田御大の熱き小宇宙が感じ取られたものだが、なんか途中からその営みは放棄され、何が起こっているのかさっぱりわからなくなっていった。
  2. ↑とりわけシャカの必殺技のわけわかんない度はもはや芸術の域に達していると思う。
  3. しかしギリシアのお話なのにどうして必殺技の名前はほとんど英語なんだろう。




【「ひとつだけおしえてやる 絶対にシャカの目をひらかせるな!」】
  1. ひとつと言わずちゃんと全部説明してやれよ…。おかげで星矢たち大変なことになってたし…。
  2. しかし問答せずに急いで攻撃すれば目が開かないはずだという解釈も、よく考えてみれば相当なお茶目だと思う。目を開けるには1秒もいらないし、そもそも人の目って別にタイムリミットで開くもんじゃないような…。




【百人の孤児達】
  1. 「孤児」というからには、父親はともかく、彼ら全員の母親もみな死んでいるのだろうか。それってすでに偶然の範囲を超えていると思うのだが。
  2. 施設に入れられたまま学校にもいかせてもらえず、施設の周りには1万ボルトの高圧電流が流れており、ほとんど拉致監禁状態に近い生活環境の中で屈強のガードマンによる体罰が頻繁に行われている。肉親とも無理矢理引き裂かれ、決して会わせてはもらえない。…いくらなんでもこれは、明らかに法の許容範囲を超えてるんじゃないだろうか。
  3. ↑第一、確かに神は光政に100人の子供を聖闘士にしてほしかったのかもしれないが、ここまでしろとは誰も言ってない。
  4. 「孤児を百人引き取り世界の様々な場所へ送り出したのです…しかしこの6年間で90人が行方不明という連絡が来ています」「エ…す…すると残りの10人は…」 いやいやいや!残りの10人じゃなくていなくなった90人のことを、たのむから誰かつっこんでくれよ!
  5. ていうかそれ以前に、やってることが明らかに犯罪。
  6. 結論。絶対にグラード財団を起訴すべきだと思う。




【氷河】
  1. 初登場で花を口にくわえていきなり氷の海に飛び込み、初セリフが「マーマ…」だった時点で、この男のその後の運命は決まったと言えるだろう。
  2. しかし聖域の指令で私闘を演じる聖闘士達を葬りに来たのはいいが、しょっぱなから素直にルール通りトーナメント戦ってんじゃ、結果的にどう見ても同じ穴のムジナでは…。
  3. クールを自称しつつもめちゃくちゃホットな師匠からクールの意味を履き違えて学び、内面化した模様。
  4. 「ああわが師カミュ… この氷河 今こそクールに徹します いかなる敵を前にしても…」 →4ページ後 : 「オ…オレはあの日のことをおまえに何と言ってわびたらよいのか…ア…アイザック オ…オレは…」(滝涙)


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【ファラオ】
  1. 数年前にオルフェが冥界に来るまではハーデス様の一番のお気に入りだったという琴を、バラアアアンと弾くスフィンクスの冥闘士。
  2. しかし私は心の底から疑問なのだが、百八の魔星は今までずっと封印を施された塔に封じ込められていたはずなのに、こいつ一体どうやって数年前に冥界で琴弾いてたんだろう。




【フェアリー】
  1. 死界の蝶。
  2. 単なるパピヨンのペットかと思いきや、偵察報告もできるらしい。
  3. しかしミューのみならずラダマンティスらも普通にこのチョウチョたちから偵察報告を受けていたようなのだが、いったいどうやって意思疎通していたのだろうか。




【フェアリーに死界に連れて行ってもらう】
  1. 言葉だけ聞くとメルヘンチックなイメージが湧いてきて困る…。




【ふしゅらしゅらしゅら〜〜〜〜っ】
  1. カシオスの笑い声。




【フッ】
  1. 一種の間投詞。語句の間に投入して用いる。




【「フッ 見てみたくなったからよ…お前達がどこまで行けるのか…この闘いのゆくえをな…」】
  1. 意訳:「自分達で戦ってこい。手助けは期待するな。」




【暗黒聖闘士】
  1. ブラックセイント、と読む。
  2. 全ての聖闘士に影があるなら、暗黒聖闘士だって88人いるんじゃないかと思うのだが、なのに何故最強の四天王はペガサスとアンドロメダとキグナスとドラゴンなんだろう。
  3. 暗黒キャンサー…。デスマスクより性格よさそうな気がするのは何故だ。
  4. サガが生き返った後のカノンの身の振り方:暗黒ジェミニになる。
  5. アニメでは「あんこくせいんと」にされてしまっていた。……。




【フリージングコフィン】
  1. 黄金聖闘士数人の力でも破壊できないと言われる。
  2. 黄金聖闘士数人ってアテナエクスクラメーションになるような気もするのだが、それでもやっぱり駄目なんだろうか。ていうかそもそも、誰か本当にやってみたことがあるんだろうか。いったいなんのために。
  3. あの巨大な氷を作るには、さぞかし大量の空気中の水蒸気が必要だろう。そして技をかけた後には周囲の湿度は限りなくゼロに近づき、肌が割れ喉がやられ強烈な静電気が飛び散り雷が落ちる、さぞかし苛酷な世界が待っていることだろう。って昔、物理学専攻の友人が言ってた。
  4. わが師カミュによれば、砕くにはこれを上回る凍気が必要らしい。…いや何かそれはおかしいんじゃないかと思うよカミュ!?何となくそれだともっとガチガチに凍るような気がするよ!?
  5. ↑ああ見えて実は氷河を挑発するための巧みな誘導尋問だったりしたら、相当な演技派だな、彼は。
  6. ていうか中にいる人、凍死する前に窒息死するのでは…。




【ぶわあお〜〜ッ】
  1. リュムナデスのカーサの悲鳴。


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【「ヘタをすればこのミロの方が敗北を喫するかもしれん危惧すらおぼえる」】
  1. うわーまわりくど…。




【変態】
  1. 特定の種の動物が脱皮を経て、発達段階によって異なる形態をとること。サナギの形をとって仮死状態を経る場合それは完全変態と呼ばれ、サナギを経ないケースは不完全変態と呼ばれる。
  2. つまり童虎は完全変態、と。
  3. そしてミューも完全変態、と。




【へ… へぐ…へぐ…】
  1. カシオスの悲鳴。


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【北極星と地上の北極の角度のずれ】
  1. 肉眼で観測できるものではないと思いつつやはりシオン、常人ではなかったか(笑)




【ポセイドンによる世界的な大災害】
  1. ジュリアンの誕生パーティーの3日後から世界中で未曾有の大津波や大洪水が続発し、フランスのコートダジュール地方では13万人以上、アメリカ西海岸では5万人以上、ライン川流域では街4つが水中に飲み込まれた挙句、なおも各地で大地震と大津波が相次ぎ、あまつさえそれに引き続いて世界中で長雨が降り続いた結果、累積死者数は100万人以上に及び、その水害規模は歴史上も類を見ないほどであったと言う。
  2. …ジュリアンの洗脳には3日しかかからなかったと見える。洗脳する側がすごいのか、される側がすごいのか…。
  3. 「今度はこの長雨です しかも世界中に降りそそぐために水位がどんどんあがっています このままいけば今に地球全体が水におおわれてしまうのではと心配する科学者も出てきたそうです」。そいつあ大変だ。誰か水循環の法則をその科学者に教えてやってくれ。地球上の水の総量は一定であり、陸の水と空の水とは相互に循環しあっており、したがって今降ってる雨の分の水量は、地上のどこかの海や川で減少しているはずなのだという、義務教育の教科書にも載っているあの有名な法則を。
  4. 「人魚姫のテティスよ 今 世界に降り続いている雨で地上がすべて水におおわれるのはいつ頃だったかな」。海闘士の雑兵の群れを前にポセイドンとして蘇ったジュリアンがいきなりテティスに対してのたまった爆弾発言。
  5. ↑…あなた自分でわからないまま適当に雨降らしてたんですかポセイドン様。
  6. ↑念のため聞いときますが、その水はどこから調達してますかポセイドン様。よもや川や海からとかいうバカな真似はなさっていないでしょうねポセイドン様。当然もちろん言うまでもなく水循環の法則をクリアする方策があなたにはおありなのですよねポセイドン様。
  7. 「ノアの箱舟の時にも四十日四十夜雨が降り続いたといわれます。よってあと30日ほどで大地はことごとく水におおわれることでしょう」。上記のジュリアンの問いに対するテティスの答え。思いっきり聖書まかせ。他人の伝聞。
  8. 「30日か… その時こそおろかな人間が滅びこのポセイドンの支配する聖なる世がおとずれるのだな」。…それでいいのかポセイドン。なんて無計画なんだポセイドン。主体性という言葉は知っているかポセイドン。
  9. ここまで書いてきて思ったのだが、ポセイドン様、実は自分では何にも考えてなくないか…?カノンとか絶対この会話聞きながら、「行ける!こいつ操るの簡単!」とか思ってたんじゃないか…?
  10. 「そして150日たち水が引いたあとはわがポセイドン一族が海はおろかこの大地さえも支配するのだ…」。いや色々言いたいことはあるのだが、とりあえずポセイドン「一族」って何。
  11. ↑しかしもはや地上のおろかな人間共の一員たるソロ家の人々の命運などは、ジュリアン様にとっては何の考慮対象にもなっていないようだ。


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Written by T'ika /1998〜2004.3月