◆◇◆春のシオンムウお花見ツアー 「そうだ、京都行こう」◆◇◆

 ――1日目(5) 参道商店街から駅へ――



このような凄まじく聖闘士的な鍛錬を経た末に、
我々は漸く下界に降り立ちました。
生まれ立ての小鹿、いや子羊のように、両足をプルプルさせながら……。
正直、さっきまで居た世界があまりにもカオスでしかも十二宮すぎたので、
しばらく現実感覚がなくて完全に浮遊してました、意識が。

しかしこの下界がまたディープで。

鳥居を出ると参道にそって商店街が伸びており、
オタクたちの目は雑貨店やら京土産やら、さまざまな萌えアイテムに釘付けです。
食べ物屋さんも色々並んで、あちこちの屋台からは
思いっきり串を突き立てられたスズメちゃんとウズラちゃんの丸焼き
非常に香ばしい匂いを放っています。
スズメちゃんもウズラちゃんも赤剥けで、

割と原型がわかる感じです。

……というか、家畜化されてるウズラの方はともかく、
野生にしか生息していないはずのあのスズメちゃんたちって
いったいどこから捕まえられてきたものなんでしょうか。
まさか、思いっきりそのへんのスズメちゃんだったりするんでしょうか。

なんだか妙なところが物凄く
聖闘士の食生活っぽくてイヤです。

(あっ もちろんこのスズメ焼鳥 伏見稲荷の名物なんですよー)
(さすが十二宮ですねー カオスですねー アハハー)



なお、上の写真は商店街の途中で見つけた大量のガマガエルです。
「この世のガマはすべてシオンムウ」説を提唱中の私としてはとりあえず
予告通り「シオンムウ!」と叫んで写真とってみましたヨ!
(四六のガマ)(今年の3月27日の日記参照)

さらに進んで行くと、今度はソフトクリーム屋さんを発見!
そしたら稲さんがすごい速さでソフトクリーム屋に直行し、
思いっきり当たり前のように自然に
ムウ様色の紫芋ソフトを購入したので、
稲さんからのシオンムウ電波をしっかり受信した私は
やはりこれは当然、私が抹茶を買わねばなるまい と考え
さっそく
シオン色の抹茶ソフトを購入しました。

ところが振り返ってみれば、何と!
思いっきり当たり前のように自然に
ムウ様ソフトを食べ始めている稲さんのお姿が!
ま、まさか!
まさか稲さんはネタではなく、
素で、無意識に、
当たり前のようにムウ様色のソフトを購入していたというのだろうか!
だめだ、勝てない!
ネタを意識している私はきっと永遠に稲さんには勝てない!(笑)



上に乗ってるのは豆腐ソフトクリームです。
豆腐の味がすごく上品かつ濃厚で、なのにめっちゃソフトクリームで、すごくおいしい。
あと抹茶の味もものすごく濃厚でした。
……いや、しかし、このクリームのこの状態、
まるで完全にシオンムウの髪型を表現しているようです!
出来すぎです!(笑)
(ムウ様の頭の上に乗っかっているのはアレですかね、烏帽子ですかね?笑)

美味しいシオンムウソフトを食べ終わった我々は、
今度は電車に乗って南禅寺へ向かいました。
そしたら、なんと途中で乗り換えた電車の
車両の内装がシオン色だったのです。
わあ!この座席シートの色、萌えですね!すごく深い
シオン色ですね!
稲さんのスカートが
ムウ様色なので、色合わせの妙で余計に萌えですね!
なんてことを話しながらキャーキャー言って、
そんで、目的地についたので電車を降りてみると、
何とそこの駅の内装が
思いっきりムウ様色だった。
ホームの壁とか扉とか、通路の壁とかみんなムウ様色。
えっ!京都の地下鉄駅ってこんな色なの!?
何なの京都!どういうことなの!
オタクたちは笑い転げるしかありません。

だ が し か し

後でわかったことなのですが、
同じ京都市内でも他の駅は別にぜんぜん
そんなムウ様色なんかではありませんでした。
黄色とか赤とかそんなんばっかりでした。
私たちがたまたま選んだ観光地の最寄り駅が、
ものすごい偶然の結果として
たまたまムウ様色の駅だったのでした。


なにそれ。

なにそのシオンムウ引き当て率。

(後でwikipediaで調べたらこの駅のステーションカラーは菫色らしいですネ!)

この京都さんのあまりにもすごすぎるホスト魂とサービス精神に
我輩、今さらながら驚愕でありますよ!詠嘆!

……あと、蛇足ながら、これも後から気づいたことなのですが
何と、重度の花粉症であるこのティカ、
あの杉だらけの伏見稲荷で
まったく花粉症を発症しませんでした。

奇跡だ 奇跡としかいいようがない

(ちなみにこの後も稲さんとの京都旅行中、私の花粉症は結局
最後の一瞬まで、全く発症しませんでした)
(なお、2005年3月10日の日記を見るとそこには
京都で花粉に撃沈するこのティカの姿がしっかりと記録されています)
(しかもこのシオンムウツアーの2日後、私は再度京都に行き、
そこで思いっきり花粉症に悩まされました)
(どう考えてもシオンムウツアーの間、
何者かがこのティカの周辺360度にわたって
クリスタルウォールを張り巡らせまくっていたとしか思えません……)
(ええ、残念なことにこのティカごときの推理では
それが何者なのかはサッパリわかりませんが、
明らかに
クリスタルウォールを張れる何者かによる犯行ですよね!ハハハ!)

→次回へ続く


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