◆◇◆春のシオンムウお花見ツアー 「そうだ、京都行こう」◆◇◆ ――1日目(4) 続々々・伏見稲荷―― このように、伏見稲荷は色々とすごかったのですが、 これ以外にも一般の神社と比べて特に目立つのは、 参道の途中にフツーにうどん屋が建っている という点でしょうか。 ……いえ違います、屋台じゃありません。 立派な一軒屋の、個人宅も兼ねた、人の住んでるうどん屋が建ってるんです。 縁側とお座敷と土間とを兼ね備えた、立派な和風建築の萌えうどん屋が。 参道の途中に何軒も何軒も、軒を連ねて建っているのです。 たぶんこれ、神域のスケールが (色んな意味で)あまりにもデカすぎるのが原因。(笑) (なお、これを十二宮で喩えると、白羊宮とか金牛宮とかの周りに 勝手にうどん屋がいっぱいできてる感じです!) (シオンの目を潜り抜けた雑兵の仕業でしょうか!) ……というわけで、我々の昼ごはんはうどんでした、ウフフフフー! 最も縁側が素敵そうな建物に入り、もちろん縁側の椅子席を確保! 他のお客さんがいなかったので、縁側の風景、独り占め! 普通の和風のお宅なので、靴も脱げて荷物も置けてくつろぎモード! 十二宮の石段にやられた私の足腰も、プルプル言いながら大喜びです! と、その時、ふと横を見たら、隣の席の机の上に 「腰の痛みを和らげる方法」 というタイトルの専門雑誌が、「読め!」とばかりに ドドオオンと置いてあるではありませんか! しかもその席は、畳に座布団と座卓の席で、 そのうえ居間用の巨大テレビが目の前に設置してあって、 あまつさえ卓袱台の上にリモコンまで無造作に置いてあるのです! しかも周りには我々以外、誰ひとりとしておりません! おかみさんの気配も一向にありません! これは「くつろげ!」という神のメッセージ以外の何物でもないはず!キリッ! そこで天啓を聞いた私は早速、「腰の痛みを和らげる方法」を読みながら 雑誌の言う通り、座布団の上にうつ伏せになり、尻を振り始めた! と こ ろ に 、 素晴らしいタイミングで甘酒を持ったおかみさんが登場! なんか一瞬、ヘンな芋虫でも見つけたかのような目で 思いっきり見られたような気がしましたが気のせいでしょう!キリッ! ……。 だって、稲さんだって「やってみたら」って言ってたじゃないですかウワーン! (↑私信)(大爆笑) とにかく、ここでひとつわかったことがある。 もし私が青銅聖闘士でリアル十二宮を突破しなきゃなんなくなったとしたら、 絶対に途中で腰痛によって脱落すると思う。 延々と石段を上り下りし続けるって、腰が弱い人間にとってはすっごい腰にくる。 もしこれがただの坂道や山道だったら平気なんだけど、 よりによって階段なものだから、 段を踏むたびにいちいちズシーンズシーンと衝撃がきて(特に下り坂)、 そのダメージが全部、ことごとく、あますところなくみんな腰に溜まるのだ。 結論: つまり、腰痛持ちは、黄金聖闘士になれない。 職場に通えないから。 ああ、マッサージ受けてえ。 そんなこんなで、うどんを食べて満腹した我々は、 「マッサージ受けたい」という話題からいつしか シオンムウのマッサージネタへと移行してひとしきり盛り上がりつつ、 引き続きプルプルしながら下山を再開したのでありました。 きっとシオンのマッサージはツボを知り抜いているからすごくうまくて、 しかもすごいエロいに違いない! とかなんとか言いながらキャーキャーしたよ! あとなんかこう、手付きとか。 マッサージするときの指とか手とかの動きが、 シオンはすごく色っぽいに違いないですよ、 とかなんとか言いながら、我々、めっちゃ煩悶した! 手首を返した時に手首から手の甲にかけてできるすじとか、絶対萌える! しかも、シオンはムウ以外の人には絶対に、 誰にもマッサージなんかしてあげないに違いありません。 (↑たぶんムウには修行時代からトレーナー的な感覚でやってあげてたんじゃないかと思います) (↑その延長なので、今でも恥ずかしがらずにすんなり出来るんだと思います ←ムウ様が) で、シオンのマッサージを見た貴鬼が羨ましがって「いいなーおいらにもー」って云ったら、 「二百年早い」と返されるのです。 (↑シオンが答えててもムウが答えてても、それぞれの理由で萌えです!爆笑) そうこうしつつも、石段は続きます。 我々の足はもう生まれたての子鹿のようにプルプルです。 しかし、どうも先程からその石段を、一列になって全力で走っていく集団が、 なんだか定期的に出現するのです。 つーか、稲荷山を一周する間に、我々、何度も抜かされました。 明らかにどっかの体育系集団でした。 聖闘……士……? ……あの、やっぱり聖域在住の黄金聖闘士も、 特訓や自主練で十二宮を走ったりとか、するんでしょうかね? なんかこう、「これ出来なかったら十二宮100周」とか 迷惑な自分ルールがあったりするんでしょうか。 なんとなくですけどアイオロスとかアイオリアとかそのへんあたりは、 めっちゃフツーに走ってそうです、十二宮を。しかも半裸で。 (次回に続く) おまけ:和風十二宮の石畳!(笑) →次回へ続く |