◆◇◆春のシオンムウお花見ツアー 「そうだ、京都行こう」◆◇◆

 ――1日目(3) 続々・伏見稲荷――



でもそのようにカオスな場所がある一方で、四ツ辻を越えて
いよいよ本格的に山エリアに入ったな、と思ったらいきなり雰囲気が一転。
ものすごく神々しくなってきて、
本当に神様いるっぽい!っていう場所もありました。わーい!

やっぱり伏見稲荷の本体は山部分のようです。

しかし、伏見稲荷ってあれですね、
山全体が聖地なもんだから、参道は常に坂なんですよね。



そして道は全部、石畳か石段なんですよね。
そんでもって延々とこの石段を登らされ続けるんですよね。



しかも通路の両端には宗教的な意味を持った無数の円柱が、
いかなる難所であろうとも、
常に延々と立ち続けているんですよね。(←鳥居のことです・笑)

あれ?
このシチュエーション、何かに激似じゃね?


ぶっちゃけ、これ、めっちゃ十二宮じゃね?


・上り坂が延々と続く
・石段が延々と続く
・通路の両脇にはずっと円い柱が立っている
・神域である
・山である

わーなにこの共通点!
しかも良く考えてみたら一番のご本尊が山頂にいるのも一緒だよ!
上之社神蹟とアテナ神殿がめっちゃかぶるよ!(爆笑)

しかもさらに良く考えてみたら、本尊に到着するまでの途中に
十個以上の宮が存在しているのも一緒です。
なにこれ十二宮の構造と全く一緒なんですけどアテナー!!

しかもそれらの宮がまた、あまりにもひとつひとつ個性的過ぎるのです。
例えば天蠍宮だか巨蟹宮だかどっかそのへんの位置に現れる、これ。

ダダーン!



思わずコメントを差し控えたくなるほどの
すばらしい水芸です。
というか全く意味がわかりません。
いったいなぜ、彼が敢えてそんな水芸をしなければならなかったのか。

そしてその宮の近くにはやはり売店があり
(神殿なのに!神域なのに!爆笑)
そのうえ云うに事欠いて
このようなお菓子が売られていたのです。




なにこのシオンムウ。


しかもこれ、
「しその香」の「し」はシオンの「シ」で、
「宇治抹茶」の「う」はムウの「ウ」なんですよ!!
色合わせだけでもシオンムウなのに、
いくらなんでも芸が細かすぎますよ!!!

いや、もちろんこれ以外にも
すごい良い雰囲気の宮もたくさんあって、
やっぱり山に登ってよかったな!萌えだな!と
つくづく思われたわけなのですが。

そして山頂(一の峯)の神社にはなんかこう、やっぱり
全国各地の山頂神社とどこか共通するような
岩と空と風と修験道っぽい独特な雰囲気があって
とても懐かしく、かつ、とても素敵だったのですが。

しかも、山頂の神社の狛犬(というか狛キツネ)さんは
首飾りに可愛らしい鈴をたくさんつけていて
風が吹くたびそれがコロコロコロコロ…と高い音で鳴って
もう萌え以外の何物でもなかったわけですが。

しかし、ちょっと冷静になってみましょうよ。

この構造を十二宮で喩えてみましょうよ。

まずご本尊は山の頂にあり、
そこに至るまでには幾つもの神殿を通り抜けねばならない
参道は常に石畳か石段で、
その両脇には宗教的な意味を持った円柱形の物体
ずらりと立ち並んでいる。
(中には朽ち果てたり倒れたりしてる物もある)

あれ……だいたい合ってね……?

何これ、思いっきり
聖域じゃね……?
もしかして聖域の実物もここ(伏見稲荷)みたいな感じだったりして。
こういう雰囲気だったりして。
実はもしかして聖域もふもとはめっちゃカオスで
シオン教皇はその統括に日夜苦労してたりして。
はっ!ロドリオ村ってまさかそういう存在だったのか!?(爆笑)
(でもあの村、店も立ち並んでるし、もしかしたらバイクくらい走ってるかも…)

結論。
伏見稲荷ってもしかして、

聖域疑似体験ツアーに最適だったりしませんか。

……無意識にここを選んだオタクの直感すごい。
稲さんすごい。

あっ、そう言えばちなみに我々が稲荷山の本命エリアに突入した瞬間、
曇っていた空はいきなり晴れわたり、
ピーカンの快晴になりました。
何者かにものすごく歓待されていた気分。
そして
「旅行やミッションの際には必ず台風が来てしまうのだが
自分が出歩くときだけは空模様が回復して無傷で済む」
という
このティカのビミョーな属性は、今回も健在。
いや、頼むから最初から台風は来ない方がいいんですけどアテナ……。

→次回へ続く


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