ドライブde秩父の冷っこい湯♪

2004.6.19



 ■ ドライブのきっかけ
梅雨に入った6月後半、毎日ジトジト暑い日が続いていた。
ゆうとあやの休日が珍しく一緒になり、「家に居ても暑いから、どっかぬるい温泉に出かけよう!」とゆうが言い出す。 温泉と聞くと反対することは絶対にないあやは、心に決めていたプランをいよいよ実行する日が来たなぁ!と微笑む。。。

一ヶ月前だったか、「6月は宿泊予定がないから近場の温泉、埼玉の秩父に行きたい」と掲示板に書いたら、埼玉温泉の師匠が私好みの温泉をチョイスしてくれた。なかでも”新木鉱泉”は以前から名前だけはチェックしていたんだけど、旅館の立ち寄り入浴・・・ということで二の足を踏んでいた。日帰り施設のようにふらっと入浴できないと思っていたからだ。 
しかし、いつまでも避けては通れまい! 今回は万全を期して新木鉱泉に入浴することを目的に出発だぁーっ、と気合を入れた。
まぁ、一ヶ所で帰るのももったいないので付近で良さそうな温泉もチョイス。

これで準備はバッチリ、と思った前日大変な事を思い出す。
旅の必需品である「カーナビ」が修理中で無いんだ!
一抹の不安まっぷる地図を抱えて、遅くおきた休日に二人のドライブde秩父が始まった


 ■ 道の駅果樹公園あしがくぼ
近場のドライブということで、10時過ぎに自宅を出発。
「秩父へは何度もドライブしているので道は分かる」というから行きは安心。もうすぐ秩父・・・という山道沿いに道の駅の看板が!
あれ? 道の駅ちちぶはもっと先だったよねぇ〜?と話しながら案内板を見ると、「道の駅 果樹公園あしがくぼ」とある。どうもちょっと来ない間に新しく出来たようだ。

道の駅マニアでもある私達は、もちろん寄ってみました(^^)
駐車場は狭いほうで、当日は満車状態。 物産館には地元の野菜や地酒、水ようかんは私がすっごく気になった品です。やっぱり買ってくれば良かったかなぁ〜
トイレは別棟で大きく綺麗です。
道の駅 駐車場 トイレ


 ■ 新木鉱泉
今日のメインである新木鉱泉には、プリントアウトした地図片手に迷わずに到着。いつも通る大通りから少し入るが、それだけで随分と静かな印象を受ける。

旅館の佇まいはもっとボロい木造を想像していたが、どっしりした屋根に洒落たアプローチ、玄関には大きな壷に野性的な生花と屋根を突き抜けて生えている松の木
自然と融合したお宿という印象です。

玄関を入るとすぐにおじいちゃんが日帰り専用受付で対応してくれます。
浴場は本館の外の湯小屋で、待ち合わせにちょうどいい休憩所もあったのでそこで待ち合わせをし、「どんな温泉?」とゆうに聞かれて「冷たい源泉で温かい浴槽と露天風呂があるよ!」と(早く入浴したいから簡単に)伝えていざ温泉へ。

鉱泉ということで、冷たい源泉を味わえるように一人が入れる樽風呂がありヌメリを感じる源泉を楽しむことができます。暑い日だったので、出たり入ったりのんびりできてすっごく充実した入浴ができました。
ゆうは私より長湯だったので「小さい源泉の浴槽分かった?」と聞いてみると「分かったよ!あれにずーっと入ってた、気持ちよかった♪」と楽しめた様子。
私も今日一湯目だというのにかなり満足して”もうこの後の湯巡りはいいかなぁ〜”と思ってしまうほどでした。 そう思える湯に出会えて嬉しい(^^)
新木鉱泉

屋根の上に生えている松が
とっても素敵♪
露天風呂からの眺め

壁に囲まれているが
手入れされた庭や
生花に心が和む
二人のお気に入りの
「源泉水風呂」

入浴する時は自分で栓を
開いて源泉を出す


 ■ そば処 利女八
2時過ぎ、遅めの昼を食べたのが299号沿いにある蕎麦屋で、”いつも人が入っている”とゆうがチェックしていた店「利女八
どんなお店か、蕎麦以外の料理があるのかも分からずに取り合えず入ってみるとそこは”親戚の家の居間”といった感じの広い部屋があった。

先客はほどなくして出て行ったので、私達だけ。
メニューは少なくてしかも値段が書いてない!! 裏を見てもどこにも\マークが無く、いったいいくらなのか分からずに”でも麺だからそんなに高くはないよ”と自分達に言い聞かせて、「蕎麦せいろ」とお勧めという「ゆばせいろ膳」を注文。せいろはすべてうどんもできるそうで、良かったです。

お茶と一緒に出て来たのがトマト、きゅうり。”本当に田舎の親戚ん家風おもてなしだね!”とポリポリつまんでいると、なめこの蕎麦の実和え(蕎麦せいろにも付く)と胡麻豆腐。続いてうにが乗ったとろゆば、寄せゆば、ゆばの煮たもの。
このあたりで二人して「ちょっとヤバイ!? 値段いったいいくらだ?」と一抹の不安がよぎる。
なんたって”寄せゆば”は絶品!! わさび醤油で食べる寄せゆばは、胡麻豆腐に近い口当たりだけど、しっかり豆乳の味があってまったりしていて美味しい♪
”こうなったらいくらでも出そう!このゆばのために・・・”の心境になる。

そのあと、メインのうどんが来て、そばがきの黒蜜がけ(蕎麦せいろにも付く)、アイスクリームで終了。
気になるお会計=ゆば膳は1850円、蕎麦せいろ850円でホッとするやら得した気分やらで嬉しいランチでした。

お茶と一緒に出されたトマトときゅうり
新鮮で美味しい!
【ゆばせいろ膳】品数多くて二人してゆばの味に「美味しい!美味しい!!」を連発。
【蕎麦せいろ】小鉢・そばがきが付いてボリュームあります。


 ■ 秩父吉田温泉星音の湯 バイエル
秩父の駅や街からは離れた場所、車で国道から細い道を入った先にあるリゾートホテル。秩父吉田温泉星音の湯バイエルはそこの温泉で、自家源泉だそう。
男女別に内湯と露天風呂があり、最近宿泊した埼玉温泉の師匠のレポを読んで行きたかった温泉です。

想像したより立派なホテルの外観にちょっとビビッて「入浴出来るか聞いてくるね!」とフロントに飛んで行ってしまったほど(^^;;
OKだったので「さぁ、温泉だ♪」と思ったら野球のユニホームを来た男性が続々とホテルの中へ・・・。 それを見たゆうは「混んでると嫌だからここはパス!車で寝てるね」 ありゃりゃ。。。

ということで、あや一人で温泉へ。

ここではほとんどの時間を露天風呂で涼みながら過ごしました。新しいこともありますが、とっても寛げる空間で「籐のイスに座って満天の星空を見てみたいな〜」と思いました。


 ■ かんな川温泉 白寿の湯
夕方になり、本日最後の温泉へ!
東京とは逆方向だったのですが、思い切って行ってみました。

ここも初めて行く温泉で、地図もいまいち詳しいものが無くて行く前から不安でしたが、埼玉県では有名な温泉らしく近くまで行けばきっと案内板があるだろう・・・とお気楽に考えてたのが甘かった!
近くに行くまでに何度か道を間違えて行ったり来たり(^^;; この時ばかりはカーナビのありがたさが身に染みました。
案内板を見つけてからは、順調に進みほどなくして広い駐車場がある施設へ到着。
 
かんな川温泉<白寿の湯>は”浴場の床に棚田が出来るほど濃い温泉”と評判が良く、いつかは行ってみたいと思っていた日帰り温泉施設です
土曜の夕方ということで混雑を心配していたのですが、浴場の写真を撮れるほど空いていて拍子抜け!(でも嬉しい♪)
茶色で鉄味+濃い塩味の湯は、湯面には白い結晶が浮いていたり、岩や床を覆いつくす温泉の成分にはただただ見惚れるばかり。。。 濃い湯を楽しめました♪
かろうじて
タイルの面影が!
露天の温度計のパイプが切れていて
メッシュが湯についてます。
その部分がしっかり固まって
こんな所でも成分の濃さを実感!!


 ■ 遅い夕食は地元のラーメン
この後、関越で帰るつもりが元気があったゆうが「下で帰ろう!」と。。。
地元のラーメン屋「一番」で遅い夕食を食べて1日が終わりました。


中華そば+煮卵入り つけ麺(醤油味)


お隣の埼玉県に、こんなにバラエティー豊かな温泉たちがいたなんて、嬉しい発見です。
また行こう、ドライブde埼玉♪

☆今回寄った温泉を紹介してくれた温泉友達に感謝です、ありがとうございました!


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