かんな川温泉<白寿の湯>
床に棚田が出来るほど濃いという湯を体験〜!


埼玉県と群馬県の境に位置するかんな川温泉
温泉の成分が濃く、みんなに評判がいいので
ぜひ訪れてみたかった日帰り入浴施設です。
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■ 外観 ■

広い駐車場を備えた日帰り入浴施設です

建物は派手さが無く、上を見上げると東屋根が見え「あそこが露天風呂かなぁ」と言いながら入り口に向かう。

入り口には立派な木の看板が掲げてあり、早くどんな温泉か対面してみたいと思いながら中へと入りました。


■ 館内 ■

鍵付きの下駄箱を利用し、受付で入浴料を払うとビニールケースに入った入浴時間をプリントした紙を「3時間までです、帰りに出して下さい」と言って渡された。(なくさないようにしないと・・・と思う)

受付横には、温泉成分の濃さが一目でわかる様な”成分でつまったパイプ”や”結晶の写真”などがあり興味深かった。

1階は休憩室や食堂、トイレなどがあり、大浴場は階段を上がった2階にあります。

■ 大浴場 ■
男女別に大きな内湯と露天風呂があります

脱衣所は大きな籠タイプで珍しいものでした。棚に入っているほかにも隅に山積みされています。イスが公園にあるようなベンチなのがこちらも珍しい!
広くて清潔な脱衣所は、係りの人がこまめに床を清掃していたのが印象的でした。
洗面台にはドライヤーもあります。 浴場入り口には成分表も掲示されていました。

浴場へ入ると、個別に仕切られた洗い場が多数あり備品もあるのでとても使いやすそうです。

広いスペースの横一面に内湯浴槽があり、見事に赤茶色の湯が掛け流されていました。付近の床は温泉の成分で見事な棚田を作り上げていて圧倒されます。噂には聞いていましたがやっぱりスゴイです!
内湯の底が見えないのでゆっくりと入ろうとしたら、湯の表面に白い結晶が浮いていました。垢の様にも見えるため「垢ではなくて温泉の結晶です」みたいな掲示がしてありました。そうだよねぇ、間違えそうな感じだ。
驚いたことに浴槽の底までもが成分でゴテゴテになっていて、濁り湯なので底がどんな風になっているのか見えない! 清掃係りになったら”湯を抜いた浴槽”を見れるかなぁと想像が膨らみます。

露天風呂はL字型に配置され、屋根があります。雨や、晴天の昼間でもゆっくり入浴できそうです。 
湯がザァザァ溢れて床をあらい、ドアを越えて内湯の排水溝まで流れていってます!
その床は、元はどんな風だったか推測できないほど成分で覆われてレンガ色に! いったい何センチ下が本当の床なのかと・・・。
浴槽は深さが浅いところと深いところがあるのですが、湯底が見えない為に恐る恐る前に進んでいくようです。底や岩の、成分で覆われた部分の感触がすごぶる気持ちよく、何度も手でなでなでしちゃいました。
そんな成分の濃さを目で楽しみながら39℃の温泉にじっくり浸かっていると、しばらくしたらドーッと汗が吹き出てきて驚きました。身体はそんなに熱さを感じていないのにこんなに発汗するのはやはり温泉成分のせいでしょうか。

湯はすごく塩味が強く鉄味がちりばめられています。匂いも思ったより金気臭を感じなかったです。透明度15p程度のとっても力強い湯にやられてしまいそうになりながら、もっと戯れていたい気持ちを抑えつつ浴場を後にしました。

ここは温泉とそれが作り出すオブジェが大変気に入ったので、ぜひ再訪したい温泉です。


浴場入り口 脱衣所

内湯
床・・・には見えない 湯口
洗い場

露天風呂
成長し続ける成分、原形が岩とは! 湯口


【おぼえがき】
源泉名:神流川温泉
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉
源泉温度:25.4℃  ph6.7  湧出量:130L/分  総計成分:36.33g/kg
料金:600円
時間:9:30〜24:00
備品:シャンプー、ソープ、カラン&シャワー多数、ドライヤー、有料ロッカー有り
浴室:内湯・露天風呂×各1 待合所:広間あり         入浴日:2004.6.19



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