鳴子温泉<姥の湯旅館>
4つの源泉を楽しめる温泉旅館
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■ 施設 ■
4つの自家源泉を持つ老舗旅館で、東川原湯温泉旅館の隣にあります。
玄関扉が2重になっていたのは、冬の寒さを想像させる造り。 館内の床は木が黒光りしていて風格と歴史を感じさせます。旅籠と湯治2つの宿泊スタイルを選べるのも利用者には嬉しいですね。

姥の湯の浴場は男女別内湯3ヶ所(うち1つは宿泊者専用)と混浴露天風呂(15時〜21時は女性専用時間帯)があります。 それぞれの浴場は1ヵ所にまとまってあり、中央の休憩スペースには祠が祭られています。
今回は3ヶ所の湯を立ち寄り入浴で楽しみましたが、宿泊者用の浴場もあることだし泊まりでじっくり館内湯巡りするのも良いかもしれません。

■ 亀若の湯 ■
男女別に内湯があります。脱衣所はカゴがあるだけ。

浴室は中程度の広さで黄土色濁のぬるめの湯が2ヶ所の湯口から掛け流し。 思いのほかヌルツルする肌触りにビックリ。 鉄味&匂いがして、単純温泉というわりにはかなり個性的な感じです。

 源泉名  姥の湯(芒硝泉)
 泉質  単純温泉
 泉温  源泉 44.2℃    pH:6.6
 成分  溶存物質総量 896.1mg/kg  〔Na=141.9(60.37mval%) K=14.0(3.52) Mg=16.2(13.01) Ca=44.3(21.62) Mn=1.0(0.39) Fe2=2.2(0.78) Fe3=0.4(0.20) Cl=49.7(13.77) SO4=293.2(59.98) HCO3=160.8(25.96) H2SiO3=161.1 HBO2=9.8 〕 昭和63年12月20日 

■ こけしの湯 ■
男女別に内湯があります。 脱衣所は籐籠があるだけの小さなスペースですが小奇麗です。

小さな木造りの浴場に白濁湯を見ただけで、”これぞ温泉!”って感じがする。
入ってみると、とても柔らかな湯でツルッとする肌触りと粉硫黄臭がいっそう気分を盛り上げます。 この硫黄泉、どこかの湯と似てるけど何処の温泉だったかなぁ〜?思い出せない。
木の桶やイス、床は成分で白く染まり、本当に絵になる浴場です。 窓が開いているせいか湯気が篭らず居心地がいい、今回は一番長くこの湯に浸かっていました。
 源泉名  姥の湯硫黄泉
 泉質  含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉泉
 泉温  源泉 63.5℃    pH:7.1
 成分  溶存物質総量 1429.5mg/kg  〔Na=259.7(66.55mval%) K=20.7(3.12) Mg=21.8(10.54) Ca=66.1(19.43) Cl=119.1(21.46) SO4=142.6(18.97) HCO3=563.6(59.00) H2SiO3=197.4 HBO2=33.4 〕 昭和58年10月31日 

■ 露天風呂 ■
中庭のように囲まれた場所にある露天風呂で、通常は混浴です(女性時間帯15〜21時)。
脱衣所は外で簡易的なもの。 先客があると混浴は抵抗ありそうな造りです。

10人ほどの石造り浴槽には、適温の微濁り透明な湯が溢れています。ツルッとする肌触りで、内湯の多い鳴子で露天風呂はなんだか贅沢な気分でした。
 源泉名  旧姥の湯
 泉質  ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩泉
 泉温  源泉 54.2℃    pH:6.2
 成分  溶存物質総量 1424.4mg/kg  〔Na=227.4(66.91mval%) K=19.0(3.32) Mg=16.6(9.27) Ca=58.6(19.76) Mn=12(0.27) Fe2=1.2(0.27) Cl=65.4(11.33) SO4=306.3(39.29) HCO3=488.5(49.32) H2SiO3=217.3 HBO2=21.5 〕 昭和63年12月20日 


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【おぼえがき】
 温泉名  鳴子温泉 姥の湯旅館 〔0229-83-2314 〕 
 泉質  4つの源泉を使用、詳細は上記に記載

 料金  500円
 時間  9:00〜16:00
 備品  石鹸
 浴室  内湯×男女各3、混浴露天風呂1、他1  待合所: 浴場前のベンチ
入浴日:2007.8



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