■ 施設 ■
JR鳴子駅から歩いて数分、ホテル街とは違う場所に昔からある温泉旅館です。
昼間に入浴をお願いすると、「今日は夕方まで誰も帰ってこないから、混浴のほうにゆっくり入ってってね」と勧められた。 そう、東川原湯旅館には硫黄泉の混浴と家族風呂、芒硝泉の男女別内湯がある。
初めてだと告げると館内の奥のほうにある浴場まで案内してくれ、男女別の浴場(芒硝泉)は昔から湧いている湯でこちらも効くからと説明を受けた。
■ 硫黄泉 ■
混浴の内湯で、脱衣所もひとつなので先客がいる場合は女性は入りにくいかもしれません。
かなり年季の入った脱衣所と浴場、壁のあちこちにカビが広がっていて綺麗好きには厳しい光景かも。 今回は誰も居なかったので、一人独占状態でのんびりと入ることができました。
10人ほどが入れる浴槽には、緑がかった白濁湯。粉硫黄臭は好きな匂いで適温の湯に手足を伸ばして楽しみました。
混浴浴場の並びにある「家族風呂」
こちらの湯は深緑濁で、匂いはアブラ臭+硫黄臭でより濃厚な印象なのは、浴場や浴槽が小さいからでしょう。 湯口のライオンは原型をとどめないほどに温泉成分が付着し、桶に一端注がれたあとに浴槽へ。インパクトあります!
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家族風呂⇒ |
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源泉名 |
硫黄泉 |
泉質 |
含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉 |
泉温 |
源泉 63.5℃ pH:7.1 |
成分 |
溶存物質総量 1429.5mg/kg 〔Na=259.7(66.55mval%) K=20.7(3.12) Mg=21.8(10.54) Ca=66.1(19.43) Cl=119.1(21.46) HS=2.1(0.38) SO4=142.6(18.97) HCO3=563.6(59.00) H2SiO3=197.4 HBO2=33.4 〕 昭和58年10月31日 |
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■ 芒硝泉 ■
創業当時から湧き続けている芒硝泉は歴史ある名湯。
男女別の内湯に利用されています。
脱衣所、浴場ともにこじんまりしています。
透明で薄茶色の藻のような湯の花が少々あり、熱い湯が掛け流されています。
オイリーなツルツル感がとても気持ちよく、入浴した感じは硫黄泉より気に入りました。
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源泉名 |
芒硝泉 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉 |
泉温 |
源泉 60℃ pH:7.6 |
成分 |
溶存物質総量 1226.0mg/kg 〔Na=207.7(59.84mval%) K=16.7(2.85) Mg=17.4(9.48) Ca=82.6(27.3) Cl=73.6(15.06) SO4=282.7(42.65) H2PO4=1.0(0.14) HCO3=355.3(42.14) H2SiO3=185.6 HBO2=1.0 〕 昭和58年10月31日 |
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