2006.3.23 

夜中はなんとか無事だったものの、、やはり胃液のようなものを少し吐いた
やはり、胃の中をあまり空っぽにしないほうがいい、と決めた。(独断すぎ・・・?)

ので、ご飯を3回にわけ朝、昼、晩と消化のよさそうなものを選んでやることにした。
それから、胃薬も飲ませてみることにした。
(本当に独断だったけど・・・・・この前嘔吐した時のことからいけば、胃酸過多だ、と判断した。
腫瘍による悪さとは思わないことにしたのだ)

インディ自身がいつもと変わりなく元気だったし、食欲もあり遊びたがったりもしたので、それがちょっと心強かった!
もちろん、おやつは、すべて、無し!のまま・・・・・

これで、明日の朝まで、無事で過ぎれば・・・・・・




 2006.3.24 

何とか無事みたい!!!?
夜中も朝も、吐くこと無しに過ぎた!

よし! 

今日も朝、昼、晩の3回ご飯にした。
胃薬は朝のみ、いれたけど、あとは自分でなんとかするだろう!

午後に、おやつにブタ耳だけ、ちょこっとやってみた。

インディも、相変わらず、元気そのもの!
大丈夫ね、これで、復活ね!? 頼むよ!インディ!!!





 
2006.3.25 

今日も朝から一日、びっしり忙しい日だった。
稽古だったので、夜ご飯はおとんに頼んだ。
やるものは、すべて決めて、ただあげてもらった。
せっかく復活したんだもの、大事にしなきゃね!

そして、インディの大喜びの元、「パパ」も稽古帰り、実家からさらって帰った!
もちろん、インディ、大喜び!
これで、元気百倍だね!





 2006.3.26 

今日もパパもいたし、インディ幸せな一日だったね!
おかんもちょっと幸せだったよ!
夕方、安行の園芸センターに行けたから・・・・・
インディは車に乗っていただけ・・・みたいだったけど、最後にアリスちゃんに会えたね!
12歳とは思えない、チャーミングな女の子だったね!






 
2006.3.29 

本当は昨日を予定していたけれど、「どうも天候がよくない、今日がいい!」と、おとんが主張、
それで、今日、駄目もとで、おまけの雪遊びに行くことになった!
一路、霧が峰へ!!!

これが、おとんのお手柄!!!
最高〜〜〜にいい雪だった!!!(ただし、私達は凍えそうだったけど・・・)



新雪の中を、 駆け回る、駆け回る!!!
のた打ち回る、のた打ち回る!!!
この寒さが彼にはちょうどいいのね・・・・・! すごいなぁ・・・・・

明日は病院だからね、 今日は思う存分、遊びなさい!
こんな時が一番しあわせなんだろうなぁ・・・・・
見ている私も幸せだよ・・・

この日は、あまりに寒かったので、ソリはやらなかった。
そうしたら、下の方で小さな子供とお母さんがやっているソリ遊びに、猛突進!
一緒にソリと駆け下っていったぁ〜〜〜〜!!!

お母さんびっくり!
こどもは、「ワンワン!」と、大喜び!

よかったね、おまけの雪遊びが、こんなに、いい雪で!!!


昨年の分まで、いっぱい遊べたね!?
よかった・・・・・




 
2006.3.30 

いよいよ、今日、肺への転移を確認するためのレントゲンを撮る。

そんな・・・・・という思いは、ぬぐいきれない・・・・・
でも、今の現実を知っておかねば、なにも対処もできないから・・・・と自分を叱咤激励していた。

それでも・・・・・

O先生から、「やはり
肺への転移ですね・・・・・」と告げられた時は・・・・・

今回は、おとんもしっかり立ち会ってもらった。

おとんは、自分では今回初めてなので、「この後、どの位・・・?」と聞いていた。
答えはこの前、私も聞いたものと同じ、「1〜2ヶ月でしょうか・・・・・」であった。

でも、微妙じゃない?
この前、実は転移していたのだから、そうしたら、3月中旬から、1〜2ヶ月になるの・・・・・?
でも、レントゲンを撮る前に、すでに転移していたわけだから、もう、3月初めくらいからの、「1〜2ヶ月」なの・・・・・?


いやだ・・・・・
インディが、あと1〜2ヶ月で、たったあと、1〜2ヶ月で、私のそばからいなくなるなんて耐えられない!

なんとかしなくちゃ!
なにかしなくちゃ!!!
なにができるのですか!!!????

でも、なにもできない・・・・というのが、答えのようだった・・・・・

すくなくとも、手術や抗がん剤などの前向きの、いわゆる、癌を取り除く、また、叩くといった治療は、
肺に転移した時から、なにも無くなる・・・・・というのです。

悪性黒色腫には、抗がん剤は、ほとんど効かないのは、前から聞いていました。
抗がん剤を使ったら、効果はあまり望めなく、元気な細胞を壊すのみ、副作用のみが強く出る可能性のほうが高いのです。
インディが、これから生きられる時間を、なるべく、いいレベルで生かしてやりたい、というのなら
抗がん剤は、避けるべき!というのが、南先生の結論です。
そして、それには、私たちふたりも同じ意見でした。

私達は、「免疫療法」をやってみるべく、杉並の病院を紹介していただいたのでした。


「免疫療法」

人間でもまだ
完全に保険治療が確率していない、末期、もしくは、なにかの都合で
インディと同じように、前向きの治療ができない場合に施す療法
また、癌を切除した後、再発や転移を遅らせる、避けるために施される療法です。

患者本人の血液などから、リンパ球をとり、それを特殊な方法で培養させて、増やして
また、本人に戻すというものです。
それにより、免疫力を高めるのです。

もう、転移や再発をしてしまった場合、その癌にどれほど効くかは、ほとんど定かでないものとも言われます。

ただ、先生は、
何か、無いんですか!? という私のほとんど詰問(かも)に、
なにかやった、と思えるから・・・と紹介してくださったのかもしれません・・・・・

それでも、わらにもすがる思いで、一刻もはやく、と、次の日(木曜は午後が休診だったので)杉並の病院に伺うことに!

なんでもいい、インディにいい!と思えることは、なんでも・・・・・・!
そんな気持ちだった・・・・・

それにしても、今日、南先生がいらっしゃらない、と一言もお話なく・・・・・、
てっきり先生がレントゲンを見てお話して下さると私は思い込んでいたから・・・・・、
先生じゃだめというのでは、決してないけど・・・・
ちょっと、気抜けした感じ・・・・・

南先生に頼りすぎかなぁ・・・・・・




 
2006.3.31 

杉並の病院の担当も、なんと先生だった(親戚でもなんでもない、三重に南さんが多いそうです!以下M先生とする)

M先生は、落ち着いた感じの話し方で、でも、横浜で撮ったレントゲンをみて、
「確かに転移していますね・・・・・」とおっしゃった。


昨日、O先生にうかがったところ、「今のインディは左の肺に転移がないので、呼吸がまだ、苦しくないのだ」とのことだった。

が、
なんと、こちらのM先生は「左にも(転移は)ありますね・・・・」とおっしゃった。

ただ、かなり大きめのものある代わりに、みな、気管支の突端に近いところにあるし、
また、他のところもふくめ、気管支の根元のほうにないことが、息を苦しくしていない理由だそうだ。


先生(医師)によって、こんなにレントゲンの見方が違ってていいのだろうか・・・
(どちらが本当のところなのかしら・・・?と、思ってしまうのは私だけでしょうか・・・・・)


そして、
腫瘍が、インディほどの大きさになっているとこの療法が効いて、癌が小さくなる、などということは
ほとんど無い
であろうこと、ただ、体調として、やらないより、やったほうが、いい環境に保てることは
やぶさかでないだろう・・・」ということを、淡々とお話してくださった。

人間の療法で、そのようなことは、事前に読んでいたので、さほど、がっかりしなかった。
ただ、少しでも、長く、元気で生きて欲しい・・・・と願うだけだから・・・・・
そして、彼が苦しまないことも・・・・・

リンパ増殖の施設の関係で、金曜には採血できないとのことで、
日曜に再び伺うことにした。

M先生
「今までの経緯を伺うと、昨年の5月に口腔内のメラノーマがでて、今、こんなに元気でいること自体、
かなりの記録的なこと
ですよ。
早い子は1ヶ月から数ヶ月で転移して亡くなりますから。
とにかく口腔内が一番悪性なんですよね・・・・メラノーマは・・・・・

肺への転移も、かなり遅めですし、今もまだ、かなり元気そうだし・・・・

ただ、 ということは、かなり急激に変化することも、あり得るということですし、
すでに内臓のほかにも転移があるかもしれません
腎臓や肝臓に転移するとか、とにかく他の臓器不全も、でてこないとも限りません

血液検査はしていますか?」

3月半ばの検査では、なにも異常値はありませんでした」、とお答えすると、
「では、まだ、他の(検査に出てくる)臓器には転移はないようですね

そして、インディをみて、
「元気だなぁ〜! 頑張れよ〜!」
と、おっしゃった。

日曜に、代わりの先生が採血してくださることになった。




 
2006.4.2 

再び、杉並の病院へ・・・・・

今日はS先生が、インディの採血をしてくださった。

まずは、リンパの培養ができるか?の検査のための採血
これは貧血も、がん細胞もないいうことで、無事にパス!

そして、今度は少し大目の採血・・・
後ろ足からの採血だった。
男の先生ふたりと、おとんの、大の男、3人がかりでインディを押さえつける。
インディは、必死で抵抗する・・・・・

S先生
「久しぶりに大型犬らしい、がっしりした大型犬だなぁ・・・・!
いい犬だなぁ・・・・! 頑張れよ〜!」とおっしゃった。

2〜3週間後に、インディに戻すことになりますから・・・ということで、お願いして帰った。

お疲れ様・・・・インディ!



   


Home