2006.2.27 

ちょっと急だったけど・・・・・
行ける時に行くぞ! と、午前も遅くなった頃からだったが、霧が峰目指した。

昨年は家の建て替えのため、2月からは、インディの雪遊びになかなかつれて行けなかった。
だから、今年は、必ず、たくさん雪遊びに行こう!と、私の中では決まっていたのだ!

今日はインディの大好きな「パパ」も一緒だし!!!

4人で大はしゃぎしたね・・・

       

今年は本当にソリも大活躍! ついに、「パパ」まで滑っちゃった〜! インディ大喜び〜〜〜!!!




インディ、のた打ち回りの術〜〜〜〜!



暖かく、いい雪遊び日和でした。 また、来ようね! インディ!!!





 
2006.3.2 

今日は、脇腹の縫い後の、抜糸
そして、東大の病理検査標本を横浜に持っていく日。

今回はお水も溜まらなくってよかった。
南先生がみえたら、標本を見比べてみる、ということで、お預けしてきた。

これで、やっと、シャンプーすることができるぞ〜〜〜!!!

クサ君返上しないとね〜〜〜!!??





 
2006.3.10 

なかなか、都合がつかずに、インディ、クサ君返上できずにいましたが、やっと、今日、シャンプーできたね〜!
気持ちよかったのか、はたまた、飽きて、我慢〜〜〜だったのか・・・・・
とにかく、今日はフワフワで、いい匂いだよ〜〜〜!!!



いつものお台場のセルフシャンプーでの洗濯風景であり・・・・・

よかったね、いい匂い君になって!




 
2006.3.15 


またまた、2週間ぶりの雪遊びだぁ〜!  もちろん、霧が峰!
本当は昨日を予定してみたが、どうも雲行きがイマイチ・・・と今日にした。
これが大正解!!!
昨日、どうも雪が降ったらしく、とてもきれいな新雪になっていた!!!
2月27日には、ゲレンデの下の方にちょっとグチョグチョしたところもあったのに、
今日は一面真っ白な雪〜〜〜〜!!!

抜糸も済んだし、インディ、ひさびさ、雨合羽から解放されたね〜!
(っていうか、あなた、のた打ち回って、雨合羽の紐、ちぎっちゃったし・・・・・)



    


君が駆け回っている姿は勇壮だったよ!!!



去年の分まで、走ってね!





 2006.3.16 

昨日とは、打って変わって、私的には、ちょっと緊張の日。

横浜に南先生にお話を伺いにいくわけで・・・・・・

病理検査結果を見比べて、もし、背中や脇腹が口の中からの転移だったら、
抗がん剤を・・・・・ということだったし、それってつまりは、転移が早くて多い、ということになる。

どうなっていくのだろうか・・・・・

ニューヨークのワクチンの話も、現実的に、行けるものなのか?


結果から書くと、私が、かなり覚悟していったにもかかわらず
それ以上に、いや以下にというべきなのか、
最悪の結果になっていた・・・・・




まず、ニューヨークのワクチンは・・・・・

現実的に、無理、ということがわかった。
そのワクチンも、今はアメリカでも認可がおりていないので、いわゆる治験の分野の域をでていない。
そのため、その治療のための入院は不可能で、しかも2週間ごとに4回(本当は5回だそうだが)受けなくてははならない。
(もちろん、その治療を受けている間にも、肺への転移があってはならないし・・・・・)
つまりは、もし、それを受けたいなら、私とインディは最低2ヵ月半以上、ニューヨークに滞在できなければならない
そして・・・・・、そんなことは、現実的に私の生活では、できることではない。

ここで、
メラノーマが治るかも!?、という希望は消えた・・・・・

なにがあっても、行けるものなら行きたい!行く! と思っていたのに・・・・・


ただ、早ければ今年の末頃に、アメリカで認可がおりたら個人レベルでの輸入が可能になるから
「そうしたら、僕が治療できるよ!」 と南先生は力づけてくださった。
そうだよね、ワクチンを南先生が個人輸入してくださるときまで、肺に転移しなけれな、間に合うよね!?
ほんのかすかな希望でも、それにしがみつきたかった・・・・・


そして、その後、1ヶ月検診の血液検査とレントゲンを受けることに・・・・・
体重は35.8キロに戻った。(34キロ台になったときはちょっと心配だったから・・・)




車の中で検査結果を待った。
いつもより遅い気がした・・・・・・・そうだった、確かに遅かったのだった・・・・・・

先生に呼ばれて、私だけが診察室に戻った。

レントゲンフィルムが貼ってあり、血液検査の結果が置かれていた。


「まず、血液検査の結果からお話しますね」と先生。
どの数字にも、なんらの異常もなかった
「腫瘍が大きく成長してくると、血糖値が減ります、腫瘍が栄養素として体内の糖分を食いますから」
でも、いまのところ、数値は正常値ですよ・・・・・とおっしゃった。
「他の数値も、今のところ異常値はないですね。」と・・・・・


そして、つぎに、レントゲンフィルムの方に話が移った。

前回までは写っていなかったものが、出ています
肺の前の方にあります、これと、これと・・・・・
南先生にみてもらったところ、ちょっと危ないな・・・念のため、2週間後にもう一度撮ってみよう、とのことで、
まだ、
肺への転移だ、と確定ではないんですよ。」と、おっしゃる。


血の気が引いていった・・・・・
確かに、写っているんだもの・・・・・
なんで・・・・・?
さっき、ワクチンが来るまで頑張ろうよ・・・って思ったばかりの、今、なの・・・・・?

「本当はもう、転移ってわかっているんですか?」
思わずそんな風にきいてしまった。
「2週間したら、もっと大きくなるか、数が増えるかするんですか?」
「今は転移後、どの程度の進行状態なんですか?」
矢継ぎ早に、次々と聞きたいことが出てきた。
いや、聞きたくない事なのだけれど、でも、聞かないではすまないことであった。

でも、先生は、あくまで、「まだ、はっきりとは言えない」とおっしゃるばかりだった。


「では、仮定として、これが肺への転移だとして、インディは、あとどの位生きていられるんでしょうか?

「なんでそんなこと、きいちゃうわけ? やめときなよ!」 と、もう一人の私が叫んでる。

「ん・・・・・個体差がありますが、早い子は1ヶ月、そうでなくとも2ヶ月位かもしれません


本当は、もう、それは前にうかがって、私は知っていたのに・・・・・
おとんには黙っていたが、以前に知識として、知っておかねば、と先生に伺っていたのだった。

今から、1ヶ月か2ヶ月しか・・・・・?
だって、血液検査でも正常、症状もなにもでていない、食欲もモリモリなのに・・・・・?


とにかく2週間後にもう一度、レントゲンを撮ってみてから・・・・・と先生はそれを繰り返された。
2週間後、30日の予約を入れ、車に戻った。

おとんは、待ちくたびれて、インディとふたり、車の中で寝ていた。

なんと話したものか・・・・・・
でも、隠しても仕方ない、事実を告げられたままに話した。

肺への転移がみつかったみたい
「???」
「今までにはなかった影があるみたい」
「癌の転移なの?」
先生はまだ、わからない、というけど、多分そうなんだと思う」

「そうだったら、どうなるの?」
「もし、そうなら、あと、1〜2ヶ月くらい・・・・・みたい・・・・・」
「1〜2ヶ月って?」
インディの生きていられる時間が・・・・そのくらいかもって・・・・」

「確実なの?」
「だから、2週間後にまた撮りますって・・・・・」
「それで・・・・?」
「写っていたら、そうだってこと・・・みたい・・・・・」


ふたりとも、無口になって、とにかく私の稽古に間に合わせるべく、実家へとむかって高速の渋滞に飛び込んだ・・・・・


実家で、父に話した。
父は「まだ、決定じゃないと先生がいうなら、そうじゃないかもしれないんだから!」と、励ましてくれた、
いや、
慰めてくれた・・・・のかな・・・・・・




稽古の間は忘れられた。
でも、食欲もなかったし、何の気力もなくなっている感じだった・・・・・
ちょっとでも気をゆるめたら、涙が出てしまいそうで、妙にテンションをあげていたようにも思う。

稽古が終わった頃、おとんが迎えに来てくれた。
帰り道は、少し普通に会話していた。
インディの転移のこと以外の話を・・・・・・・

また、お風呂で涙が出てきてしまう・・・・・・
ここしかないもんな、泣けるとこ・・・・・・

インディの前では泣けないし、いつもと同じにしなくっちゃいけないもの・・・・・
お風呂が一番安全だものな・・・・・
顔もすぐ洗えるし、第一、後は寝るだけだからな・・・・・
眠れないな・・・・・

そんな夜になりました。





 
2006.3.17 

なんと、午前中、思いがけず、父がやってきた。
やっぱりインディのことが気になって、顔を見に来たんだね。

私は一日、稽古やそのほかの仕事に追われ、あまり悩まずに済む一日だったかも・・・・・
でも、自分の体的には、肩の痛みがどんどん増していくようで、しんどい・・・・・
明日からの、超繁忙期を乗り切れるかしら・・・・・

いや、忙しさに追いかけられている方がどんなに楽か知っている・・・・・
そう、忙しいの、歓迎なんだわ・・・・・

まだ、決まったわけじゃない・・・・とは考えられなかった。
でも、昨夜、夜中もインディの寝息も聞こえたりする中、考えた。

もし、事実、肺になんらかの腫瘍ができたとして、それでも、あと1〜2ヶ月なんて誰が決めるの!?
腫瘍はできても、残りの時間は決められない、わからないじゃない!?
1ヶ月か、3ヶ月か、半年か、1年か・・・・・・
インディの寿命はだぁれもわからない!

アヤツはのんびり生きてきた。
これからも、同じように、のんびり、生きていく・・・・・きっと!

そんなこと考えていた夜中だった・・・・・




 
2006.3.20 

忙しい毎日が続き、あまりかまってやれなくてごめん・・・・・
今日は夜も仕事でふたりとも出てしまうため、父に来てもらってふたりで留守番してもらった。
インディ大喜び!
私も安心・・・・・

明日も忙しいけど、「パパ」と一緒ならいいね!?




 
2006.3.22 

朝、インディ、いきなり胃液のようなもの、少しだけだけ、吐いた
さすがに、この1週間、ずっと忙しかったから、インディにしわ寄せがいったかな・・・・・
「パパ」薬だけじゃ、力不足だったか・・・・・

いや、もしかしたら、あまり構えない分、おとんなんかも、おやつなんか、あげすぎた???
ちょっと胃腸が疲れたかな・・・・・?

それとも・・・・・

なにか、腫瘍の進行でのの症状なの・・・・・?

すっごい不安・・・・・・・

普段なら、おとんも気づくと思ったのに、うっかりおとんに朝の時間帯を任せたため、
朝ごはんをいつもどおりやってしまったらしい。
すぐに、また午前中に吐いた・・・・・
ごめんね、私がいけなかった・・・・・・・ホントにごめん、インディ。


夜ご飯、迷った末、以前に胃液を吐いたことも考え、あまり胃袋をからっぽにするのも
いかがなものか・・・と、消化のよさそうなものだけ、あげてみることに。
もちろん、量はうんと控えめにやった。

夜中に吐いたりしないといいな・・・・・
ゆっくり眠ってね、インディ!


   


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