2005.11.11 

ついに、南先生に診て頂いた。

この南先生とは、三重の先生。
腫瘍についてとても詳しく、三重の病院では一番新しい放射線の機械もあるのだそうだ。

そしてなにより、飼い主と一緒に、その犬、その犬にあった、治療はどうすることが一番いいか!? を
飼い主と一緒に考えてくださる先生・・・・・・

いいことも、悪いことも、飼い主が納得できるまで説明してくださるのだそうだ。

前々から、実はメールでお話をさせて頂いていた。

というより、診療所のホームページに問い合わせのメールを出したら
先生自身からお返事を下さったのだった。
東大へ行くことになったいきさつ、その後の治療や手術、検査結果のことなど、メールでお話した。

「横浜で、週に3日、診察をしているから、来て見ますか?」といってくださった。
曜日の都合で、なかなかうかがえなかったが、やっとのこと、何度目かのトライで
予約を入れることができたのだった。

11時の予約だったので、早めに出た。
9時半に出発したら、10時15分には横浜のクリニック前についた。
念のため受け付けに、来ていることを告げ、クリニック前の公園にいたら、受付をしてくださったO先生が
「もうすぐ南がつきますから、どうぞ!」と迎えに来てくださった。


クリニック前の公園も、紅葉が始まっていた・・・・・

そして、まず診察室でその
O先生が問診と、触診。
この先生、とても優しそう〜なお顔で、とぉ〜〜っても穏やかな感じの先生。
でも、インディの超緊張興奮のあま噛みにも、びくともせず、ゆっくりとインディに話しかけ、撫ぜてくれて、
今までになく、インディもかなり落ち着いて触られていた・・・・・

そして、先生。

ネットのお写真で見たまま、の先生だった。
とてもラフな感じで、ハキハキとした物言いの方だった。
今までの経過をまた少しお話して、そこから南先生が感じたことや
悪性黒色腫のことを、説明してくださった、が、

「とにかくインディから取れた腫瘍の病理検査標本を自分の目で見てからだな・・・・」 とおっしゃって、
「東大から標本を借りてください、セカンドオピニョンを聞きたいから、貸してくれといえば、貸してくれますから!
それを送ってもらって、診てから、なにをすべきか?を考えましょう!」ということだった。

悪性黒色腫については、いろいろ読んだりしたけれど、先生のお話は具体的でわかりやすかった。
来週の月曜に東大で標本をお借りしたい、とお願いすることになる。
検査結果が変わるわけではないだろうが、南先生に診ていただいくことは、なにか心強い気がするから不思議。

アメリカでは、悪性黒色腫にとてもよくきくワクチンがすでにあるのだそうだ。
もちろん、アメリカでも、どこの先生でもできる、というわけではない。
でも、そのワクチンだと、ほとんど99.9%大丈夫になるらしい・・・・・

アメリカに連れて行って、そのワクチンが打てるものなら、打ってやりたい・・・・・・と思った。

この日は、どうなるかまったくわからなかったので、時間も一日かかってもいいように・・・と夕方まであけていた。
意外に早く終わったことで、少しゆとりができたぞ!と思い、
インディのために使いたい・・・と、寄り道して、お散歩しにいった・・・・・・


高速を途中下車して・・・・・お台場に、また行っっちゃったんだよね!


広っぱにはインディひとり! 匂いを嗅いだり、走ったり・・・・・

先日シャンプーに来たばかりのお台場で、つかの間のおはしゃぎ気分を味わったね、インディ!
よかった・・・・・・!





 2005.11.14 

一ヶ月検診の日。
血液検査とレントゲンだ。

久しぶりの東大だった・・・
構内のイチョウの木は、まだ、紅葉していなかった。

会計のところに、銀行とかにある、番号札を引く機械が設置されていた・・・・・
そんなに混まないけどなぁ・・・・・とか思いつつ、2階に上がった。

H先生も久しぶり・・・
左の耳の付け根のあたりに、ちょっとなにかあるみたい・・・とおとんが申告した。
「あとで、診てみますね、もしかしたら、組織をとるかもしれません・・・・」とのこと。
30分ほどして、またまた、H先生、インディに引きづられながら登場。
検査結果がでるまで、しばらくお待ちください・・・・・

この「しばらく」が曲者・・・・・
たっぷり1時間半以上たって、やっと呼ばれた。

レントゲン、血液検査、口腔内、リンパ、すべて転移の心配はないそうで、
耳の付け根のほうも、悪いものの感じ(つまり悪性黒色腫の転移とか)ではないので、
今日はそのまま・・・・だそうだ。
「様子を見て、大きさなど、変化したら、軽い麻酔で組織をとって調べます。」とこのと。

でも、病理標本はお借りできたので、南先生に送ることができる。
カルテのコピーも頂いた。

明日、送ろう・・・・・・

ところで、やっと慣れてきたH先生とは、今日で最後だそうで・・・・・。
12月からは、普通の動物病院に就職が決まったそうで、お辞めになるそうだ。
ここでの研修を修了、ということなのかな・・・・・
んで、また、次の若い先生になるんだな・・・・・・
また、H先生、イニシャルは一緒だわ・・・・・





 
2005.11.25 

2回目の先生の診察・・・・・

つまりは、東大の病理検査結果を見た後の診察ということ。
東大の見解は正しい(これは、間違っていると、思っていたわけではないけれど・・・)こと。
かなり悪性のものであること、 つまり再発や転移の危険性がとても高いということ。
東大では放射線もあてているので、おそらく原発部位からの再発の可能性はかなり低いであろう事。
ただ、原発部に腫瘍が残っているかどうかの検査無しに、いきなり放射線照射を決定したことには
ちょっと解せない・・・という風であったようで・・・・・。
でも、念には念を入れた・・・と解釈すればよいらしい・・・・・。

あとは、
一番怖いのは、肺への転移であること。
悪性黒色腫は、放射線の治療が、とても有効であることにひきかえ、抗がん剤はほとんど効果を得られない
いまだに、これが効く! という薬が無いのだそうだ。
つまり肺に転移したら、ほとんど打つ手がない・・・・・

早い子は、1ヶ月2ヶ月でも転移するし、
まれに、遅い子は2年たってから肺に転移がでた、という例もあるそうだ。

原発の腫瘍の大きさと、でき方で、早さがほぼ決まる
大きく根が深かったりすると、早い。
小さければ小さいほど、遅くなる希望が持てる
そうだ。
どちらにしても、最後には肺に行くのが多いね・・・・・」とおっしゃった。

で、インディの場合は・・・・・?

インディの口の中の腫瘍は、キノコ型になっていて、根元が細く、あたまでっかちなものだった。
その頭の部分は、
かなり大きいほうだ、と先生はおっしゃった。
ただ、運がいいことに、茎の部分は、細くて、1cmくらいがせいぜい
ので、インディの腫瘍の大きさとしては、その茎のほうで考えていいかも?と思う、と言ってくださった。

頭の部分でいったら、もうかなり危ないけれど、茎のほうが細いから、そこに期待したい、ということなのだ。

あとは、定期的に検査していくよりほかない。


再発や転移を懸念して、抗がん剤治療を先回りしてすることも可能だそうだ。
でも、これには、副作用が伴う
人間のように、髪の毛が抜けるとか、吐き気に襲われるとか、痛みがあるとか、
そのようなことは、ほとんど無いのだそうだ。
ただ、白血球がめちゃめちゃ減る
つまりは、免疫力が物凄く低下することになる。
そして、この数がどの位の低下なのか、
復帰するのにどのくらいの時間がかかるのか、は、個体差で、予測がつかないらしい。

しかし、めちゃめちゃ減るくらいでなければ、腫瘍にも効いていないということらしい。


結果的には、転移と再発が無いことを、祈って、定期健診をしながら暮らすことになるということなのかな

そこで、来年、1月に10歳になったところで、CT検査をして全身検査をする、ということになった。

どうぞ、それまで、なにもなく、無事に過ごせますように・・・・・・





 
2005.12.30 

いよいよ2005年もあと一日。
今年は、なんていろいろあったんだろう・・・・・
もちろん、家の建て替えは、一大事だった・・・・・

でも、やはりインディの手術は、最大事だった・・・・・・

あと、約1週間で、満10歳になる・・・・・

来年、2006年 1月12日に、検査の予約をいれた。

ただ・・・・・

背中に、
しこりを見つけた・・・・・
ちょうど肩甲骨の間あたりに、初めは背骨だと思ったのだけれど、
動く・・・?
しこり・・・・・?

不安・・・・・

1月12日に診て頂くので、遅くはないよね・・・・・・?
大丈夫だよね・・・・・?

ん・・・・・
来年は、穏やかな年になって欲しいのに・・・・・






あけまして おめでとう、インディ・・・!
今年は、ワン年、お前の年だよ!
(あ、おまえはネズミ年だったね・・・)
今年もどうぞよろしく!




 2006.1.5 

大安だし、今日は一足はやい誕生日プレゼントの雪遊びツアーですよ〜!
でも、困った・・・・・

いつもの八ヶ岳の「インディの庭」は雪不足・・・・・
しかも・・・・・


雪は不足のうえ、鹿のフンだらけ〜〜〜!!!?

これでは仕方ない、どこかに行くぞ!?と、車を走らせ、「八千穂高原スキー場」へ・・・
ここで、やっと雪に出会えました!!!
よかったね、インディ!!!



時間はあまり取れなかったけど(移動にかかっちゃったからね)、なんとか雪の中で
転がりまわり、走り回って・・・・・!

今年も、元気で、頑張ろうね〜!!!





 
2006.1.7 

ついに、二桁、大台!
インディ、 満10歳、 おめでとう!!!
まだまだ、若いぞ! 元気に行こうね!?



そして、皆さん、お祝いの気持ちをたくさん、ありがとうございました!

お肉もいつもより、ちょっと上等・・・? あはっ・・・!






 2006.1.12 

いよいよ、今日は検査の日。
血液検査、レントゲン、そして麻酔をしてのCTでの全身検査。

もうひとつ、一番怖いのが、背中のしこり・・・・・
これを診て頂くのだけれど・・・・・悪いものだったら・・・・怖い・・・・・

注射針では、うまく取れず、CT検査で麻酔をかけたときに、組織を多めにとり、病理検査に出すことに。

一針縫いました・・・・・

今日の本来の検査、血液検査、レントゲン、CT検査では、心配なところは、まず無い、ということだった。
つまり、口の中、リンパそして、肺などへの転移は、まず無いとのこと。

まずひとつは、クリア・・・・・・
あとは、病理検査の結果だ。
「でも、もし良性でも、取ったほうがいいね。」と。、南先生。
とにかく結果を待って、手術の日取りなど、決めましょうということで、この日は帰ってくるしかなかった。

結果は来週・・・・・・・
また、長い1週間になるな・・・・・

そして、どちらにしても、また、手術にはなるんだもの・・・・・・
インディ、ごめんね、頑張ろうね・・・・・



     

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