つばさ111号の殺人
目次 主な登場人物
第1章 二人消えた
第2章 失踪
第3章 予告殺人
第4章 プラス二人
第5章 椅子取りゲーム
第6章 一人一千万円
第7章 最後の賭け

解説 小梛治宣
ISBN978-4-334-76417-3

2012/5/20初版1刷
光文社文庫 に1-131
571円(税引)
301ページ
5年前に起きた殺人事件の犯人・松本弘志
殺された被害者・喫茶店オーナー、本間順一
事件の証人
 喫茶店ウェイトレス・大石あずさ、宮田直人
 小川長久、黒柳恵美、内海将司
証人拒否の事件目撃者
 佐藤賢・聡兄弟、小島伸一、柴田晃子

小川の妻・小川冨美子
松本の弁護士・川田、府中病院脳神経外科部長・沼部
黒柳恵美の友人、青木はるか、花田美由紀、池永真理
恵美のボーイフレンド、江藤修
松本が経営していた松本金融の社員・井上明
佐久間有也、外山周斉、吉田ツネ子、中田哲也
十津川の妻・十津川直子

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事・日下刑事
北条早苗刑事・三田村刑事・片山刑事・田中刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長

東京三鷹署鈴木警部、福島県警佐藤警部、藤村警部
ある殺人事件で証人を務めた二人の男女が、相次いで突然の死を遂げた。
判決時、「証人全員を殺してやる」と叫んだ殺人犯の松本は、すでに獄中で病死していたのだが……。
残る三人の証人に接触する十津川警部だったが、また一人が行方不明に! 何者かによる復讐なのか!?
捜査線上に浮上した謎の霊感師は、十津川に、さらに不吉な予言を口にするのだった――。
(裏表紙文参照)
テレビ朝日系西村京太郎トラベルミステリー シリーズ第53作、山形新幹線 つばさ111号の殺人、原作。初回放送、2010年2月6日
     十津川警部役高橋英樹さん、亀井刑事役愛川欽也さん、ゲスト、京野ことみさん、柏原収史さん、橋本愛実さんなど
サブタイトルは、謎の駅に途中下車のトリック十津川警部vs黒い帽子の女
裏表紙のところに書いてあるように、謎の霊感師と十津川らとの攻防になる訳ですが、 事件の題目となっているつばさ111号を使った犯罪の中身が、残念ながら書かれてないのです。
読んでいると、実際に犯行を実行したのが、この人なのかもというのは、わかるのですが、細かい事かもしれませんが、気になります。
それと、十津川警部の妻・直子さんも、不幸な目にあってしまうのですが、こちらも同様に、どのような手段で犯行が実行されたのか、 はっきりとは書かれていません。京太郎さんにすれば、中身は勝手に想像してくれ、といったところなんでしょう。

この事件は、テレ朝系土曜ワイド西村京太郎ミステリー第53作「山形新幹線・つばさ111号の殺人!謎の駅に途中下車のトリック十津川警部vs黒い帽子の女…」 の原作となっています。ゲスト側のメイン出演者は、京野ことみさん。実は、この放映を見た覚えがないので、再放送を期待します。 何やら、原作には登場しない人物が、ことみさんの役みたいですが・・・。テレビ的には、謎の女性が出ないと、華がなく 面白味に欠けるところがあるようで・・・。

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)   獄中死した犯人の呪い!?