目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 後生掛温泉 第2章 父の足跡 第3章 不老不死温泉 第4章 男鹿温泉 第5章 東京 第6章 L特急「たざわ」 第7章 炎の中で 第8章 同窓会 第9章 盛岡へ 第10章 再点検 第11章 穴の中で 第12章 欲望の果てに |
ISBN978-4-408-50496-4 2008/6/25初版 実業之日本社 819円(税引) 207ページ新書版 |
豊田刑事の父・豊田安治 三宅文子、文子の姪・三宅清美、清美の母・三宅夕子 後生掛温泉旅館従業員・林時子 男鹿温泉ホテル従業員・原田佳代、小池里子 文子の夫の弟・朝倉史郎 特急たざわ車掌・金村 M銀行角館支店・中山支店長 旅館「ひのき」主人・青木俊朗 弁護士・内山 浅野医師 川上淳、平山正、三宅晴夫、三宅徹 捜査陣 十津川警部・亀井刑事・本多捜査一課長・豊田刑事 秋田県警鈴木刑事・北川警部 岩手県警片山警部 | |
十津川警部の部下、豊田刑事の父親が自殺未遂事件を起こす。 「大変なことをしてしまった。死んで、詫びるより仕方がない」という内容の遺書を残して。 その父には、秋田の後生掛温泉で知り合った未亡人の殺人容疑が振りかかっている。豊田は父の無実を証明すべく東北へ旅に出る。 その後、東京とL特急「たざわ」号の車内で第2、第3の殺人事件が起こる。真犯人は別にいる。 十津川警部は真相を究明すべくみちのくへ。 後生掛、不老不死、男鹿など東北の名湯と、盛岡、角館をめぐる捜査行の果てに……。 長編トラベル・ミステリーの傑作、新装版で再登場! (裏表紙文参照) |
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短編集では、捜査一課の若手が登場し、自らが殺されたり、親族などが殺害されたり、事件は展開していました。
今回は、豊田という刑事が登場。その父が殺人事件の容疑者として疑われ、又、自白したともとれる遺書を残して、自殺行為をし、
病院に運ばれ、医師に、植物人間になるかも、という具合となります。 ちなみに、テレビでは、森本レオさん演ずる西本刑事の兄とし、太陽にほえろの殿下刑事役をした小野寺昭さんが演じました。 さすがに、親父という訳にはいかなかったようですね(笑)。登場する特急も、「かもしか」という事で、秋田新幹線の開通で、 「たざわ」も廃止されてしまいましたからね。しょうがないところです。 さて、豊田の父は、無実なのか?そして、意識は戻るのでしょうか? 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 父の殺人容疑を晴らすべく、東北へ |