十津川警部 愛憎の街 東京
掲載内容 主な登場人物
夜が殺意を運ぶ
警官嫌い
No.200の女
殺し屋Aの記録
週末の殺意

解説
大都会の闇に挑む十津川警部
山前 譲
ISBN978-4-19-850746-6

2007/6/30初版
徳間書店
819円(税引)
249ページ新書
青木巡査、大塚巡査、森下巡査、花井巡査、芝本巡査
平泉肇警視、警視の息子・平泉巡一郎、皆川巡査
(警官嫌い)
モデル・近藤ますみ、タレント・片山みどり
本多一課長の知り合い・辻、私立探偵・本西、R・C社長・角田
(No.200の女)
井上徹 神木均 岸本やよい 鈴木京子 吉岡昌夫 鹿島静山
(殺し屋Aの記録)
井上 島崎ゆき子 高木哲夫 三村さなえ
(週末の殺意)

北条早苗刑事
本多一課長・三上刑事部長
科警研・中村技官(警官嫌い)
早川冴子婦警(週末の殺意)
警視庁捜査一課の十津川警部は帰宅途中、女性が猫を轢き逃げするのを目撃した。
翌日、テレビに出演していた猫好きで有名なデザイナー・林田ひろ子が昨夜の女性であることを知る。
そこに多摩川で死体発見の報せが。被害者は銀座のクラブママ・玉木みどり。
十津川と亀井は、みどりのスポンサーである不動産会社社長・石黒に事情を聞くが、石黒にはアリバイがあった。
だが、捜査が進むうち、ひろ子もまた石黒と関係があったことが判明し……(「夜が殺意を運ぶ」)。
東京を舞台にした十津川班の活躍を描く五篇を収録。(表紙うらのページ参考)

殺し屋Aの記録 初出誌「オール讀物」 平成11年1月号(下田情死行より)
夜が殺意を運ぶは、特急「あさしお3号」殺人事件にて。
警官嫌いは、次々と警官が狙われる射殺事件が発生!捜査していく上で、ある警視の名前が浮かんできた。
No.200の女は、ある二人の女性が別々の場所で、事故死のような形で発見された。その記事を十津川が見て、 「よく似ているな」と一言。捜査権のない二人であったので、亀井の非番の日に調べる事になった。
殺し屋Aの記録は、連続で殺害される事件。その事件の被害者には、死化粧が施してある共通点があった。 しかも掘った穴の周辺は、きれいに掃除されてあった。普通早く現場を去りたい犯人の心理ですが・・・・
週末の殺意は、ある女性が殺された。かなり怨みをこめての殺し方だった。知人者の中から、高木という男が 容疑者となったが・・・・。

評価
☆☆☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)   都内で起きた事件の短編集