掲載内容 | 主な登場人物 | ||
蘇る過去 特急「あさしお3号」殺人事件 十津川警部の困惑 新幹線個室の客 解説 山前譲 |
ISBN4-19-892412-0 2006/4/15初刷 徳間文庫 590円(税引) 329ページ |
角田美津子、十津川の同僚・入江、美津子の友人・木村保子
美津子の夫・角田正三、御手洗誠也 御手洗の女・古川恵理子、林悦子 (蘇る過去) 特急「あさしお3号」殺人事件はリンク先参照 十津川警部の困惑はリンク先参照 十津川の友人・坂田、武藤好一郎、新幹線車掌・山本 武藤の妹・柴田夕子 戸田くみ子 丸山俊一 坂田の元妻・坂田洋子 (新幹線個室の客) 三上刑事部長・本多捜査一課長 初動捜査班中村警部・千葉県警崎田警部 (蘇る過去) 大阪府警塚本警部 (新幹線個室の客) | |
“ひかり116号”の個室で発見された血まみれの男が、おれを刺したのは刑事の十津川?と言い残して絶命した。 窮地に陥った十津川の決死の捜索は!?十津川警部の同窓生、かつての恋人らが巻き込まれた四つの事件を描いた傑作集。 (表紙裏文参照) この作品は2004年2月徳間書店より刊行されました。 |
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特急「あさしお3号」殺人事件と十津川警部の困惑は
共にリンク先参照をお願いします。この短編集の4つの事件、それぞれに十津川警部の友人が関係する事件のようです。 こんな事を書くと、いつも思うのですが、これだけ友人・知人が事件に関係すると、普通なら十津川警部自身も疑われるような事に なるんですがね(笑)。 最後の事件は、表題に書かれている内容の事件「新幹線個室の客」です。ある日、十津川のもとに電話がかかってきます。それは、 昔の友人・大阪にいる坂田からの電話。「明日、東京に行く。そこで相談したい事がある」と言う。その当日、事件もなく、約束通りに 新幹線ホームに迎えに行くと、坂田が乗っているはずの新幹線個室に、血まみれの男がいた。坂田と思った十津川が抱き起した男は、 坂田ではなく、他人だった。絶命する前に発した男の言葉は「おれを刺したのは、刑事の十津川・・」。 最初の事件「蘇る過去」は、ある日、十津川のもとに封書が届く。その封書の差出人は、かつて、恋人だった事がある角田美津子。 ただその封書の中には、手紙はなく、2枚の写真のみが入っていた。それから暫くして、顔を押しつぶされた女性の死体が見つかった。 その女性が持っていたと思われるハンドバックからでてきたのは、角田美津子と十津川、二人で写っている黄ばんだ写真だった。 なんの為に美津子が十津川に手紙を出したのか?、又、顔を潰され発見された女性は、角田美津子なのか?彼女の過去を追って捜査する 十津川。事件の真意は・・・。 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) |