富山ライトレール
主な接続路線等
駅名 乗り換え
始点 富山北 [電鉄富山]地鉄本線
[富山駅前]地鉄市内
[富山]JR高山JR北陸
終点 岩瀬浜
営業距離 7.6km

路線データ
軌間 1067mm
単複線 全線単線
電化方式 全線電化(直流600V)
閉塞方式 自動閉塞式
会社ホームページ 富山ライトレール株式会社

参考データ
JR西日本富山港線
(廃止線)
参考
写真は富山北駅に到着する富山ライトレールTLR0600形車両
 富山ライトレールは、以前、JR西日本富山港線から引き継ぐ形で、第3セクター化。ただ単にセクター化しただけではなく、ライトレール(次世代型路面電車)化した上での、 運営となっている。主な株主としては、富山市・富山県・北陸電力・インテックなど。
 引き継ぐ中での特徴は、当然の事ながら、JR駅ホームより出ていた以前の富山港線でしたが、富山駅北口に停留所を作り、路面電車の特色を生かし、 道路との併用軌道により、株主でもあるインテック本社前・奥田中学校前と、通勤通学に直結する路線に変更した。
 郊外部分については、JR路線を下奥井駅より使用し、終点・岩瀬浜駅まで利用している。よって、富山北〜奥田中学校前間は、軌道事業として、 奥田中学校前〜岩瀬浜間は、第一種鉄道事業として、法律上で取り扱われている。
 運行本数として、通勤通学時間である8時台が、最大6便など、JR時代に対し、3倍となって利便性を向上させている。
 土日に関して、岩瀬浜駅より、射水市コミュニティバスが乗り入れており、富山新港の県営フェリーを介して、万葉線との乗り継ぎを実現させている。 又、JR富山駅は、北陸新幹線開業に伴う連続立体化工事完成時には、対駅口にて運行する地鉄市内線に直結する計画もあるという。 (地鉄市内線が電圧は600Vであり、この計画の為、JR時代の1500Vから降圧した模様。)
ひとり事
 富山県は、万葉線や地鉄市内線など、路面電車が多い所である。反面、同県は、全国の中でも自家用車両保有数が第2位と、車社会が進んでいるとの事。 共用交通機関にとっては厳しい環境にあるとの事。その状況の中、富山市では、「公共交通を利用したコンパクトなまちづくり」の実現を進めており、 その一翼を担うこの路線の成果は、大都市東京池袋のLRT化への成功モデルとして、紹介され、評価されている。うれしい事です。
 その他、栃木・宇都宮市での慢性化した道路渋滞の解消として、このライトレール導入に興味を示しているという。  ライトレールの導入のメリットには、地下鉄やモノレールと比べ、建設や維持にかかる費用は、少ないという事だ。
 宇都宮市の他、10の自治体でも検討しているという。新しい次世代路面電車の登場に期待したい。

全駅参照
主な変更事項
富山駅北 とやまえききた 0.0 0.0 富山県富山市明輪町 場所移動
インテック本社前 いんてっくほんしゃまえ 0.4 0.4 富山県富山市城北町 新設
奥田中学校前 おくだちゅうがっこうまえ 1.1 0.7 富山県富山市下奥井 新設(旧富山口代替)
下奥井 しもおくい 2.0 0.9 富山県富山市中島 直線化
粟島(大阪屋ショップ前) あわしま(おおさかやしょっぷまえ) 2.8 0.8 富山県富山市粟島町 新設
越中中島 えっちゅうなかじま 3.2 0.4 富山県富山市中島 低床ホーム化
城川原 じょうがわら 4.2 1.0 富山県富山市城川原 低床ホーム化
犬島新町 いぬじましんまち 4.6 0.4 富山県富山市犬島新町 新設
蓮町 はすまち 5.4 0.8 富山県富山市蓮町一本木割 低床ホーム化
大広田 おおひろた 6.1 0.7 富山県富山市西宮 低床ホーム化
東岩瀬 ひがしいわせ 6.6 0.5 富山県富山市東岩瀬町 低床ホーム化
競輪場前 けいりんじょうまえ 7.2 0.6 富山県富山市岩瀬池田町 低床ホーム化
岩瀬浜 いわせはま 7.6 0.4 富山県富山市岩瀬天神町 低床ホーム化