2005.1.6

今日は、ぱぱとままの
10回目の結婚記念日なんだって。

ままはいつも
ぱぱが仕事に行ってからやっとこ起きるのに、
今日は早起きしてぱぱにお弁当を
作ってびっくりさせてたよ。
それがプレゼントなんだって。

ぱぱからは、昼頃に
薔薇の花束が届いてた。

結婚記念日に花束をもらうのは
9年ぶりなんだって。

ままはお返しに
夕飯にぱぱの大好きなシチューを
作ってあげてたよ。

『10年って過ぎてしまえば
早いなぁ〜』
って、ままが言ってた。

ままは、結婚した時、10年なんて続くのかなぁ?なんて思ってたみたいだよ〜。
で、今は20年なんて続くのかなぁ?って思ってる。あはは。

過去の日記


2005.1.13

早朝、4時過ぎ、何故だかぱぱは急に目が覚めて階段を降りた。
ぱぱが起き出した音で、ままも目が覚めた。

しばらくして病院からの電話が鳴った。


『脈が非常に弱まっているので大至急来てください。』



子供達がまだ寝ているので、ぱぱだけ急いで病院へ行った。
10分もしないで病院へついたけど、間に合わなかった・・・。




----------------------4時37分死亡確認--------------------





6時過ぎにはお姑さんは無言の帰宅をした。



葬儀屋さんとぱぱが色々な打ち合わせをする。
ままは、そっと側で見守る。



夕方には仮通夜が終わった。



2005.01.14

朝、ぱぱは早起きして家の片付けをしていた。
ままは、ちょっと遅く起きて、ご飯を炊いておにぎりを沢山作った。
お姑さんの兄弟が沢山来ると思ったから。

でも、お姑さんの実家の青森の方が大雪で交通がストップしているらしく、
誰も来なかった。


ぱぱは死亡証明書を区役所に出しに行ったり、ままは仕事の打ち合わせに行ったり。


昼過ぎ、湯灌、納棺の儀。
お風呂嫌いだったお姑さんが、シャワーでとってもキレイになる。


19時。通夜が始まる。
ぱぱとままが思っていた以上の人達が来てくれた。
感謝。



通夜が終わり、ぱぱ、まま、子供達、ままのぱぱ、ままのぱぱの奥さん、
ぱぱのぱぱの弟の奥さんが会場に残る。

皆が寝静まった2時過ぎ、ままは一人起きていて、
お姑さんが眠る棺に向かって、ビールを3本呑んだ。
心の中で色々会話をしながら。


2005.1.15

10時から告別式。

最後にお姑さんの周りに沢山お花を入れてあげる時、
ままは心の中で、
『大好きなお花に沢山囲まれて良かったね。』
と言った。

11時出棺。

12時から火葬。

13時半に焼き上がり。
皆で骨を拾う。

15時から繰り上げ法要。

16時前には全て終えて帰宅。



通夜でも告別式でも、ぱぱもままも涙一つ流さなかった。
ただ、無事に終わる事だけを祈っていた。

きっと、冷たいと思われたかな・・・?

でも、くーじぃはぱぱの気持ちもままの気持ちもちゃんと分ってるからね。



2005.02.02

『四十九日が過ぎるまで、お祝い事に参加したら駄目だよ』

と言われて、ままはずっと楽しみにしていた後輩の出産祝いにも行けず、
悶々とした日々を過ごしていたんだけど、
お店で新年会をやる話が持ち上がり、ままは
『いや、残念だけど、今回はまだ喪にふしてないと駄目でしょ』と言うと、
『違う違う、新年会はやめて、慰労会という事にしたから!!!』
『あ、慰労会なら出れるか!お祝いじゃないから。』

なんて、都合の良い話!!!

まぁ、だけど、くーじぃが思うに、それだけままがみなさんに可愛がられているという事だよね。
だって、『新年会!!!』って言っちゃえば、
『あんたは駄目』ってなるんだから。

ありがたい事だと思いなよ、まま。

←ままの手じゃないよ〜。


2005.02.04

ままが、ままのぱぱにケータイでメールを送っていた。
内容は、
『お父さん、今年のバレンタイン何か欲しい物ある?』

すると、返ってきた返事が、文章が何も無く、ただ
『\』
の一文字。

当然ままが抗議メールを返したのは言うまでもない。

この前は、ままが天気予報見ていたら、
ままのぱぱが住んでいる地域の最低気温が−20度だったので、
ままは『お父さんとこの明日の最低気温−20度だってさ!!!アハハ!!!』
って、送ってた。

ふふん。とか思っていたままだったけど、
しばらくして返ってきた返事が、
『一日の積雪40センチより、−20度の方がまし』
だって。

当然ままが『きぃーっ!!!』とくやしがったのは言うまでもない。

いつまでたっても、親にはかなわないという事だよ。
あきらめな、まま。

ままのぱぱは、ままがどんなにいたずらしても軽く流す技を持っているからね。
何十年もいたずらされつづけていたら、当然いたずらをかわすプロだもの。

ままがいい年していたずらするのも愛情。
ままのぱぱがどんないたずらも怒らずにひょいとかわすのも愛情。

・・・。変な親子。


2005.02.12

ままが台所仕事をしていると、玄関のドアがガチャッと開いて
お姑さんが入ってきた。

そして、
『むこうはやっぱり嫌だから、こっちに戻ってきたよ』
と言った。

ままは、何だか嬉しくなって、涙が出てきて、お姑さんの手をとって
『戻ってこれて良かったね〜!!!』
と言って喜んだ。






・・・・・という夢を見た。



なんだ。
まま、ちょっと寂しいのかい?



明日は初めての月命日。

もうひと月たったんだ〜。。。
早いなぁ。


2004.02.25

ままは結構雪かきが好きな方だ。
もともと雪が好きだから、大人になっても堂々と雪と戯れる絶好の機会だから。

でも、今年の大雪には、さすがのままも『雪嫌い・・・』と思い始めている。

片付けても片付けても減らない。
片付けた側から、どんどん降ってくる。

ままは、ふと思った。

『もし雪がおうど色だったら嫌だなぁ。。。白いからやれるんだよな〜』って。

意味わかんないよね〜。


またままが、ままのぱぱにメールを送っていた。

『もう雪かきいやだ!!!』って。

返ってきた返事が、

『春分の日までの我慢』

え〜、本当にそれまでなのかなぁ。。。


2005.03.10

今日はお姑さんの誕生日だった。
生きていたら74歳になってた。

まぁ、考えても仕方無いんだけどね。キリがないから。



ままは毎年プレゼント渡していたけど、ままが買った物をお姑さんが使わないので
あれこれ考えるのが面倒になって、
ここ最近は毎年花束にしていた。

まぁ、花束が一番喜んでたけどね。

プレゼントって難しい。
何をあげたら喜ぶかとかそういう事以前に、
くれる人に対して愛情が無いと、貰ったプレゼントはただのゴミになっちゃう。


逆に愛する人から貰うものはゴミでもステキなプレゼントと化す。

まぁ、プレゼントと化したゴミが、またゴミに戻る事もあるけど。


でも、子供から貰ったものは、永遠に宝物だ。


2005.03.28

『あんたはいいよね。みんなに愛されて。』とままは言われた事がある。
ままは、言われた瞬間、一体どういう意味なのか分らなくて返事ができなかった。

みんなに愛される事は良くない事なのかなぁ。
常に誰かと敵対していて、悪口を言ってないと駄目なんだろうか。

でも、影で悪口言う位なら、と、ままは本人に直接言ってしまう。
だって、その方が早く解決するし。

でも、本当に嫌いな人とはかかわらない。

ままは、一度人を嫌いになったら、ずっと嫌っちゃうタイプだ。



『あんたはいいよね。みんなに愛されて。』



言った本人はもう忘れてると思うけど、今まで言われた悪口の中で
一番ままの心に刺さっている気がするんだって。

何でだろうね。
ままにも分らないし、くーじぃにも分らない。


未来の日記