ここにも行きたかったと後悔しないためには　

私も経験したことなのですが、個人旅行が終わってから、ココも行きたかった〜と後悔することがあります。そうならないためのちょっとしたアドバイスです。

ガイドがいない個人旅行では、自分から積極的に情報を集めなければなりません。本（ガイドブックや旅行記）を読んだり、旅行サイトを覗くのがいいでしょう。
帰国してから、「こんな素敵な教会があるなんて知らなかった」と気付くようでは遅すぎます。
　

もう１つは旅行の目的を決めることです。と言っても「ルネッサンス絵画鑑賞の旅」という大層な目的だけでなく、「ポルチーニ茸を食べたい（それが私の大きな目的でした。とほほ）」、「ブランド品を買いまくる」というポイントとなる目的でも構いません。
ガイドのいない個人旅行では目的を持って行動しないと、ただブラブラするだけで時間が過ぎてしまいます。印象に残った場所がなければ旅行全体に後悔が残るもの。自分なりのポイントを絞った旅行を心がけましょう。

それからイタリアでは次の３点に気をつければ、後悔する確率が低くなると思います。

計画の段階では欲張ってしまい、実際には時間が足りない可能性があるので、行きたいところ、したいことなど、行動に優先順位をつけます。
具体的に言うと、１日のうちでこれだけはハズせないというポイントを探します。そして、そこに何時頃行くかを決めてから残りの時間の過ごし方を決めます。こうすれば時間が足りなくて、「絶対に見たかった○○○に行きそびれた」という最悪のケースが避けられそうです。

例えば、ブランドショップを回るなら、比較的混雑していない午前中。フィレンツェのミケランジェロ広場で景色を楽しみたいなら、午後から夕刻にかけてなど…訪れる場所によって最適な時間があるはずです。

この方法をおすすめするのは時間を有効利用するためです。人気のある場所でも、朝イチならすいている確率が高く、日中に比べてゆっくり見学できます。余計な待ち時間（これが結構ツラい）を短縮できる分、ブラブラしたり、買い物をしたりと行動に余裕が生まれます。混雑するシーズンには朝30分早く出発するだけで、結局、その何倍かの時間を得することがあるようです。

私はメディチ家礼拝堂に朝イチで行ったところ、私と夫しか見学者がいませんでした。少し早起きするとラッキーなことがあるかもしれません。

同じ街に何日か滞在するとしても、ずっと天気や体調が良いとは限りません。ですから定休日や閉館日をチェックしておき、できれば初日に一番見たい場所に行くように努めます。こうすれば万が一、目的を達成できない場合でも、もう１度トライするチャンスが残ります。また、気に入ったレストランなどは再度訪れることもできます。

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