フィレンツェの最終日は雨でした。
今日は午前中にフィレンツェを出発し、列車でヴェネツィアに移動します。ヴェネツィアのホテルに早めにチェックインし、眺めの良い部屋をリクエストするためです。
ところが、テレビを見てビックリです。
アクア・アルタで列車が運休?
ホテルの部屋では、毎朝、テレビ(5チャンネルの番組)を見ていました。ニュース、スポーツ、天気予報、交通情報、星占いを10〜15分間隔で繰り返すという、日本ではあまりお目にかかれない内容です。
その日の朝の画面には悪天候で立ち往生する列車が映し出され、アナウンサーは、昨日ヴェネツィアでアクアアルタ(高潮)によって交通が麻痺したことを伝えていました。
でも私のイタリア語の能力では、今日の状況を聞き取ることができなかったので、フロントに問い合わせることにしました。
チーズとワイン
イタリア語で手紙作戦 1
この1年間のイタリア語の勉強で、相手の言っていることやパンフレットに書いてあることは、少しは理解できるようになったのですが、話すことには、全く自信が持てません。特に小心者(?)の私は、実際の会話になると頭の中が真っ白になってしまいそうです。
そこで事前に聞きたいことやお願いをイタリア語で紙に書き、フロントの人に読んでもらうことにしました。私の書いた手紙を読んで事情を知ったフロントの男性は、電話で駅に照会し、今日は平常通り列車が運行されることを教えてくれました。
肉屋の店頭。 天井からはプロシュートやニンニクが ぶら下がっています。 |
左の写真のアップです。 ケースの中にはハム類がたくさん! 鶏肉で作ったハムもありました。 |
フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
日本の駅では列車が何番ホームに到着するか決まっていますが、イタリアでは駅に着く直前までわからないこともあります。構内のアナウンスも聞き取りにくく、電光掲示板が頼みの綱です。でもそれさえもギリギリまで表示されないことが多いので、肝を冷やします。
改札口はなく、乗客はホームの端にある刻印機にキップを差し込んでから列車に乗ります。
ホームは日本より低い位置(地面とほとんど同じ高さ)にあります。列車の入り口には数段のタラップあり、乗り込むときには重い荷物を持ち上げなければなりません。タラップは狭く、1段1段が日本より急なので、荷物を載せるには結構体力が必要です。
列車は、20分位遅れて駅に入ってきました。例によって、何番ホームに入るのかも直前までわかりませんでした。
ダ・ヴィンチ展のポスター
フェーゾレにて。
引き続き2002年の ヴェネツィアに進む |