2002年 フィレンツェ (6)

フィレンツェの最終日は雨でした。
今日は午前中にフィレンツェを出発し、列車でヴェネツィアに移動します。ヴェネツィアのホテルに早めにチェックインし、眺めの良い部屋をリクエストするためです。
ところが、テレビを見てビックリです。



  アクア・アルタで列車が運休? 

ホテルの部屋では、毎朝、テレビ(5チャンネルの番組)を見ていました。ニュース、スポーツ、天気予報、交通情報、星占いを10〜15分間隔で繰り返すという、日本ではあまりお目にかかれない内容です。

その日の朝の画面には悪天候で立ち往生する列車が映し出され、アナウンサーは、昨日ヴェネツィアでアクアアルタ(高潮)によって交通が麻痺したことを伝えていました。
でも私のイタリア語の能力では、今日の状況を聞き取ることができなかったので、フロントに問い合わせることにしました。

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チーズとワイン
チーズとワイン



  イタリア語で手紙作戦 1 

この1年間のイタリア語の勉強で、相手の言っていることやパンフレットに書いてあることは、少しは理解できるようになったのですが、話すことには、全く自信が持てません。特に小心者(?)の私は、実際の会話になると頭の中が真っ白になってしまいそうです。

そこで事前に聞きたいことやお願いをイタリア語で紙に書き、フロントの人に読んでもらうことにしました。私の書いた手紙を読んで事情を知ったフロントの男性は、電話で駅に照会し、今日は平常通り列車が運行されることを教えてくれました。

肉屋さん




肉屋さんのショーケース
肉屋の店頭。
天井からはプロシュートやニンニクが
ぶら下がっています。





左の写真のアップです。
ケースの中にはハム類がたくさん!
鶏肉で作ったハムもありました。




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  フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 

日本の駅では列車が何番ホームに到着するか決まっていますが、イタリアでは駅に着く直前までわからないこともあります。構内のアナウンスも聞き取りにくく、電光掲示板が頼みの綱です。でもそれさえもギリギリまで表示されないことが多いので、肝を冷やします。 

改札口はなく、乗客はホームの端にある刻印機にキップを差し込んでから列車に乗ります。
ホームは日本より低い位置(地面とほとんど同じ高さ)にあります。列車の入り口には数段のタラップあり、乗り込むときには重い荷物を持ち上げなければなりません。タラップは狭く、1段1段が日本より急なので、荷物を載せるには結構体力が必要です。

列車は、20分位遅れて駅に入ってきました。例によって、何番ホームに入るのかも直前までわかりませんでした。

ダ・ヴィンチ展のポスター
ダ・ヴィンチ展のポスター
フェーゾレにて。




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