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ホテル

ヴェネツィアのホテルの宿泊代金は他の街に比べて高く、また、街の中でも地域によってバラつきがあります。大きなホテルは運河に面した船着き場を持っており、水上タクシーでホテルに到着することもできます。
人が通るのかと思うような狭い路地の奥に、お洒落なホテルがあることも少なくありません。 

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ヴェネツィア

HOTEL AMBASCIATORI (アンバシアトリ)

 メストレの4ツ星大型ホテルで、日本人ツアーが利用していました。
 2001年にヴェネツィア本島のホテルがとれなかったので、ここに宿泊しました。
 隣には大型スーパーのPAMがあります。(AM9時〜PM8時)
 ホテルの前にバス停があり、4番のバスに乗ると約15分でローマ広場に到着します。


  ベニスの商人 1号 

フロントでヴェネツィア行きのバスのチケットを買った時のことです。私がフロントに飾っていたガラス製の花器を眺めていると、フロントの男性が商売気たっぷりにニヤニヤしながら言いました。
「マダ〜ム、ムラーノ」

もしやこれは、ガイドブックで噂のムラーノ行きのお誘いでは…? 
ホテルの人に「無料でムラーノ島のガラス工場見学に連れていく」と誘われ、行ってみたら、最後に高額なガラス製品を買わされてしまったという話です。私は「やばい!」と思い、「ノー、ノォ〜!」と言って逃げるようにフロントを離れました。

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HOTEL OLIMPIA (オリンピア)

 ローマ広場の近くにある、3ツ星プチホテルです。
 2002年、予約したはずのホテルアルレッキーノに泊まれず、隣のこのホテルに1泊しました。
 アルレッキーノの系列ホテルです。

HOTEL ARLECCHINO (アルレッキーノ)

 アルレッキーノとは、ヴェネツィアの即興喜劇(コンメディア・デッラルテ)の登場人物の名前です。
 小運河の角に立つ3ツ星プチホテル。見つけやすく、眺望の良い部屋がたくさんあることが魅力です。 
 すぐそばには Enalottoという小さなスーパーがあります。
 宿泊していた日本人は私たちだけでした。

 このホテルからリアルト橋に向かうには、ローマ広場から水上バスに乗る方法、もしくは裏道を徒歩で。
 どちらも15〜20分程度です。

ホテルアルレッキーノの外観
ホテル アルレッキーノは角の建物。
ローマ広場のすぐそばです。



  ホテルの予約が入っていなかった事件 

「ヴェネツィアでは運河に面した眺めの良い部屋に泊まってみたい」というのが、2年越しの私の希望でした。でも、サンマルコ広場やリアルト橋付近のホテルはさすがに高かった!

私がホテル予約のWebで見つけたのは、ローマ広場の近くにあるホテル・アルレッキーノです。このホテルは小運河の角に立っているので、眺めが良い部屋が多いらしいのです。ホテルのメールアドレスがわからなかったので、旅行会社に予約してもらいました。ところが…。

* * * * *

眺めの良い部屋をリクエストするには、早めにホテルにチェックインするに限ると考えて、私たちは正午にヴェネツィアに到着しました。フロントにバウチャーを差し出すと、フロントの男性は言いました。「あなたたちの予約はありません。このホテルは今夜は満室です。」 (-_-;)

どうやらホテルの手違いで予約が入っていなかったらしく、「隣も系列のホテルですよ。そちらなら泊まれますが、いかが?」と言われました。ホテルを選ぶときには隣のオリンピアホテルも候補に入れていたものの、部屋からの眺めでアルレッキーノに決めたので、承服しがたいところです。

でも部屋がとれないと言われては仕方がありません。やむなくその日はオリンピアに泊まりました。しかし部屋は中庭に面していて運河は見えず、私は納得がいきませんでした。これは何とかしなくては…。

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  イタリア語で手紙作戦 2 

その夜夫と相談し、部屋を変えてもらえないかと交渉することにしました。私のイタリア語のレベルでは面と向かって話す自信がなかったので、再び手紙を書くことにしました。

翌朝、「私は、眺めが良いからアルレッキーノに予約した。今の部屋は眺めが悪いので部屋を変えてほしい。」と書いた手紙をオリンピアのフロントの人に渡しました。彼は私の手紙を読むと、アルレッキーノに電話して相談したようです。聞こえないようにゴニョゴニョと「イタリア語で手紙を書いてきたぞ…」と言いながら。

交渉の甲斐あって、残りの3泊、私たちはアルレッキーノに泊まることができました。部屋は希望通り運河に面しており、朝は野菜や果物などを積んだ船が何艘も窓の下を通るという願ってもないロケーションでした。どうやらセリを終えた船が市場に向かうルートだったようです。  

野菜を積んだ船 
ホテルの部屋からは市場にむかう船の
往来を見ることができました。
狭い運河ではカーラジオならぬ、船ラジオの
音が響いていました。




果物を積んだ船
奥の船を桟橋に果物を下ろすところです。
荷物を載せた船は、中身が丸見えです。
シーツやスーツケースなどを
満載した船を見ることもあります。




  ホテルマンの言葉 

交渉の末、ホテル・アルレッキーノにチェックインした時のことです。
フロントで宿泊カードの記入を終えた私たちに、フロントの男性が英語で説明をはじめました。どうやらホテルの緊急時の注意事項らしいのですが、早口だったので(正確には英語力がなかったので)、ほとんど意味がわかりませんでした。彼は、何度か説明を試みたものの、夫は「Pardon?」を連発するのみ。

諦め顔のホテルマンは、最後にこう言いました。「You trust me(僕を信じて)!」
私も夫も力なく笑って頷くしかありませんでした。

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ホテル アルレッキーノの室内
アルレッキーノの室内。
運河沿いの部屋は9月にもかかわらず、少し寒かったです。




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