・・・企業都市リヒタルゼン・・・ 東西の貧富の差が激しいこの都市にやってきた、アル・セラフィ・アンバーの3人。 アル :「リヒか・・・久しいな。」 セラフィ:「兄さん、来たことあるんですか?」 アル :「ん? あぁ、まぁな・・・」 アルはなぜか語尾を濁す。 言いにくいことでもあるのだろうか・・・ アル :「アンバー、あのクーラとかいうのは、ここにいると思うか?」 アンバー:「・・・どーでしょぅ・・・私からはなんとも・・・」 アル :「ここからまたどこかに飛ばされる・・・ってのが無いことを願うな・・・」 アンバー:「とりあえず街中でも散策します?」 セラフィ:「なにか手がかりくらいははあるでしょう。」 アル :「そうだな。ここまで飛ばして何もなしってこともないだろう。 分散したところを強襲されても厄介だ。まとまって行動しよう。」 セラフィ:「わかりました。アンバーさんはこの街は詳しいですか?」 アンバー:「数度きた程度で そこまでは詳しくありませんねー」 セラフィ:「そうですか・・・」 アル :「俺もそこまで詳しいと言えるほどではないが・・・ この街に、クーラ達に関して何か知ってる奴なんているんだろうか・・・」 アンバー:「むしろこんなところで襲うかどうかも怪しいですし・・・ん?」 ふとアンバーが明後日の方を向き立ち止まる アル :「どうした? アンバー」 アンバー:「今あそこになにか・・・・」 向いた方向――建物の屋上あたりを指差そうとした瞬間 ??? :「フリーーーズ・・・」 声と共にセラフィの後頭部に硬く冷たいものが押し付けられた セラフィ:「・・・!?」 アル :「・・・なに・・・?」 ??? :「おーっと動かないでねー・・・死ぬよ?」 硬く冷たいもの――銃――を突きつけている目隠しを装備したガンスリンガーが悪びれもなく言う アル :「・・・試してみるか?」 セラフィ:「え?兄さん・・・?」 アルは、ガンスリンガーに聞こえないようにこっそりセラに耳打ちをした。 セラフィ:「・・・わかりました。」 ??? :「・・・試してもいいんだけど・・・標的君らじゃないんだよねー」 アル :「・・・ほう。」 するとパッと銃をはずし5.6歩下がり言う ??? :「ねっ・・・エース♪」 目隠しをずらしつつアンバーに向かい言い放つ アンバー:「・・・・・・ヴァーム・・・君だったか・・・」 アル :「ヴァーム・・・? アンバ、コイツを知ってるのか?」 アンバー:「ヴァーム・・・昔のチームメンバーですよ」 ヴァーム:「覚えててくれたー?やー久しぶりだねエース何年ぶりかな、あん時以来だよね」 アンバー:「君がなんでこんなところに・・・普通の生活をしていると思ったが・・・」 ヴァーム:「んー・・・依頼があってね・・・残念だよ、エース。アナタを始末しないとなんてねー」 アンバー:「・・・そういう事か・・・」 アル :「させると思うか・・・?」 直後、ヴァームの両腕は背後から羽交い絞めにされた。 セラフィ:「賭け・・・でしたよ。うまく近い場所にテレポートできてよかったです。」 ヴァーム:「わぉ♪ いいお仲間をお持ちでこれは困ったねぇ・・・」 困ってるようにはけして見えない アンバー:「ヴァームお願い、今は黙って引いてくれるかな。 全部終わったらどーとでもしていいから・・・」 アル :「そう言って聞く相手でもないだろう・・・けどな、ヴァームとやら。 余裕そうな表情をしてるが、セラフィを女だと思って侮らないほうがいいぞ?」 ヴァーム:「ほーどうなるのかねぇ?」 セラフィ:「えっと、兄さん・・・?これからどうすれば・・・」 アル :「とりあえず銃を取り上げるか・・・」 アルは目に付く限りの銃を、ヴァームの体から地面に叩き落していった。 アル :「ヴァーム、この状況でもまだ何かするつもりなのか?」 ヴァーム:「・・・なんつーか戦いなれてるねー・・・でもさ」 その間にも指を細かく動かしていた ヴァーム:「これでもエースとチームを組んでたんだよ?どーいうことか判ると思うけどなー」 アンバー:「!!アルさん、セラフィさんそこから離れて!!」 セラフィ:「え・・・?」 アル :「っ!?」 セラフィは即座にテレポートを、アルはバックステップを使い、瞬時に距離を置く。 ヴァーム:「遅いよ・・・」 ヴァームが指を握りこむと四方八方から弾丸がヴァームを中心に飛んできた セラフィ:「に、ニューマ!!」 幸いにも、アンバーのすぐ近くに出現したセラフィ。 咄嗟に張られたニューマはなんとかアンバーも効果範囲に入れていた。 しかし、離れたところにいたアルは・・・ アル :「っつ・・・」 セラフィ:「兄さんっ!!」 アル :「心配するな、少しかすっただけだ。」 たしかに身体は数箇所カスっただけのようだが、トレードマークであるウサミミが穴だらけになっていた。 アンバー:「・・・・・・ヴァーム、本気なんだね・・・」 ヴァーム:「最初からそのつもり、じゃソロソロ本気ではじめるよ! っとその前に・・・ねー、そこのお二人さん」 不意に話しかけられるアル・セラフィ アル :「・・・なんだ」 ヴァーム:「目標はエースだけなんだー。ジャマすんなら一緒に殺っちゃうからよろしくー んじゃ、スタートねーチャオ♪」 そういってハエの羽を使いどこか経てレポートしていった アル :「・・・・・・口は軽いが殺意は本物だな・・・」 アンバー:「・・・・・・」 いつになく沈み気味のアンバーがそこにいた アル :「遠距離射撃・・・奴は俺たちの射程圏外から狙えるか・・・」 セラフィ:「厄介ですね、射撃はニューマで防げるとしても、あんなふうに飛ばれては手が出せません・・・」 アンバー:「!!」 パンパン!! 何を思ったか自分の両の頬をたたく アル :「・・・どうした、いきなり・・・・」 アンバー:「・・・ちょっと気合を入れて・・・」 ぐっと拳を握り アンバー:「さ、サクサク倒してジェイドちゃんのところに行くとしましょう!!」 セラフィ:「サクサクって・・・何か策はあるんですか?」 アンバー:「ありません!!」 ない胸を張ってはっきり答えた セラフィ:「即答・・・ですか。 兄さんは何か・・・あれ?」 アルのほうを見たセラフィは、何かに気づく。 セラフィ:「兄さん、その耳・・・」 見ると、穴だらけになっていたはずのアルのウサミミは、今までどおり綺麗に生えそろって(?)いた。 アル :「あぁ、これか・・・」 セラフィ:「その耳、兄さんから直接生えてるんですよね・・・?」 アル :「ん? まぁ、そういうことになってるが・・・」 セラフィ:「そういうことになってる・・・?」 アル :「まぁ、細かいことは気にするな。それより今は、どうやってあのヴァームを倒すか・・・だ。」 ウサミミをパタパタゆらしながら真剣な表情で話すアルの姿は、どことなく滑稽だった。 アル :「さっきの技がある以上、どこから飛び込んでも間違いなく、こちらが攻撃する前に撃ち抜かれる。」 セラフィ:「私のテレポートでは不確定要素が多すぎますし・・・」 アル :「俺に気づかれずにあそこまで近づけたほどの奴だ・・・俺のクローキングも通じないだろうな。」 アンバー:「んー、方法がないわけじゃないんですが・・・」 アル :「そうなのか?」 アンバー:「ぶっちゃけますけど、ハイリスクハイリターンですよ?」 アル :「・・・聞くだけ聞いてみようか。」 アンバー:「簡単ですよ私が囮になって、射撃位置を特定して倒す」 アル :「却下。」 アンバー:「一番確実ですよ?」 セラフィ:「囮なら、ニューマで自衛できる私が・・・」 アル :「奴の狙いは、今のところアンバーだけなんだ。セラフィは囮にならない。」 セラフィ:「・・・それもそうですね・・・」 アル :「囮のアンバーに、防衛役のセラフィをつけても警戒されるだけだ。 かといって、アンバー一人では危険すぎる。 なにより、射撃位置を特定できてもすぐにテレポートされたら無駄骨だ。」 ピュン 話し込んでいる間にアンバーの頬を弾丸が掠める アル :「・・・こうしている間にも狙ってるってことか。 だが、集まっている間なら、まだニューマで防げるか。」 アンバー:「埒が明きませんね・・・」 セラフィ:「とりあえず、ニューマは張りますね。」 急いでアンバーの頬にヒールを施し、その場をニューマで覆う ガッ! ガッ! ニュマを貼ったすぐわき当たりの床に弾丸が当たると そこから火柱が一気に立ち上がる アンバー:「ちっ・・・・やっぱりこれももってたか」 アル :「発火弾・・・?そんなものがあるのか?」 アンバー:「マジック・バレットです 私が昔作ったことがあります」 アンバー:「弾数的にはそんな数はないと思いますが弾は防げても効果までは防げませんよ」 アル :「チ、厄介だな・・・とにかく、どこかに避難しよう。」 アンバー:「どうしますアルさん、このままでは後手に回るだけですよ」 避難のため走りながらアルに問う アル :「弾切れを待つわけにもいかないし・・・どうしたもんかな・・・」 その走る眼前の床がはじけ飛び 砂埃で視界をさえぎられた セラフィ:「きゃぁ!?」 アンバー:「考える時間も与えないか、教えたとおりに動きやがって・・・変わってないな・・・」 アル :「教えたとおり・・・?」 アンバー:「まだチームになりたてのころあの子は若かったので私が師事したのですよ。 魔力の使い方から相手を罠にはめる方法まで一通り」 アル :「それを逆手に取ることはできないか?」 アンバー:「出来なくはありませんが・・・地理的に不利ですね 意表をつければあるいは・・・」 アル :「意表か・・・とはいえ、あの距離・・・」 アンバー:「遠距離で威嚇して、疲弊をしたところで近距離で止めをさす 私が教えた常套手段ですよ あの子はそこまで遠距離射撃は得意じゃありませんし」 アル :「ん・・・?」 セラフィ:「兄さん、どうかしたんですか?」 アル :「いや、さっきからぜんぜん人がいないと思ってな・・・たいしたことじゃないんだが・・・」 セラフィ:「そういえば、いませんね・・・」 アル :「暴れるために避難させたか?」 セラフィ:「そうかも知れません。 もともと無関係の人は巻き込むつもりがなさそうでしたし。」 アンバー:「・・・市民の人には何か理由をつけて避難でもさせてるのでしょう。 被害は最小限にが我がチームのもっとうでしたから」 アル :「なるほどな・・・」 セラフィ:「遠距離が得意じゃないにしても、私たちの目に留まらないようにはしてるみたいですね。」 アル :「でもまぁ、人がいないってことはこっちも派手にやれるってことだな。」 セラフィ:「そうですけど・・・なにをするつもりなんですか?」 アル :「なにも思い浮かばないなら、思いつくことを手当たりしだいにやってみればいいさ。」 アルは腰からカタールを抜き取り、ニヤリと笑った。 砂埃が晴れてきた そこにはヴァームが飄々と立っていた ヴァーム:「はぁーい、たのしんでるー?」 アル :「それなりに楽しんでるが、お前は余裕そうだな。」 ヴァーム:「こういうことは楽しんでなんぼでしょ?」 アル :「殺しを楽しむってのも、悪趣味なもんだな。 少なくとも俺は楽しみにしたことは無いが。」 ヴァーム:「またまたー鍛えた力で敵を倒すのに楽しみはないってのー?」 チャキッ ハンドガンを一丁アルに向ける アル :「あいにく、対人の殺生はギルドからの依頼でしかしたことがないんでね。 楽しむ余裕なんてないなっ!」 言うが早いか、ヴァームに”砂まき”を浴びせるアル。 ヴァーム:「いたたっ・・・でも目潰しは無駄無駄!!」 お返しとばかりにアルに向かい乱射する アル :「・・・気づかないだろう・・・?さっきの砂の中に入っていた”異物”のことなど。」 アルは弾丸を紙一重でかわしていく。 アル :「これはどうかな・・・? ベノムダスト!!」 アルが指を鳴らすと、さっき砂を撒いた場所に毒の霧が広がる。 とうぜん、砂撒きを浴びたヴァームは、その中心にいた。 ヴァーム「うわっぷ・・・へぇーこういう使い方もあるんだ・・・・・・」 目隠しのせいかその表情は読めない アル :「それだけじゃ・・・ないんだけどな。」 アンバー:「よーく考えたらアルさんが”普通に”戦ってるのをまともに見たのははじめてかも・・・」 毒の霧が晴れてきたとき、その場にアルの姿はなかった。 そして突如腹部に来る衝撃。 セラフィ:「・・・すみません。こう見えても力には自信があるんです。」 ヴァーム:「かはっ・・・・」 不意の衝撃にさすがによろめくヴァーム アル :「グリムトゥース!!」 相手にダメージを与えると同時に、その動きを鈍らせる、アサシン特有の技。 アルはその準備としてハイド状態になっていたのだ。 アル :「これでマトモには動けないだろう。」 アルは、ヴァームの頭に軽く触れるだけで、その場を離れた。 アル :「お前を殺したくは無いから言っておく。 そこから動くな。」 ヴァーム:「・・・くっ、さすがに分が悪いな・・・仕方がない」 そういって背中から取り出したは・・・散弾銃 ヴァーム:「こいつがとっておきさ!!フルバスターを食らっときな!!」 アルめがけて全弾発射スキル”フルバスター”が放たれる アル :「・・・動くなといったのに・・・」 アルは被弾を覚悟したのか、その場から動かずに一言だけつぶやいた。 アル :「・・・ベノムスプラッシャー・・・」 毒状態の相手を内部から破裂させる、アサシンの最も恐るべき毒系スキル。 アルは、ヴァームの額に触れたときに、それを仕込んでいたようだ。 ヴァーム:「・・・・・・そっちも・・・もってた・・・か・・・」 片ひざをつきつぶやく ヴァーム:「・・・どうした・・・まだ生きてるよ・・・?」 アル :「マスターしてないから、トドメ刺しきれないのが珠に傷・・・だな。 どのみち、もうほとんど動けないだろう。 あぁ、ちなみにさっきの弾幕だが・・・」 セラフィ:「・・・ニューマです。状況はよく確認したほうがいいですよ?」 アル :「ということだ。とにかく、俺はギルドから依頼がない限りは人間は殺さない。 命までは奪わないから、もう俺たちを狙ったりするな。」 ヴァーム:「・・・くっ」 そのまま後ろへ倒れ大の字になる ヴァーム:「結局、一人じゃ何もできないってことか・・・・」 セラフィ:「・・・あの・・・傷、治します?」 アル :「それはセラフィに任せる。そのあとの処理は・・・アンバー次第だ。」 ヴァーム:「・・・・・・無用だよ 処理なんて自分でつけるさ」 傷ついた身体で唯一持てるハンドガンを自分のこめかみへ ヴァーム:「・・・・・・これでいいんだろ?エース」 その傍らにはアンバーがたたずむ アンバー:「・・・・・・ヴァーム、君はそれでいいの?」 ヴァーム:「いいもなにも、エースがやってきたことくらいは知ってるつもり。 こうやってとり逃しを消してきたんでしょ」 アンバー:「・・・・・・」 ヴァーム:「私とクーラで最後だよ・・・じゃあね・・・」 言い終わると指を掛けた引き金が動く アルとセラフィは、少し離れた位置で静かに事を見守る パーン・・・ 撃たれた弾はこめかみに届くことはなくアンバーの左目を掠めていった 打つ瞬間にヴァームの腕を蹴り上げたのである ヴァーム:「何・・・」 アンバー:「君を消す理由はない・・・作られたわけじゃないんだから、普通に生きてほしいんだよ・・・」 ヴァーム:「・・・・・・そんなこと・・・いまさら・・・」 アンバー:「作られてるんだったらベノムダストも効果薄いし、スプラッシャーでここまでダメージは受けないはずだよ」 ヴァーム:「・・・・・・」 アンバー:「すぐにはムリだろうけど、一般人としての生活も悪くないさ。 その傷はおいたをした罰と思ってここでじっとしてるんだね」 ヴァーム:「・・・・・・」 踵を返すと アンバー:「アルさん、セラフィさんお疲れ様でした、そしてすいませんお役に立てなくて」 アル :「いや、アンバーの情報は助かった。 遠距離がそれほど得意じゃないなら、しばらくすれば向こうから近づいてくると思ったからな。」 セラフィ:「とりあえず、手当てします。」 セラフィはヴァームに頼りないヒールをかける。 セラフィ:「少しは、楽になりましたか?」 ヴァーム:「・・・ありがと。」 そっけなく答えた アル :「ところでアンバー、俺が”普通に”戦ってるのは初めて見たとか言ってたが、 あれはどういう意味だ?」 アンバー:「アサシンらしく戦ってるのは初見だったなーと 夏祭りのときはいっぱいいっぱいでしたしー」 アル :「あぁ、ん〜・・・まぁそうかも知れないな。」 セラフィ:「兄さんはけっこう小細工しますから・・・いざマトモに戦うと、それはもう・・・」 アル :「・・・セラフィ、せめて”工夫”と言ってくれ・・・」 セラフィ:「いいんです。 でも、そうやって”本来の用途”以外のスキルの使い方をするあたりが、 アル兄さんの強さの秘密なんでしょうね。」 アル :「セラフィは力押しだからな・・・」 アンバー:「あはー、”策”なら私も色々ありますよー?」 アル :「アンバーのはただのインチキだ。」 セラフィ:「ペテンっていったほうがしっくり来ないですか?」 アンバー:「ひどい言われようですねぇー おねーちゃんすねちゃいますよー?」 アル :「勝手にしろ。まったく、さっきの緊張感が台無しだ。」 セラフィ:「さしずめ、”ムードブレイカー”ですね?」 アンバー:「あら、ムードは大事にしてるつもりですよー?」 アル :「それより、これからどうするんだ?ここにクーラはいないようだし・・・」 アルはアンバーの言葉をスルーし、話を強引に本題に戻した。 アンバー:「フェイにいるんでしょうねぇ・・・ジェイドちゃんが切れなきゃいいんですけど・・・」 ヴァーム:「ねぇエース・・・」 落ち着いたのかヴァームが声をかける アンバー:「なに?ヴァーム」 ヴァーム:「そのジェイドってのは、もしかしてジョーカーのこと?」 アンバー:「・・・そうだよ」 ヴァーム:「・・・やばいよ、クーラはジョーカー殺しを手にいれたって言ってたよ。 どんなものかはわかんないけどね」 アンバー:「・・・わかった、ありがとヴァーム じゃぁアルさん、行きましょうか」 アル :「あぁ、しかしここからフェイとなると・・・」 セラフィ:「ポタは・・・残念ですが・・・」 アンバー:「実費で行くしかありませんかねぇ」 アル :「間に合えばいいが・・・」 セラフィ:「とにかく、急ぎましょう!」 セラフィの速度増加を受け、3人は飛行船乗り場へと走った。
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