YUKO MASUMITSU JAZZ DANCE STUDIO

 2009年12月


2009/12/02  FNS歌謡祭

「FNS歌謡祭」、何の気なしにつけたテレビだったのに、思いの外、楽しくて、ずっと見てしまいました。
今の曲とか、歌手とか全く詳しくない私ですが、テーマが「コラボレーション」だったようで、意外な組み合わせでいい歌がたくさん聞けました。
特に平井堅と絢香の歌がとても素晴らしかったです。
二人ともが楽しんで歌っているようで、いろんな音の出る楽器のような声とハーモニーに感動しました。
彼女は、身体の具合が悪いため休業が決まっているそうですね。(その位は知ってますよ)
多分それまで、一曲一曲を全身全霊を込めて歌っているような気がして(こっちが勝手に思っているんだけど)涙が出そうになりました。
ソロで歌った歌にも、すごく説得力がありました。

歌のバックでCOBAが、アコーディオンを弾いていたり、ゲストもゴージャスで、聞いた事のある曲がまた違う感じにグレードアップしていたりしたのも楽しかったです。

生放送で、特設のステージが二つある間のテーブルに出演者が座っているという形で番組は進行するのですが、歌う人は勢ぞろいした出演者(先輩、仲間、ライバル?)の方に向かって歌うわけで、お客様に向かって歌うよりさぞかし緊張しただろうな…
またカメラは、観客となっている出演者も突然抜いて映すので、まさに観ていても気が抜けない状態。
ボーッとしていたりできません。
でも内容が濃い演目ばかりだったので、多分出演者も、自分の出番以外はライブのステージが観れて、勉強になったのではないかしら。

最近は、以前より歌番組が減って、バラエティ要素なしに歌だけで魅せる番組も少なくなった中で、なかなかいい番組でした。



2009/12/05  鳩山幸さん

鳩山幸さん。
言わずと知れた現在の総理夫人、日本のファーストレディーです。
しかしながらご存知の通り、歴代のファーストレディーとは、一線を画する大変ユニークな人物のようですね。
昨日も新聞にユーミンとのインタビューの記事が載っていて、その逸話にまたもやニンマリ。

まず、ウィキペディアによる簡単な略歴は、
鳩山幸(1943年6月28日 - )は日本のライフコーディネーター。
上海生まれ、神戸育ち。
神戸海星女子学院出身、宝塚歌劇団卒業生。血液型はB型。
夫は政治家(内閣総理大臣)の鳩山由紀夫。
息子は元東京大学大学院工学系研究科助教・工学者の鳩山紀一郎。

との事ですが、ライフコーディネーターって言うのが既に総理夫人としては珍しい職業…(しかも一体何をするんだろう?)
あるテレビ番組では、「ライフコンポーザー」と紹介されていて、
夫人は得意気に「ライフって生活ね、生活の中を指揮するって意味なの、ライフコンポーザーって」と指揮をするジェスチャーをした、との事ですが、コンポーザーは作曲家…指揮者はコンダクターでは…?

とにかく、その発言は、これまでも海外メディアでも散々取り上げられたようです。
どうもかなりの「不思議ちゃん」なのか、或いは本当に特別な才能の持ち主なんでしょうね。
曰く、
「太陽が出てたらね こうやってちぎって食べるの。ぱくぱくぱくぱく。あれ、すごく力になるわよ。」とか、
「宇宙人に誘拐されて金星に行った」だとか、
「私はトム・クルーズが前世で日本人だったと知っている」などなど…

新聞のインタビューでは、ご本人が(それとも編集部が?)立場を意識したのか、あまりに突飛な発言は控えられ、総理の健康を気遣い、毎食食事を作っている事(普通をアピール?)、公邸が近いのでカエルコールの後、総理が2、3分で帰宅するので慌てた事、などで、安心?して読んでいたのですが…

宝塚時代の逸話では、娘役だった彼女がレビューで男役をやった際、
演出家に、
「なよなよしてるんじゃない」とダメ出しされたのに、
「私は男役は嫌いなんです!」
と怒鳴り返し、リハーサルが中断する騒ぎになった事や、
ミュージカルが大好きで、レ・ミゼラブルを見た時は、完全やる気満々でオーディション部に電話して、
「お給料はいくらですか?」
と質問し、
「合格してからにしてください」
と言われてしまった話などニンマリできる部分もありました。
ちなみに、「オーディション部に電話したのは幾つの時でしたか?」と言う質問には、すまして、
「さぁ、50は過ぎてたわね〜」
だそうです!!

どこか黒柳徹子さんを彷彿させる愉快なキャラクター、やはり日本のファーストレディーは、ただ者ではありません。



2009/12/07  「ダンゼネ」世代

今のバレエ漫画なら「テレプシコーラ」、一昔前なら、「スワン」や「アラベスク」、そして今更ながら、ふと脳裏をよぎったジャズダンサーにとって絶対外せない?!マンガと言えば、「ダンシング・ゼネレーション」そして「N★Y(ニューヨーク)バード」です。

ご存知のように?高校生の愛子(あいこ)が天才ダンサー・神崎(かんざき)に才能を見出だされ、踊りの世界に目覚めていく『ダンシング・ゼネレーション』。そして、その続編となる『N★Y(ニューヨーク)バード』では、ニューヨーク、ブロードウェイでプロとして活動を始めた愛子が、様々な困難を乗り越えて、一流のダンサーになっていくまでを描いています。

1981年の作品だそうですが、私が最初に読んだのは、もう少し後、コミックスになってからです。
80年代と言えば、ブロードウェイ・ミュージカルが日本で公演されたり、映画『フラッシュ・ダンス』が大ヒットするなど、ジャズダンスの全盛期。
私がジャズに出会ったのもこの時代。
ちなみに、この作品が出された1981年はこんな時代!!
●事件・出来事……北炭夕張炭鉱ガス惨事、三和銀行オンライン詐取事件、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚
●流行……レーザーディスク、ポスト・イット、粗大ゴミ、クリスタル族、ハチの一刺し、んちゃ、窓際のトットちゃん、フルムーン
●ヒット曲……ルビーの指輪(寺尾聡)、セーラー服と機関銃(薬師丸ひろ子)、ギンギラギンにさりげなく(近藤真彦)

懐かしいと思われる方も、まだ産まれてないから知らないよ〜と言う方もいらっしゃるでしょうね。
ダンシングゼネレーション、略してダンゼネ?!はその頃、ヒッチャキになって稽古に励んでいた私達にとっては、「あり得ない〜」と叫びながらも、「分かる〜」と言う部分が数々ありました。
ブロードウェイのトップへのぼって行く愛子や、ブロードウェイショーダンスの世界は、ある意味夢物語でしたが、ダンスにおけるリアリティは、どこへ続くのか全く分からない道をただただ歩いていた自分にとっても身近に感じられ、夢中になったものでした。

その後も数々のダンス漫画を発表している作者槙村さんですが、この二つの作品は、今読んでも全く色褪せない魅力を持った作品だと思います。

「ダンゼネ」世代の自分が四半世紀!たってもまだ踊っている事にあらためて感慨無量です…



2009/12/11  村上の人形さま巡り

新潟県最北、城下町村上の奇跡の町おこしストーリをテレビで見ました。

十年前、村上は、店を閉じて、シャッターを閉じたままの店舗が並ぶシャッター商店街となっていました。
そこへ起きた道路拡張、近代化の計画。近代化による国の助成金に期待し、道路拡張に流れかけていた意見を、ひっくり返したのは、たった一人の男でした。
町屋造りの美しい家屋を見て感動した一人の旅人の意見に、改めてその価値を知り、動き出した吉川さん。
街の一人一人を説得し、町屋造りを売りに観光客を呼ぶ事にしたのですが、美しい町屋造りの特色は住居スペースにあり、なかなか観光客を家屋内に呼び入れるのは大変です。
そこで思い付いたのはどこの家にも眠っている古い古いお人形やお雛様を飾り、見せる事。
そのお人形に丁寧な説明を加えられるのは、リタイアしたお年寄り達です。
生き生きとして人生の知恵袋のようなお年寄り達にまた人気が集まります。
駅長さんは、SLを呼び寄せ走らせる事に成功。
衰退し、町おこしをするアイデアも資金もない、そんな十年前の村上は、先祖から受け継いだ美しい町屋造りの家や、屋根裏に眠っていた古い人形達、生き字引のような街のお年寄りの知識を活かし、再び観光客を呼べる街に活性化しました。

一人一人が、出来る事、持っているものを精一杯使って、合わさった力が産んだ奇跡のような復活。
無い物ねだりをするのではなく、持っているのに忘れている力を使う。
また、持っているのに忘れているものは、意外と外側から見た時によく見えたりする事。

幸せの青い鳥は、実は自分の家にずっといたというお話のような真理。

何だかいろいろな事を改めて感じ、感動した素敵な話でした。



2009/12/14  ラフマニノフのピアノコンチェルト

母親が音楽をやっているために、物心ついて以来我が家には音楽がありました。それもクラシック。子守唄はシューベルト(眠れ〜眠れ♪母の胸に〜ってヤツ)とかモーツァルト(眠れよい子よ〜♪庭や牧場に〜ってヤツ)だったし、眠れない時は(子供の頃から神経質!?でよく不眠だった)「鱒」や「田園」をかけて貰っていました。(CDではなくもちろんレコードです)。
贅沢に?生演奏なら、シューマンの「飛翔」で、こたつの上で踊ったり…

環境的にはそういう方向だったのに、音楽家にはならず、クラシック聴いてたのに、ジャズ(ジャズは踊りやるまで聴いた事なかった)ダンサーって何故だ?と自分でも思うのですが…

しかしながらいい音楽にジャンルの壁はない!わけで、未だにクラシックでも(たまにしか聴かないけど)好きな音楽はワクワクしてきます。

基本的に、ドラマチックで(ここは重要!私が踊りで使うのも大概そんな曲でしょ?)部厚い音の、メロディやリズムのはっきりしているものが好きです。
クラシックで踊りと言えば、連想されるバレエ音楽、チャイコフスキーなんかももちろん好きだけれど、子供の頃から、ノってくるのはコンチェルト。
大勢の仲間とセンターの自分!?(ソリストに成りきっている?)、というシチュエーションも、あの派手な感じも好みでした。
中でもラフマニノフのピアノコンチェルト二番は、かなり好きな方。
まさにロシアの大河をイメージさせる重厚な出だし、甘〜い旋律、盛り上がってのラストとノリノリです。

再放送、「のだめカンタービレ」のドラマからちょこっと流れてきた“千秋先輩”のピアノ…
まさにラフマニノフのピアノコンチェルト!
甘くていいんだけど、何かこれじゃないんだよな〜(何様?)
ハチャメチャでも弾けている、“のだめ”のピアノは、かなり好み。
これで、もうちょっと深いともっとステキ…
弾きたいんだか、(もちろんこんなの弾けない)振りたいんだか、(指揮者って一度はやってみたくないですか?)踊りたいんだか(多分?絶対?音に負けそう…)わからないワクワク感でジリジリする。
それにしても、いつかクラシックでジャズ踊る(文章としては変だけど)のも悪くないなと密かに?思ったりする私でした。



2009/12/21  CDのジャングル

世の中は、クリスマスソングが流れまくり、今年も残すところわずかに十日余り…年越し準備を何もしていない私としては、気ばかりが焦るこの頃です。
決してキレイ好きというわけではない私ですが、さすがに年末ともなれば、せめて何となく?!だけ(汗)だけでも、どうにかせねば…

勇気を出して?、いつもあまりじっくり見ないようにしている「秘境!」「CDのジャングル」である収納スペースの扉をあけました。

…と思ったほどの状態ではない!
そういえばこの前時間があった時、少し整理をしたんだっけ…
百円ショップで、CD収納ケースを買い占め、何となくではありますが、種分けをしたんでした。(何故かちょっと自慢!)
古〜いクリスマスソングのコンピネーションCDの顔も見えています。
ちょっと聴いてみよう。

あ〜これは、十五年くらい前のクリスマスに、コンビネーション(踊り)でやった曲だ!
やっぱりこのCDの中ならこの曲しかないな〜しかし振り付けは若い!(ところどころしか覚えてないけど今はちょっとやりたくない感じ…)
あ!このCDは、二枚もある。
持っているのに買っちゃったんだ〜
たまにやっちゃうんだよね〜
それも大概つまらないの。
印象が薄いから忘れてまた買っちゃう…
あ!これは昔舞台で使ったCDだ。
こんな奥にあったとは…久しぶりに聴いてみるか。

片付けるつもりが、結局のところCDの鑑賞会へと言ういつものパターンになってしまいました。
年の瀬になるたびに同じような事をやっているあまり進歩がない私でした…(涙)

さて昨日、日曜日カルチャークラスは、今年最後のレッスンでした。
今週土曜日クラスまでで年内はおしまいです。
「踊り納め」と言う事で楽しく踊り狂い?たい方は、25日クリスマスも通常通りレッスンはありますので、ビジターでもお越し下さいね!



2009/12/26  年内レッスン無事終了

今日の土曜日クラスを持ちまして、おかげさまで無事に、年内のレッスンを終える事ができました。
皆さん一年間お疲れ様でした。
今年は、文化祭にも出演が出来て、楽しい一年間でした。
しばらくの間レッスンがありませんが、各自、自己鍛練に励みつつ?ゆっくりお休みして、また来年のレッスンで皆さんの元気な顔、お休みで少したるんだ!身体(私もヤバいか?〜)を心待ちにしています。

一年間ありがとうございました。


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