ここでは、打ち方についてのアドバイスなんかをしてみます。
ただし、Valh.自身が大した腕ではないので、棋力の高い人やプロから見たら、的を外した発言があるかも(^_^;
その時は、優しくご指摘の程、宜しくお願いしますm(_ _)m
それでは先ず、下図の19路盤をご覧下さい。
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英数字・漢数字は、便宜上、着手点を示す為のものです。 |
交点の位置を、[英数字]の[漢数字]という形で示しています。
盤上にある黒い丸を星(ほし)といいます。
赤い丸(○)と赤い三角(△)で示した、4の四、10の四、16の四、4の十、10の十、16の十、4の十六、10の十六、16の十六の9点の事。
ですが、普通は四隅の黒い丸を指して星と呼びます。
さらに、盤面中央、△の黒い丸は天元(てんげん)と呼びます。
ちなみに、置き碁の時、置き石は星に置いて行きます。
ですから普通、置き石は2子〜9子です。
そして、青い丸(○)で示した、4の三、3の四、16の三、17の四、3の十六、4の十七、17の十六、16の十七の8点が小目(こもく)です。
最後に、黄色い丸(○)で示した、3の三、17の三、3の十七、17の十七の4点が三々(さんさん)です。
中央より辺、辺よりスミが有利なのはお話しましたね。
ですから最初は、星や小目、三々に打つのが良いでしょう。
当然、1箇所に固めるのではなく、より広い地を築く為に、盤面全体に石を散らします。
そうして序盤に、地を築く為に打つ石を布石(ふせき)といいます。
星の特徴は、中央にもスミにも利いていて、使い易い事です。
ただし、三々に入られて、スミを脅かされる危険があります。
小目の特徴は、星と三々の間、といった感じでしょうか。
三々の特徴は、スミに対して地を築き易い事です。
反面、中央への利きはイマイチですね。
それと、互先で1手目を打つ時、右上スミから打ち始めるのがマナーだそうです。
上記の事柄は、19路盤を前提にお話しました。
9路盤での星の位置は、中央に寄り過ぎます。
ですから、意味や効果が少し違ってくるのです。
それと、狭い分、天元に打つのも有効度が高い様です。
● 強い石・弱い石
ここまでは、布石が大事だとお話しました。
次は石の連絡についてです。連絡する、とは繋がる、という事です。
欠け眼やキズの説明を通して、今まで何度か出て来ているのですが、石は、繋がっていると強く、寸断されていると弱いのです。
欠け眼は、必要な連絡が出来ず、石が切断された形でした。
キズは断点(だんてん)とも言い、相手に打ち込まれたら石が切られてしまうポイントな訳です。
ですから出来るだけ、自分の石は繋げて、相手の石は切る様に戦って行きます。
例えば下図です。
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自分の手番ならどこへ打つ? |
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切断されると厳しいですよね。 |
自分が黒なら、自分が白ならと考えてみれば、その後の展開がいかに苦しいものとなるか、お分かり頂けるかと思います。
では次に、連絡出来ている形、連絡出来ていない形を、いくつか見てみましょう。
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斜めの黒石は連絡出来ています |
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白はどう打っても黒を切れません |
斜めの石の連絡で説明しましたが、状況が変わると連絡不可能になる場合があります。
普段は、連絡可能な箇所は後回しにして、別の場所に打ちます。
しかし、対局が進み、例えば斜めで連絡していた石の隣に相手が打ったなら、そこはちゃんと受けて、連絡しておかなくてはなりません。
一度、石が連絡可能な形になっても、油断は禁物ですね。
これで、盤面のどの辺りに布石を打てばいいのか。
自分の石は連結して行き、相手の石は切断して行く。
といった感じは、何となくお分かり頂けたと思います。
最後は、幾つかの技をお教えしておきましょう。
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