駄話・21年09月分

21`09/22(水) -21:19-

先日、
DCエターナル アルカディア」をクリアしました。

主人公、ヴァイス。

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簡単な内容説明

王道コマンド選択式RPGの傑作。

6つの月の下、空に浮かぶ島々からなる世界。
人々は空を飛ぶ船で往来し、いくつかの国家を築き繁栄していた。
そして、空の大航海時代には、海賊ならぬ空賊が存在した。
誰彼構わず略奪を繰り返す黒の空賊と、空の旅人を守護し武装船のみを襲う青の空賊。
これは、とある青の空賊ヴァイスの、冒険と戦いの物語である。

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と言う事で、今回は「ベイグラントストーリー)」の時に記した、不良品だったゲームである「エターナル アルカディア」です(^^;
数十分遊ばないと発生しないエラーだった為、購入後の動作チェックは問題無く、遊び始めて初めて気付けたので、不良品だった事は仕方無し。
しかし、説明書無しの安い出物を追加購入するも、手元に届くまでは時間が掛かる為、「
ベイグラントストーリー」を挟んでようやくプレイ再開。
いきなりケチが付いてしまいましたが、代打の「
ベイグラントストーリー」なんか足元にも及ばないほど、面白かったです(^∀^)
最近はあんまり遊ばなくなりましたが、出来の良い
王道コマンド選択式RPGは、やっぱり最高ですわ

さて、内容の方ですが、正義感溢れた熱い男である主人公
ヴァイスが、謎の少女を助け悪の帝国と戦い、最終的には世界を救う。
そんな王道物語であり、世界各地の未知のお宝探して冒険するわくわくの冒険譚であり、多少独自性はあるものの良くあるコマンド選択式の戦闘、マップ探索、経験値によるレベルアップと言った定番システム。
ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーに代表される、日本的なRPGです。
世界観もシステムも素晴らしいし、王道ストーリィも素晴らしいですが、一番優れていると思ったのは演出です。
ドリームキャストのスペックも今のHD機と比べればかなり劣る訳で、パッと見のグラフィックはポリゴン粗めでそこまで綺麗とは言えません。
しかし、そのハードスペック的な制約の中、少しでも良いものをと言うクリエイターの苦心により、とても素晴らしい演出がなされました。
それは、表情です。
多少のデフォルメが入った絵柄だからこそではありますが、とても豊富な表情がイベントシーンでは展開され、はっきり言ってスペック分綺麗になっただけの今の
RPGより、キャラたちが生き生きしています。
フルボイスではありませんが、戦闘時の掛け声と印象的なセリフをひと言だけ喋る演出のお陰で、しっかりキャラの声も印象として残ります。
物語は、その筋だけでは無く、どう見せるかも重要。
その意味で、ゲームでこれほど演出が素晴らしかった作品は、他に見た事がありません。
期待を裏切らない王道ストーリィと最高の演出の為、ストーリィ、キャラクター、世界観の内、ストーリィは間違い無くゲーム史上屈指の出来と言えます。

さらに、システムも王道ではありますが、独自性もありそれなりに深みもある素晴らしいシステムです。
経験値を稼いでレベルアップをして行く、武器と防具、アクセサリーを買ったり拾ったりして強い装備に変えて行く、魔法=煌術で攻撃や回復、強化が出来る(Wiz.と同じ回数制)、戦闘ではコマンド選択で行動を決め、味方ターン、敵ターンとターン制で戦うなど、
コマンド選択式RPGとしては定番のシステム。
煌術には、6つの月に相対した6属性があります。
緑の回復、赤の強化、銀の復活は必須だし、覚えればかなり戦闘が楽になる。
武器にも6属性あり、その時の武器の属性で、戦闘終了時に獲得出来る煌術の成長ポイントが変わる仕組み。
武器の属性は、少しシナリオが進めば6属性全て揃い、自由に変えられます。

そこに、ガッツと言う数値が加わって、そのガッツを消費して使う技があります。
ガッツは、各キャラごとに数値を持っていて、パーティー全体の合計ガッツが毎ターン溜まります。
例えば、主人公他4人パーティー全員のガッツが2なら、毎ターン8ずつガッツが溜まる。
シナリオ展開で1人パーティーから抜ければ、毎ターン6だけ。
ある程度レベルが上がれば、ガッツも増えます。
そして、技はこのガッツを消費しますが、戦闘ターンごとに溜まるので、他のゲームのMP、このゲームの場合のKPみたいに節約を考えず、積極的に使えます。
このガッツと技のお陰で、+αの強さも獲得出来るし、戦闘も派手になる。
さらに、ガッツは最大値も増えて行き、ガッツが最大まで溜まった時に主人公だけが使える、キャプテン技(?)と言う超必殺技みたいなものもあります。
煌術はそれぞれ6ランク、技は主要キャラ(主人公と2人のヒロイン)は5つでサブメンバーで3つと、そこまで数が多くは無いので、やり込むほどの奥深さはありません。
ですが、充分です。
普通にプレイしていれば、クリアまでに全部覚えてしまう事も無いですし(特に煌術)。

難易度的に、特に序盤はキツめのバランス。
ある程度難しく、且つセーブポイントが遠い(序盤だけ)、エンカウント率が高い、戦闘時のキャラ表示が遅いのでちょっと時間が掛かる、前述の独自システム、と言った点から、
RPG初心者でも安心して遊べるとは言えませんが、難し過ぎたり不条理だったりする事は無く、ある程度RPGに慣れた人ならやり応えもあった上で快適に遊べる範囲内だと思います。
何より、序盤はこちらが弱い事でバランスキツいですが、中盤以降しっかり強くしてあればむしろ楽になって行きます。
努力の成果で強くなった結果だし、「
ブルードラゴン)」ほどヌルくも無いので、ちゃんと面白いです(^∀^)

あと、さらなる幅を広げてくれるのが、海賊船での戦闘です。
最初は他人の船ですが、シナリオが進めば自分の船が持てます。
船の能力を上げたり、船での戦闘時にコマンドとして能力を発揮するクルーも集めます。
自分の船の強化も面白いし、船での戦闘も面白い。
ターン制ですが、4ターンごとにひと区切りあって、パーティーメンバー分行動を入力し、一気に4ターン進みます。
主砲、副砲、魚雷、煌術砲撃、必殺砲と攻撃の種類も豊富で、回復や強化の煌術も使えるし、防御も出来るしアイテムも使える。
ガッツもあって、行動時に消費しますが、船の分のガッツも加算されるので、通常戦闘時よりも少し多めに溜まります。
1対1しか無いし、特に自分の船は基本的に強いので、そこまで緊張感のある奥深い戦いにはなりませんが、通常戦闘と船での戦闘と言う振り幅がある事で、面白味が増しています。

個人的に、唯一減点対象になったのは、世界中に眠る未知を発見して行く要素。
それ自体は、とても面白い要素でした。
途中までは、すこぶる楽しかった。
ただ、ある程度発見した後は、全然見付からなくなります。
ちょっと、上手く隠し過ぎ(^Д^;
これで、船の強化に発見物の発見率アップみたいなものでもあれば違ったんですが、一応発見物の近くへ行くとコンパスの針がくるくると回転するだけ。
その範囲も、決して広くはありません。
空には高低差があるし、高層域、低層域にも行けるようになって、思った以上に世界は広い。
それに対し、コンパスくるくるは狭いし、ヒントは判りづらいし、ヒントで絶対この辺にあると判ってさえ発見出来ないものもあった。
もうちょっと発見しやすくするか、探す能力の強化を要素として取り入れてくれれば納得も行ったんですが、結果的に10個以上未発見のまま終了。
黒コショウの島も見付からなかったから、途中で進めなくなったサブイベントも放置したまま終了。
発見物を全部集めると、仲間(クルー)にもなるトレジャーハンターとしてのライバルである
ドミンゴから何か貰えるんですが、諦めざるを得ませんでした。
VM探検隊と言う、ビジュアルメモリーを使ったミニゲームを遊ばないと発見出来無いものもあったようだし、さすがにコンプリートは自力では無理です。
クルーも全員は見付からなかったし、この辺は見付けて貰った方がプレイヤーに楽しんで貰える要素なんだから、もっと判りやすく隠して欲しかった(-ω-)

と言う訳で、良い意味で王道で、ストーリィ、キャラクター、世界観、そしてゲームとしてのシステム全てが素晴らしく、且つ演出は最高。
ストーリィを前面に押し出した
コマンド選択式RPGと言うジャンルさえ好きなら、このゲームは絶対楽しめる。
やり込み要素はそこまでじゃ無いし、発見物に関しては見付からない見付からないと彷徨う事で少しテンポが悪くなり、集中も途切れて少しその間飽きが来てしまったので、さすがに満点とは言えない。
でも、
王道RPGとしては久しぶりに本当に面白い作品に出逢えた気分(先日遊んだ「真・女神転生V()」は、ストーリィはそれほどでも無く、システム的に面白いちょっと王道とは違うタイプだと思っているので)。
王道RPGが好きでDCが遊べる人には、是非にとおすすめの傑作でしたヽ(^∀^)ノ

(ちなみに、後発移植版としてGC版もありますが、追加要素はあるものの劣化移植だとの評価だったので、オリジナルのDC版を遊びました。)

(ブログの方に頂いたコメント())


個人的評価
★★★★☆(4/5)





21`09/07(火) -23:13-

今月3日、寝起きに救急搬送されました。
めまい発症から頭の痛さ、重さ、気持ち悪さが激しくなり、しかしCTやMRIで異常が見付からなかった為、そのままお帰り下さい、安静にしていて下さい、と言う形。
貰った薬が効くどころか症状を一部悪化させる合わない薬だった事もあり、地獄の日々を過ごす羽目に……
元々極度の乗り物酔いで嘔吐恐怖症なところもあり、我慢した上で我慢し切れず散々吐いて苦しんで、横になると気持ち悪さが増すので横にもなれず、結果眠る事も出来ず。
肉体的にも精神的にも、ここまで苦しんだ事は初めてかも知れない。

まだ本調子とは行かないまでも、何とか良くなったのでようやく書き込み。

本当は、6日にcovid19ワクチン接種一回目の予約をしていたんですが、まだ辛い中PC起動して前日にキャンセル。
今は体調的にも再度の予約は無理ですが、それ以上に副反応が怖くなりました。
TVで、頭痛持ちが副反応で頭痛発症する率が高いとやっていたので、もし副反応で今回のような苦しみを再び味わう羽目になったらと思うと……
もちろん、covid19に罹って重症化したら、その上で無事生還しても激しい後遺症が発症したら、今回以上に苦しむ事もあり得ます。
副反応は絶対では無いし、副反応が激しい方が少数派なのも、理屈では解ります。
でも、感情的に怖い。
特に、全快した訳では無い今は、まだ気持ちも弱ったままだし。
先頃までは、ワクチンを打つ事は当然の流れだと受け入れていましたが、一部のワクチン打たない人の気持ちが解ったような気がします。


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