★ 倉崎海岸 ★
リンク : 奄美大島探検マップHP内 朝9時半頃にチェックアウトして、ネイティブシー奄美の眼下にある倉崎海岸を散策。 ホテル左横の細い坂道を下って行き、さらに階段を下りるとそのまま海岸に出ることができる。
この日は非常に天気が良く、ご覧のように青い空&青い海&白い砂浜を満喫できた(左写真)。他に人影もなく、海岸を4人占め状態。女ばっかりなのがなんだけど(爆)。
倉崎海岸はダイビングスポットとしても有名らしく、ホテルにもそういう目的のグループが大勢やってくるようだが、夏場になったらフツーにここで海水浴も良さそう。でもJIさんによると、奄美の夏は暑すぎるらしい… (^^;。また、海岸にはアダンの木が生えていて、実もなっていた(右写真)。黄緑色の手榴弾みたいなものがソレ。 アダンの木と言えば、田中一村の絵にもよく描かれている植物だが、こんなにさりげなくお目にかかれるとは思っていなかった。 多分、熟してくるともうちょっと実が色づくのだと思われる。
風と日射しが強すぎてあまり長時間はいられなかったが、奄美ならではの美しい景色にすっかり癒された3女王様でした。
リンク : 大島紬村HP
料金 : 500円奄美の旅で最後に訪れた観光地がココ。ホテルからクルマで10分くらい。
入口で入場券を買うとどこからともなく職人風のにーちゃんが現れ、女王様一行専属(?)の説明員として、いろいろな作業を見せながら大島紬ができるまでを解説してくれた。大島紬はまず最初に図案を決定し、それに合わせて糸を染めていく。染め作業も2段階で、車輪梅(しゃりんばい)という木から煮出した汁で染めてから、泥染めを行う(右上写真)。
体験好きの女王様たちは(というか計画者である1号が (^^;)奄美に行くならもちろん泥染め体験?とも考えていたのだが(大島紬村を始め、何ヶ所かで体験可能)、ハンカチなどの小物でも2時間くらいかかる上、この写真のように泥田に入ったり泥に手を突っ込んだりしなければならないため、これから飛行機に乗って帰るという日の体験モノとしてはちょっと…と敬遠していたのだ。 ここで泥染めの現場を見たので良しとしておこう。その後、地色以外の色を糸に摺り込んだり(田中一村はこの染色工として生計を立てていた)といった準備作業を経てから機織り(左上写真)。
図案は縦糸と横糸のドットで緻密に構成されているので、ちょっと織り進むごとにズレがないかチェックするそうで、あっというまに目がチカチカしてきそうである。 しかし、案内のにーちゃん(30才くらい)の証言によると、この写真のおばあさんは「僕、子供の頃から知ってる人なんですけど、今でも全然老眼鏡要らずなんですよ」とのこと。 1号が密かに写真を撮っていると、「さあどんどん近くで写して。」と大変フレンドリーだった。
工程の最後はできあがった製品の紹介=販売コーナーへ。ここではおばちゃん係員が模様の特徴などを説明してくれる。大島紬の代表的な柄は龍郷柄(たつごうがら)というもの(右下写真)。 龍郷というのはネイティブシー奄美のある辺りの地名なのだが、その辺が発祥の地で、ソテツの葉や花をモチーフにしている柄だそうな。
安い大島紬は12万円くらいからあった(が、もちろん誰も買わなかった)。おばちゃん係員は、女王様一行に向かって「もう成人式はお済みですか?」とのたまったが、お世辞もそこまで言われると引くってもんである。
泥染め体験の代わりに女王様たちがここで行ったのが大島紬着付け体験(大島紬村へのメールで予約可能)。お値段は3,000円。
予約時間の11時になったので、さっきのおばちゃん係員にその旨を告げると、別の着付け担当おばちゃんが出てきて、奧にある小部屋に連れて行かれた。 女王様3名(JIさんは体験せず)に対し着付け担当は2名だったが、さすがに手慣れたものでテキパキと着付けが進行していく。 着物や帯の柄は選べなかったが(言えば選べるかも)、15分ほどでたちまち奄美娘(?)のできあがり~(左下写真)。女王様たちが着ているのも全部龍郷柄。足袋と草履も貸してくれて、「どうぞ自由に園内を散策してください」と言われるので、せっかくだから外へ出てあちこちで写真を撮ってみたり。 おばちゃん係員たちは、「こういうときに団体のお客さんが来てくれればいいのに~」と女王様たちを歩く広告塔にしたがっていた(笑)。
販売のおばちゃんの解説どおり、大島紬は本当に軽くて滑らかフィットなので、着ていてもラク。泥染め体験に比べてあまり宣伝していないようだけど、もっとアピールした方が良いと思う。 大島紬を着られる機会なんてなかなかないし、オススメです。女王様たちは結局30分くらい大島紬姿を堪能した。着替えた後は、おみやげコーナーで1号がペンケース 1,900円を購入したり、3号が数寄屋袋(お茶道具)を購入したり。 1号は文庫本カバーがあったら欲しかったのだが、なぜかあるのは健康保険証入ればかりだった。WHY? みやげものにはあまりナウなヤング(爆)の購買意欲をそそりそうなものがないのが惜しまれる。 そもそも大島紬自体がシブいということもあるが。
★ 鶏飯「みなとや」 ★
リンク : イサイズじゃらん全国観光ガイドHP内 最終日の昼食は奄美名物の鶏飯(けいはん)ということで、島の北部にある老舗の「みなとや」へ。入口は右写真のようにツタに覆われていて趣がある。
中は広い座敷になっているが、日曜日だったせいか思ったより混んではいなかった。夜になるとまた違う食事メニューがあるのかもしれないけれど、昼食時は鶏飯オンリーで黙って座ればもれなく鶏飯が出てくる模様。 値段は1,000円(JALクーポンの割引で900円に)。しばらくして運ばれてきたのは、お櫃に入ったご飯・鍋に入った鶏ガラスープ・1人分ずつの具(鶏肉・錦糸玉子・しいたけ・ねぎ・海苔・たくあん・粉末状のミカンの皮)。各自でご飯をよそい、具を乗せ、その上から鶏ガラスープをかけて食す。 要するに、鶏ガラスープで作るお茶漬けのようなもの(左写真)。熱いのをフーフーしながら食べてみると…おお、んまい! (^^)
JIさんが知人から仕入れてきた情報によると(JIさんは奄美滞在歴5年なのに、この日が「みなとや」デビュー)「みなとやの鶏飯は『トリーーーッッ!』って感じ」ということだったが(笑)、確かに鶏の旨味がスープからも肉からもしみ出している。 それでいながらあっさりしているので、スルスルお腹に入ってしまう。なお、もう1軒の鶏飯の老舗「けいはん ひさ倉」のものの方がさらにあっさりしているとのこと(そっちは直接食べたことのあるJIさん談)。
ちなみに、左写真で丼の奧にある小皿に入っているのがパパイヤの漬け物。これも奄美の定番らしいのだが、漬け物なのに甘くてビミョーな味で、これにはなじめなかった。
空港売店を始め、あらゆるところでインスタント鶏飯が売られているが、ちょっと気合いを入れればご家庭でも作れそうです(が、1号はインスタントを買って帰りました (^^;)。
リンク : JAL HP内 到着時は足早に通過するだけだった奄美空港内で最後のお買い物。2階出発ロビーの一角にこじんまりと存在する売店エリアにて、インスタント鶏飯2人前1,500円、アオサ、アオサ粉末入り焼き塩などを購入した。
3女王様が買い物を終えて戻ってくると、同じくなにやら買い物をしていたJIさんからおみやげとして超高級黒糖焼酎&黒砂糖&菓子をセットでそれぞれ頂戴してしまい、恐縮する。 f(^^;買い物後まだ時間があったので、喫茶店に入って名残を惜しむ。ここで目に留まったのが、絞りたてのフレッシュジュース。2号がすももジュースを、それ以外の3名がたんかんジュースをチョイスしてみた(右写真)。
写真でもわかるように、たんかんジュースは果肉たっぷりで非常に濃厚。あまりの美味しさにグイグイ飲んでしまった。すももジュースも甘酸っぱくてさっぱりしていた。
ジュースの原料であるたんかん(左写真)は、1日目にスーパーで購入した後、結局奄美では食べずじまいで(売店にあった試食用のを1切れ食べたけど)、3女王様で分けて持ち帰ることに。 帰宅後にじっくり食べてみると、大きさはオレンジくらいなのだが、味はオレンジよりも甘味が強い感じ。春先の奄美の名産ということなので、この時期に行った方はゼヒ食してみてください。