★ 奄美パーク&田中一村美術館 ★
リンク : 奄美パークHP
料金 : 400円(田中一村美術館のみ 200円)空港の跡地にできた奄美パークは、現在の空港からも車で約5分。 久々に運転の2号にはありがたい近さ。 更に、金曜日とはいえ、駐車場も広くてガラガラで、経営的に大丈夫?と 心配になるほど まずは奄美パークの入口へ。チケットを自販機で購入。 田中一村美術館も含めて入場料400円。
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奄美パークの中央は大きな舞台と客席になっていて、この辺りと 周辺島々の説明パネルのある部分、売店等は無料である。 有料ゾーンは、「海の道」「町の道」「森の道」とテーマがあり、 それぞれ凝ったジオラマ仕掛けになっている。
海のゾーンでは、手をたたくと魚が出てきたりするTV画面方式の ジオラマがおもしろかったが、もう少し画面が大きければいいのに。と思った。 町のゾーンは、反対側の壁に書かれた奄美に対する説明パネルを読んでいるうちに 通り過ぎてしまった。3号によれば、ヤギの置きものや、おばちゃんの声がする 仕掛けなどがあったらしい。 森のゾーンは、奄美の黒ウサギなどのジオラマが出る仕掛けになっている ようだったが、数分待っても何も出てこなかった。壊れているのかやってないのか。
最後に、おばちゃんの映像にバーチャル画像で八月踊りを教えてもらえる スペースがあり、外の画面には、おばちゃんと踊っているように見えるという 仕掛けになっていた。
結局、有料ゾーンの所要時間15~20分。あっという間に終わってしまった。出口に奄美の家屋があり、じいさんロボが夕涼み(右写真参照)。 おや、中にも三線を引いているじいさんロボが?と思ったら、本物のじいさんだった。 「あがってください」という声に押されて、畳の上へ。 奄美の正月料理などの模型が飾ってある。 じいさんは、言語が若干不明瞭で何を言っているかよくわからなかったが、 我々に奄美の島唄を1曲三味線で弾いてくれた。 上手いのか下手なのか微妙だったが、細い竹の棒のようなもので弾く三線の演奏は 興味深かった。
パネルや売店をのぞいた後(2号は帰り際にここで「黒糖ざらめ」購入)、 別館の「田中一村記念館」へ。
田中一村は、日本のゴーギャンと最近言われている、栃木生まれながら 奄美に魅せられ、奄美を描いた日本画家で、大島紬の染色工をしながら、 極貧の中で晩年を飾る絵を描いた。生前は無名だった。
田中一村美術館は、3つのセクションに別れていて、天才と言われた子供の頃、 米邨(べいそん)の雅号で南画を描いていた頃、そして、晩年の奄美の作品となる。 やはり絵のうまい人は子供の頃からうまい。デッサンから違う、と思わせる作品群。 特に、企画展で一般の人の応募絵画を見た後だけに、違いは際立つ。 一村が友人に宛てた、奄美の人の踊って唄う様が挿絵つきで書かれている手紙が おもしろかった。
精密な写生力と濃淡鮮やかながら陰影深い絵は、迫力と緊張感を秘めていて 見ごたえがあった。売店で絵葉書など購入し(左写真は、1号購入の絵葉書&クリアファイル)、 最後に田中一村紹介ビデオ15分を鑑賞。 しかし、せっかくの大画面なのに、色彩が悪い。 特に青がきつくて緑が出ない。鮮やかな色彩が特徴の一村の絵が映えない。 ビデオを見ながら、3女王様で原因をいろいろ考え、スクリーンに青が焼きついている ことを発見した。早急な改善をのぞみたい。
リンク : ネイティブシー奄美HP
空港から20分ほど車で行った倉崎岬の先端にあるホテル。 まだ新しく、全室オーシャンビュー。
我々の部屋は2Fで、ロフト形式になっていた。 つまり、下の階にベッド2つ、長方形の低いテーブルと座布団、 はしごを昇った上の空間にベッド2つ。合計4人まで泊まれる仕組み。 しかし、このロフトへのはしごが、ほぼ垂直で結構怖い。 ここは、高所が得意な(?)1号がロフトベッドを選択。
家具の高さにこだわりがあるのか、ベッドはもちろん、食堂の椅子も低かった。 床はフローリング、トイレはウォッシュレット、お風呂は湯船と洗い場両方に シャワーがついていて便利だった。冷蔵庫には飲料用の水が入っている。 洗面所の水は、ちょっとぬるっとした感じだった。
従業員は若くにこやかで、廊下から見える海は素晴らしく美しく、 豪華なリゾートホテルではないけれど、 友達の家に遊びに行ったようなくつろぎ感のあるホテルだった。
1泊目の夜は、特別メニュー「バーベキューディナー」を予約しておいた。 一人4500円とお高いが、さすがの食材。
伊勢海老、ボタン海老、ほたて、サザエ、ねぎ+豚の串焼き、 鶏肉(半分焼いてある)、牛肉、ソーセージ、豊富な野菜類。 最後には焼きそばもあり、しかも牛肉お替り自由。
これを炭火の上でセルフでがんがん焼くのである。 おいしいのだが、30過ぎの女3人には、やはり量が多すぎる。 牛肉もとろけるおいしさだったが、とてもおかわりはできなかった。
尚、奄美とは言え、2月に外でバーベキューを頼む酔狂な人間は この日は3女王様だけであった。
★ 黒糖焼酎 ★
リンク : れんと 奄美大島開運酒造HP
里の曙 鹿児島県酒造組合HP内
浜千鳥乃詩 原酒 有村商事リカーライス事業部HP
黒糖焼酎は奄美の名産である。
ということで、スーパーで試しに買ってみたのが、左写真。
300ccの小瓶で、青い透きガラスが「れんと」。 緑が「里の曙」。
「れんと」は、アルコール度数16度と低く、ストレートでも飲めるくらい。 「里の曙」は、25度なので、お湯や氷で割ったほうがいい。 黒糖は癖がないので、ジュースで割るとほとんど味がわからなくなる。 ちなみに、「里の曙」は私が東京の居酒屋で初めて飲んだ黒糖焼酎。割と東京でも扱っている店が多い。 各350円くらい。写真右は、JIさんが我々のお土産として空港で買ってくれた 『原酒 浜千鳥乃詩』。 JIさんによれば、全国焼酎大会(?)で1番になった銘柄らしい。 原酒だけにアルコール度数が高く38%。ふたもコルクのようになっている。 実際に飲んでみると、さすがにコクがあって黒糖の香りがふわっと漂う。
JIさん、おいしいお土産をたくさん、本当にありがとう。ちなみに、一緒にもらった 『ごまざた』という ゴマを黒砂糖で固めたお菓子は、この黒糖焼酎にも合い、夫が非常に気に入り、九州・沖縄物産展に 遭遇するたびに探しているけど、まだ東京ではめぐり合えません。