★ 金作原(きんさくばる)原生林 ★
リンク : アイランドサービスHP
料金 : 3,000円
2日目は奄美の自然満喫デーということで、かつて映画「モスラ」の撮影も行われたという金作原原生林の散策ツアー(3時間)に参加してみた。 2号の運転で名護市へと向かい、ツアー会社でガイドさんのクルマに乗り換えて出発。
しばらく市街地を走った後(この時相撲が盛んな奄美では学校の校庭に土俵があることを発見)、徐々に細い道に入り、最後は山道へ。 45分くらいで島の中部にある原生林に到着した。原生林の中は背の高い亜熱帯植物に日光が遮られるため、外よりも明らかに肌寒い。歩きやすい靴(道は平坦だけど)と共に羽織モノが必須です。
ガイドさんの解説を受けながら進んでいくと、巨大なヒカゲヘゴが群生している地点(右写真参照)に到達。 3女王様と比べるとヒカゲヘゴの大きさがおわかりいただけることでしょう。葉が広がる前はでかいゼンマイ状態(左上写真参照)になっていてプリティ。
他にも幹が緑と黒のシマシマになっている植物(名前忘れた)や、奄美固有の植物がいっぱい。ただ、動物とは全然遭遇しなかった。基本的に夜行性だし。 奄美在住のJIさんも、これまでアマミノクロウサギやルリカケスを見たことはないと言っていた。アカヒゲという鳥の声だけは聞くことができた(らしい)けど、残念ながら姿は見えず…。さらにコースを進んでいって、折り返し地点のところにあったのが左下写真の大きな木(これまた名前忘れました)。 このように地上に出て板状になっている根を「板根(ばんこん)」と言うそうだが、このとき新婚だった2号はともかく、1号と3号の脳裏には「ばんこん…晩婚?」と不吉な文字がよぎったのでした(笑)。
3時間コースのうち、実際に原生林を歩いたのは1時間半くらい。原生林の入口までクルマ(大型観光バスも何台かいた)で来て、中は徒歩でという人がほとんどだが、たまにそのままクルマで乗り込んでくる人たちもいた。 それも禁止されてはいないようですが、やはり自然を痛めるし、レンタカーにも傷がつくおそれがあるのでオススメできませんとのこと(ガイドさん談)。
なお、奄美には杉の木が生えないので、このように原生林の中を歩き回ってもスギ花粉症になる心配はナシ。 3女王様は適度なウォーキング&森林浴ならぬ原生林浴で太古から続く自然のパワーをたっぷりと吸収してきました。
リンク : カケロマリゾートHP
料金 : 2,500円
名護市内に戻ってツアー会社の前で待っていたJIさんと合流し、オススメのインドカレー店で昼食を摂ってから、今度はJIさんの運転で奄美大島南端の古仁屋港へ。 原生林の次は海だ!というわけで、この港から出る半潜水式の水中観光船せと(左上写真参照)に乗って珊瑚礁&熱帯魚を間近で見るのが目的。 名護市内からは約1時間だが、ここ数年で新しくトンネルが開通して、だいぶ時間が短縮されたのだそうな。
チケットを購入し、15:30の便に乗船。30人くらいは乗れる船なのだが、オフシーズンのこともあり、女王様一行の他には家族連れがいただけ。
珊瑚礁ポイントに着くまでは海中を見ていても面白くないのでデッキに出ていると、ちょうど演習航海中の帆船・海王丸(右写真参照)を目撃した。20分くらいしてポイントに到着すると、船はその場で停止し、ゆっくり旋回を続ける(酔いやすい人にはツライかも?)。 しかし船底部分のガラス窓から海中を見てガクゼン! サンゴがほとんど死滅している…。期待していたような色鮮やかなサンゴは見られず、あるのは白化したサンゴの死骸ばかり(左下写真参照)。 約10ヶ月前にもこの船に乗った経験を持つJIさんも、「前回から比べても死滅が進んでいる」とショックを受けていた。
魚は数種類を確認できたが、サンゴが死んでいるせいもあるのか、思ったより少ない。そして船内では録音されたテープが流れていて、さもそこに美しいサンゴがあるかのような解説が行われているので空しさ倍増だった。港に戻ってくるまで所要1時間。サンゴの状態が一時的なものなのか、温暖化などの関係があるのかわからないが、早くなんとかしないと「ガッカリ観光地」になってしまうという危機感を覚えた。 「金返せ」と言いたい気持ちもちょっとはあったが、あまりの惨状にそれどころではない。現在はまたサンゴが復活していることを祈りたい。
★ 元ちとせの島唄 ★
リンク : セントラル楽器HP 名瀬市内に戻ってレンタカーを返却してから市内のメインストリートをぶらぶらと散策(途中、JIさんの教え子たちに遭遇)し、大島紬グッズを売っている店を覗いたりした。
そしてJIさんが女王様一行を連れて行ったのが1軒のCDショップ。奄美だけあって、島唄CDの充実ぶりはさすが。 奄美では職場の歓送迎会@居酒屋などに島唄の唄者を呼んで歌ってもらうことも多いそうである。JIさんは自分のご贔屓の唄者を我々に紹介しようとCDを探したのだが、置いてないようだった。
もっとも女王様たちはミーハーなので、奄美、島唄ときたら元ちとせでしょう!ということで、1号が「ひぎゃ女童(2,700円)」、3号が「故郷・美ら・思い(3,150円)」というアルバムをゲット。 どちらも内容はオール島唄で、前者は高校1年で奄美民謡大賞新人賞、後者は高校3年で大賞を獲ったときに製作されたもの。
奄美外ではなかなか入手しにくい(上記ホームページから購入できるけど)もので、特に前者(左写真)はカセットテープのみの販売&ジャケット写真の女子高生ちとせにかなりのレア感が味わえます。
★ 居酒屋「一村」 ★
リンク : ぐるなびレストラン九州版HP内
この日の夕飯は名瀬市内にあるJIさんご推薦のお店(右写真参照)にて。こじんまりとした店内は民芸調に装飾されていた。
料理もあらかじめJIさんがリクエストしておいてくれたもので、豚肉料理、伊勢エビのお造り(最後は味噌汁に)、アオサ入りかき揚げなどの各種奄美料理(下写真参照)。 どれも素朴ながら美味しかったです。
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