全11回の本編連載を終えてほっとひといき。少しのんびりしてみました。
そして、いざ番外編を書こうと思ったら、ものの見事に頭からケニヤモードが抜け落ちていた!
自分が書いたのも忘れて「おもしろいなぁ…」とか本編を読みふけってしまうのは、やはりまずかろう(^^; |
1.観光 | 2.食事 | 3.おみやげ | 番外ロンドン編へ | Road to KENYAへ | 海外旅行記一覧へ | HOMEへ |
1.観光 ● ボーマス・オブ・ケニヤガイドブックの謳い文句では「ケニヤの明治村」であるが、ちょっと違うんじゃないか? というのが私の感想。
ここには、ケニヤの代表的な部族(キクユ,マサイ,カンバなどなど)の伝統的な家屋が集められている。土で作られた家が多いが、なかには石を積んだものもあった。 家の中も見せてもらえる(見た家のなかには、炉がある程度で室内調度品みたいなものはなかった)。また、各民族の伝統的な衣装を着た人が近くにいたりする。
ここは、特に外国人観光客向けというわけではなく、ケニヤ人観光客も訪れる場所らしい。 中央にあるホールでは、各部族の伝統的な歌と踊りのショーを見ることができる。
ボーマス・オブ・ケニヤそのものの入場料か、ホールのショーの観覧料だったのか、あるいは次の「動物孤児院」の入場料だったか、忘れてしまったが、外国人観光客のチケットは300シル。なお、ケニヤに住む友人のチケットは30シル。
その差なんと10倍! 我々が見に行ったときには、赤い衣装(ちょっとハワイアンぽい)をつけた男性が15~20人くらいで打楽器を演奏しながら踊っていた。時に歌もまじる。
開始時間から少し遅れてホールに入ったのだが、前の席にはケニヤ人の家族が座っていた。 2才(たぶん男の子)と7才(ワンピースを着た女の子)くらいの子供連れ。
何かの拍子に私たちを振り返った女の子は、目がおっこちそうなくらいにびっくりしていた。あまりのびっくりぶりに、我々が驚いたくらいだ。
その後は、どんなにお母さんがホールの歌と踊りを見るようにし向けても、私たち3人をを大きな瞳でじぃぃぃぃぃぃーっと眺めるばかり。 とんでもなく珍しいものを目にしたかのように。
たぶん、東洋人をみるのがはじめてだったんだろう… あまりに物珍しげに見つめられると、ちょっと恥ずかしい。それに、歌と踊りはやや単調で眠くなってきた(ここを訪れたのはケニヤ到着初日)ため、早々に退散することにした。
もし、彼女が絵日記をつけるとしたら、伝統的な家でもなく、歌と踊りでもなく、
黄色くて扁平な顔をした我々3人を書いたことだろう…。親の意図に反して。
● 動物孤児院何らかのかたちで保護された動物(それだけではないらしいが)が集められた動物園で、ボーマス・オブ・ケニヤのすぐそばにある。 孤児院というと、なんだか動物の子供ばかりのイメージだが、そんなことはなかった。
何より意外だったのは「トラ」がいたこと。私の記憶が確かなら…トラはアフリカ大陸にはいないはず。思わず顔を見合わせる一行。 そのほか、変わったところではゾウガメくんやらハイエナくんもいました。
ハイエナくんは恋の季節だったらしく、檻の中の2頭でずっと激しいおっかけっこをしてましたが、よく見ると“2頭ともオス”でした…。をいをいをい。
あと、ゾウガメくんがため息をつくシーンにも遭遇。まさに人間(年寄り)の声そっくりでびっくりしました。(思わず周りを見回したけど、人はいなかった)
しゃがれ声で「ふあぁぁぁ」と息をはきます! ● 乗馬正確にいうと観光ではないのですが…。友人が乗馬レッスンに通っていたので、私たちの分を予約してくれました。むろん、乗馬なんてはじめて。 厩舎から、乗り手に合った馬を選ぶため、いきなり体重を聞かれます(正確に申告しましょう)。2号が乗ったのは「KK」という名の馬。 3号が乗ったのは「ロビン」という白い馬でした。
初心者の2号&3号には馬の引き手が一人ずつ付いてレッスン開始。…開始する前に、馬に乗るのが一苦労でしたが(よっこらしょ~)。 馬に乗ると、ぐんと視点があがって視界が広くなり、なんだかとても気持がいいです。まずは馬場をゆっくりまわるところから。 馬の歩調に合わせて上体を上下させるのが、簡単そうでなかなか難しい。
トレーナーは絶えず "Up! Down! Up! Down! Up! Down!" と声をかけてくれるのですが、ちょっとタイミングを外すと落っこちそうになり怖い。 何かの本で「馬に乗るときは両膝でぐっと馬の胴を締める」と読んだことがあるので挑戦してみると、手綱にしがみつかなくても安定するようになりGood。
友人とレッスン仲間達には引き手が付かず、自分で「はみ」や「あぶみ」で馬に命令して走らせていて、うーん、カッコイイ。
あまりスポーツの得意でない3号ですが、引き手にもめぐまれ(2号についた引き手は驚くほど痩せたマサイの男性で、あからさまに2号のことを馬鹿にしていた。。)、最後にジョッキースタイルで馬を軽く駆けさせるところまでいきました。 トレーナーが誉め上手だったのもありますが。
しかし、ジョッキースタイルはものすごく不安定で怖い。競馬のジョッキーは、もの凄いスピードと、周りに馬がひしめく中でやってるわけですから…スゴイ。
乗馬は、大臀筋をはじめ腹筋背筋を使う全身運動。翌日は身体がミシミシ…(^^;。 適度の汗と、見下ろすような視点と、馬のリズム感。かなり楽しめました。日本でもっと乗馬が気軽に楽しめれば、習ってみたいと思っているのですが。
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2.食事 ● ゲーム到着日の夕食は、友人に「カーニバル」という店へ連れていってもらいました。ここはゲーム(ハンティングされた野生動物)がメインです。 ただ、ケニヤはハンティング禁止だったような…。
近隣国からの輸入?それとも飼育? いろんなゲームがある筈ですが、食べられる種類は仕入れによって(?)違います。私たちが食べたのはゼブラ,クロコダイル,ハーテビーストの3種類。 料理方法はとにかく焼く!。適当な大きさに切られた肉を串に刺して焼いた、そんな感じです。
クロコダイルは鶏肉に似ていた淡白な味。ハーテビーストはとにかくがっちがっちに固かった。 やわらかいものばかり食べている人間には、修行が必要ですね。ゼブラは…可もなく不可もなくという感じでしょうか。
「カーニバル」ではテラス席に座ったのですが、ここにはツワモノな猫がいます。かなり身体が大きい。 その理由は、お客の肉を隙あらば奪って食べるから。テーブルの下で落とすのを待ちかまえています。 むろん、店員が来ると素早く逃げる。その逃げ足の早いこと早いこと。
私たちは残したハーテビーストの肉をあげましたが、あんなもん消化できるのか? このツワモノ(おそらくボス)以外の猫は、普通かそれ以下の体格でした。
● 日本食
ロンドンへ発つ日の夕食は、日本食の店「赤坂」へ連れていってもらいました。 ナイロビには他にも日本食の店があるようです。ここでは、なす田楽,しゃぶしゃぶなどを注文しました。むろん、赤だしと白いご飯も。 ここで一番おもしろかった(^^)のがしゃぶしゃぶ。
鍋に入っているメイン野菜が、なんとカリフラワー よく見るときぬさやくんもいる。しかし、白菜の姿はどこにも見えない。 まあ、何事も経験である。やはりアフリカでは食材の調達が大変なんだろうな~、と思いつつ肉をたれにつけて食す。 ん?舌にひろがるこの味は…。
これは、ごまだれではなくてピーナツだれでは?? 見た目そっくりなので食べてみるまでわからなかった(^^;。見てびっくり、食べてびっくりでなかなか楽しいしゃぶしゃぶでした。でも、なす田楽は日本と遜色ない味で、おいしかったです。
● その他
サファリから帰ってきて、昼食を食べたのはヒルトン・ホテル。外国人観光客が大勢いて、なんだかどこの国にいるのかわからなくなりそうでした。 また、その日の夕食はナイロビでも最高級レストランのタマリンド。特にドレスアップ用の服を用意していなかったので焦りました(海外旅行初心者の悲しさ)。
結局、パンツだけだとつらいかな、と思ってひょいとトランクに入れたニットワンピースで何とかしのぎました。 アフリカとはいえ、ジーンズやチノパンばかり持っていくのは考えもの。お店は内装も豪華で、サービスもよく、食事もおいしかったのですが、なぜかものすごく量が多い!(特に3号の頼んだホワイトシチュー系の料理)。 今後3日分の胃袋を取り寄せたいくらいでした。
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3.おみやげ ● サイザル君サイザル君というのは、2号&3号が、サイザル麻で編まれたバッグに勝手につけた名前である(我々は命名好き?)。 なんだかバザござ君(バザ~ルでござ~る)のハトコみたいだが、当時まだ彼は世の中にはいなかった筈。
WHY NOT? という革のタグが縫いつけられたサイザルバッグは色や形のバリエーションが豊富。でも、欲しい形で欲しい色合わせって意外に見つからないもの。
ここで2号は明るい色あわせの小さめショルダー(形もかわいい),3号はジーンズに合わせたくて青と紫系のショルダーを購入。 元はといえば、友人がここのサイザルバッグをずっと持ち歩いていて「いいな」と思ったのがお店に連れていってもらったきっかけです。
● アフリカン・ヘリテイジ
ナイロビ一のお土産屋というだけあって、品揃えは豊富。キリンやライオンなど動物をモチーフにしたお土産もあるので、けっこう便利(ケニヤ土産というと周りはやはり動物ものを期待する)です。ただ、値段はやや高め。
● マル
ここは実はお土産屋さんではなく、宝飾品店。インド系の人が経営者。ケニヤではインド系は経済的に力を持っているようです。
なぜここに行ったかというと、友人のしていた指輪に2号&3号がくぎづけになってしまったから(^^;。それまで宝石なんてあまり興味なかったんだけど…。
いい作りのものは感動するほど安くはないですが、マラカイトやラピスラズリの小さな石でできたプレスレットやムーンストーンの指輪とかは驚くほど安い。 女友達へのお土産には使えます。
ここで2号はタンザナイト、3号はブルートパーズの指輪を買ってしまいました。 インド人の若いハンサムな店員さんが薦め上手なんだな、これが。イタリアでもそうですが、プロの店員さんってすぐに客の好みや似合うものを見抜いて持ってくる。 さすがです。
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