チリ通信−34 (2007年8月04日)
皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
日本は既に真夏のようですが、こちらイキケはまだまだ寒い毎日が続いております。
今回の話題は梅田望雄著の「ウェッブ進化論」についてです。
彼はシリコンヴァレーで日米のコンサルタントをしており、過去・現在そして近未来におけるWeb(インターネット)の変化について書いています。
著書によると、Webの世界ではかってのマイクロソフトのようにGoogleが検索機能を軸として覇権を握り、Web界を先導していくであろう事。
発展の過程ではWebを使った新しい多くのビジネスモデルが生まれる。
そして10年後の社会ではWebの進化がWeb界のみならず、実社会も大いに変えている、と言う内容です。
私としては30年前に読んだ「エクセレントカンパニー」ほどに共感しており、これは24時間Webと繋がる環境を作らねばと思いました。
が、残念なことに私の執務室は大学の端っこの位置するため、Webに繋がっていません。
大学のWifi(無線LAN)は既に数年壊れたままで、ケーブルLANの出口が有る博物館までは100mあります。
選択肢としては
@LANケーブルを博物館から延長する→90mごとに信号を増幅するルーターおよびルーターを稼動さす電源が必要。
A博物館からLANケーブルで繋いだ無線ルーターを屋外に設置する→やはりルータと電源が必要。
B民間プロバイダーと契約しPCカードを使いWebと繋ぐ→ダウンロード量に制限があり高価。
どの方法も一長一短ありそれなりの支出は必要のようです。
そして安価ですぐ出来るファイナルオプションは、執務室に迷い込んでいる微弱なWifi(たぶん隣のホテルから)を増幅して使うことです。
Wifiの電波を集める方法をネットで調べたところ、反射式アンテナで電波を集めることができそうなので自作してみました。
名づけて"KAMPAI UNO"。
ダンボールにアルミフォイルを貼り付けたもので、製作時間20分、費用ほとんどタダでした。
肝心の効果のほどは、今までほとんど受信できなかったのが、かなり出来る様になりました。
ただ受信範囲の端っこに居るためか、使用者の多いと思われる午前10時頃より受信困難となります。
結果的に言ってイマイチです。
執務室の対面に座る同僚からは「話すのに顔が見えない!。」というクレームがあり、アンテナ背面に私の似顔絵を描くことで対応しましたが・・・。
アンテナの角度や曲がり具合を調節したり、アルミフォイルを2枚重ねにしても改善されないので嫌になってきています。
なかなかWebに合わせて進化できない今日この頃です。
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