チリ通信−27 (2007年1月15日)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
正月気分も抜け、種苗生産に精を出している今日この頃です。

さて、2006年の締めくくりとして私の執務室に泥棒が入りました。
種苗場には同年の正月にも泥棒が入っており、私の執務室はダブルロックなのでこの時はセーフでした。
今回は私の部屋が目的らしく、外の鉄格子をはずしアルミサッシも破っての進入でした。
プロジェクトの機材や私物を含めごっそり持っていかれ、いささかブルーな気分でした。
夜間とはいえ警備員が見回り、犬は十何匹も居るのにどうなっているのでしょう。
ちなみに今年になっても不審者が見受けられたので警備員を増員していますが、週末は借りた機材を自宅に搬送するようにしています。




イキケでは(チリはどこでも?)クリスマスになると、トラックに乗ったサンタが大音響で走り回ります。
サンタは辻で止まり、集まってきた子供たちにキャンデーをばら撒きます。
どうもこれは店の宣伝のようで、複数の店でお金を出し合いサンタを雇っているようです。
とはいえ日本のようにクリスマスは賑やかではなく、家族がそろって粛々と過ごします。
逆に元旦がお祭り騒ぎで、正直私は馴染めません。

ちなみにフィリピンの私の居たところではAR-16を乱射し、曳航弾が夜空を飛び交っていました。
翌日は流れ弾で何人死んだと新聞に出ます。

エクアドルでは路上に人形を置き、仕込んだ爆竹を鳴らし最後は人形を燃やしてしまいます。
従って翌日は人形に使った釘を踏まぬように車の運転は控えます。

チリでは花火大会が全国で行われ夜空を彩ります。
というわけで年末と正月は南部の師匠宅に疎開し、おせち料理を静かに堪能しました。

  


申し送れましたが、私の家族がクリスマス前に来智しており、2年ぶりに家族がそろった年末となりました。
長男はオーストラリア、妻と長女は日本、私はチリと散らばっていましたが、久しぶりの家族水入らずでした。




そこで恒例のイキケ盃二川家釣り大会が始まりました。
結果は長女がトムジョーンズ(チリ名トモージョ)の大物賞、おとうさんが最多賞でした。
釣り師のおかあさんは鳴かず飛ばずでしたが、カニさえあれば幸せデス。

   

   


と、いうところでまた来月・・・。


        


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