『合宿の想い出』 11期 加藤


 今年の夏合宿は、台風のためにあまり多くの練習をこなす事ができなかった。

しかしそのため、自由な時間がかなり多く、先輩とコミュニケーションを結ぶことができた。


 この合宿では、恥ずかしい事だが練習の時の思い出というのはあまり残っていない。

むしろ先輩とふざけて遊んだり、1日自由な時間をもらったので、

その時1年生数名でレンタカーを借りて大島めぐりをした時の想い出が頭の中にこびりついている。


 先輩との事を例のあげると、

まず夜になると「オカルト話」で2時間ぐらいが費やされ、

話をする人もふとんから起き上がり、額から汗をにじませながらの身ぶりを入れての熱演ぶり、

当然僕らもその話に没頭してしまい、眠れなくなってしまったりする。

そして先輩に混じって熱演した1年がいたため、合宿以来その人物は、このオカルト話のオカルトという言葉を取って、

『オカルト』というあだ名をつけられたくらいだ。

いやまさに滑稽な名だ。


 その他にも真夜中に4年生が1年生をいじめてやろうとばかりに、マジックを片手に持ち忍び込んで来たまではよかったが、

1年生約3名に取り押さえられ、体じゅうを赤チンで塗りたくられ、パンツも赤くなり、もちろん○○○も赤くなっていた。

いやまさに滑稽である。


 この先輩というのは「ゴチ」とか「うまうま」などとおもしろい流行語を常日頃言っている人である。

もうおわかりでしょう。


 しかし、この合宿で学んだ事は数多い。

常日頃守ろうと思っていても守る事がなかなかできない時間厳守と、

ダイビングの基本的な技術と言われているダイビングフォームやマスククリア、そしてシュノーケルクリアなどの完全なマスターであろう。


この合宿で学んだ事は、全て2年、3年になってから、1年生に教えてあげたいと思った。



          


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