『合宿の思い出』 10期 上野
このクラブに入って2年、2年間で3回の合宿、そして、3回の奴隷で特に印象深く思い出に残った事を書きます。
奴隷合宿と強いて言った訳は、皆様も御存じの通り、まさしく1年生は奴隷、兵隊、そしてオモチャなのです。
では、その奴隷の合宿一日を思い起こして書いてみよう。
まず、朝、大体6時半頃起床、この起床時間も合宿3日か4日ぐらいたつとパッと目がさめます。
というのは、6時半に、いやそれよりも前に目がさめないと、先輩に顔をぶったたかれるのです。
頭ではないのです、『かお』をぶったたかれるのです。
これは非常に気分の悪い目ざめです。
6時半に起きて15分ぐらいで洗面を終え、次は朝食の仕度です。
眠い目をこすりこすり、みそ汁や御飯をよそる。
食事の最中は、先輩の飯盛り、これも簡単そうな仕事みたいだけど全く面倒なものです。
食事が終ると次は先輩方の部屋にいってふとん上げ、これが終るとやっと安らぎの自分の時間が持てるのです。
それは、便所で用を足しながらの一服です。
と、思ったのが大きな間違い。
怖い怖い先輩の怒鳴り声がドアの向こうから聞こえるのです。
「誰だ!この長便!早く出ろ!」
かわいそうな奴隷一年生。
さて今度は、ダイビング奴隷一年生の練習が待ちかまえているのです。
シゴキ、シゴキ、シゴキの連続。
まぁよくこんだけ、シゴキを考えて来るものだと感心してしまうほどです。
やっと午前中の練習が終りました。
昼食の時間が無事過ぎ、その次に待っていたのは兵隊一年生です。
一年生はみんなナイフを一本づつ持ち、上陸部隊をやるまねをするのです。
これは本当に、先輩達のオモチャです。
そして、午後のシゴキが終り、民宿に帰っての一番の仕事。
スーツ洗い、これがまたまた大変で、30人以上のスーツ、それに3点セットを洗い、そして干すのです。
やっと風呂の時間がやってきました。
垢の浮いた風呂。
しかし、一年生にとっては、ありがたい人間としての唯一の時間なのです。
一年生同志で慰め合い、そして、先輩の悪口を言って、一同で自己満足というか、まぁなんと言いましょうか、優越感みたいなものを味わうのです。
風呂を出て夕食が終ると、ミーティングのお時間です。
ミーティングは一年生の今日一日の反省を全員順番に言わされるのです。
一年生の反省が終ると次は先輩方の一年生に対する批判というか、文句が決まったように出るのです。
「今日のあのダッシュはなんだ!ダッシュになってないじゃないか!」とか、
「おまえらは本当にダイビングをする気があるのか」とか、多種多様の文句です。
でも、ここで誤解をしてはいけません。
文句ばっかしじゃないのです。
気がつかなかった事など丁寧に注意してくれて、非常にためになる事の方が多いのです。
本当に、誤解しないで下さいよ。
ミーティングの次に待っていたものは、なんと恐怖の夜襲だったのです。
一年生が眠りこけているところに、先輩がやって来て、マジックでなにやら卑猥な事を体中に書かれるのです。
次の朝起きて、みんなびっくりするやらなにやらで、「またオモチャにされたか」と、ただ諦めるだけなのであります。
まあ、こんな奴隷合宿も終り、今度の合宿からは上級生の立場になるのです。
これまでの合宿の恨みを果たしてやることができるのです。アッハハハ・・・・・。
今度の合宿が楽しみダ!
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