『クラブの運営について』   9期部長 永井 


【昭和52年度活動内容】

 5月4・5日 一泊合宿

 5月8日   第1回潜水活動(前期活動開始)

         前期毎週日曜日の潜水活動を行い、そのうち2回はテーマダイビングである。

 7月3日   第8回潜水活動(前期活動終了)

 8月17〜25日 夏期合宿 場所:伊豆大島

 9月25日  後期潜水活動開始

 10月29〜31日 三茶祭参加

 11月27日  OBと現役合同潜水会 場所:伊豆海洋公園

 12月11日  1年生最終練習日

 12月18日  オール日大との合同練習

 1月7日   4年追い出しパーティー

        SDC10周年記念パーティー

 3月9〜22日 春期合宿 場所:沖縄、渡嘉敷島


【一年間の指導目的】

   1年生の技術マスター

   1、2年生のダイビングへの意欲向上

   目的のあるダイビング

   型にはまらないダイビング

※ 以上の項目を行うために新しい練習方法を行い。テーマダイビングを月に1回の割合で取り入れて活動する。


【活動の状況】

  前期中の活動予定は9回であったが、天候の関係上8回になった。これは活動回数から見ると上出来であった。

一年生も、初めてのダイビングを覚えたいという意味もあってか、全員がよく参加してくれ、前期中にほぼ素潜りはマスターしたようである。

前期のテーマダイビングは、2回行なったが我クラブの始めての活動としてはまずまずであった。


 夏合宿は、天候が不順であったために活動計画が、大幅に狂い当初予定していた水中パーティーなどもとりやめとなった。

なんとか一年生に一回だけではあるがボンベをつけさせる事ができたのが救いである。

全体としては民宿(三佳)でゴロゴロしていて部員の技術向上は、あまりかんばしくはなかったが、

部員同士のつながりという面ではなかなか良い結果であったように思う。


 後期の活動予定は13回であったが、全て順調に活動する事ができた。

後期はボンベの練習が多かったが、一年生は数多くの練習にも耐えよくやってくれた。

二年生も一年の指導にてこずっていたようだが、頑張ってくれた。

後期は、部員の技術、意欲の向上も見られ、部員の中には潜水の目的を見いだした者も出てきた。


【活動の結果として】

 この一年間を通して21回の普段の活動と、夏・春合宿(春合宿はこれから)の潜水活動を行なった結果、私としては良い結果を修めたと思う。

色々とまずかった点や今後に残された問題点もあるが、部員がダイビングというものを考え、そしてクラブ活動について考えを廻らし、

ダイビングに夢を持ってくれた事は成功であった。

私がやったテーマダイビングは、ダイビングの楽しみや夢をみいだすためのものであった以上、私の役目はほぼ終わったも同じである。

ただ、技術面に置いては、完全にマスターさせるまでにはいかなかったのが残念に思われる。


【今後のクラブへの希望】

 次代の部長も色々な企画を持って活動していくであろうが、私の代に行なったテーマダイビングはこの代を土台としてより発展させてもらいたい。

 また安全潜水につとめ、余裕のある活動を行い、クラブの伝統を守りながら、あったかいムードのクラブにし、学生生活や潜水活動に

 励んでもらいたい。


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