チリ通信−7 「ソパデマリスコスの味付け」 (2005年4月18日)
「ソパデマリスコスは、どんな味付けですか?ブイヤベースみたいですか?」という管理人の問い合わせに対する、二川からの返事。
ソパデマリスコスの味付けについてですが、味はまったく具(魚、貝、ホヤ、ウニ)の味が渾然一体となったものです。
スープの色と粘度はトンコツラーメンに非常に近く、湯気から昇る磯の風味が食欲をそそります。
表面にはホヤと思われる赤いダマが浮かび、野菜類はまったく入っていません。
残念ながらチリでは大型のエビが獲れず、スープには参加してません。
深海性の小型エビは獲れるのですが、トロールで混獲されるためか味や風味はありません。
代わりにハイバと呼ばれる大型のカニが獲れ、南部に行けばさらにセントージャ(タラバガニの仲間)が獲れます。
先日活きているハイバを茹でて食べましたが、実がボリボリしていました。
ピコロコの味は確かエビに近かったと記憶していますが、また食べてみます。
ところで木曜日より本学が学生によりロックアウトされ、学生とポリシアが投石・放水と激しくヤリ合っていました。
私のアパートは本学の裏にあり逃げてきた学生の群れに会ったときはドキッとしましたが、今は平静を取り戻しています。
海洋学部は金曜日よりロックアウトされていますが穏やかで、入口で名前を書けば校内に入れます。
教授執務棟入口には、いすと机が積まれ閉鎖されていますが、PCルームは無くこのメールはPCルームよりしています。
もう少しで治まるはずなのですが・・・。
先週に私の初給料が出たので、チリの習慣に従い教授連を招待してパーティーを開く予定でした。
このストライキが終われば開く予定です。
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