久留里線

小さなトンネルの連なる草生した線路を
夢うつつに歩む特急列車
浜辺の華やいだ声も今は昔
行楽特急の想い出を懐かしんで


安房鴨川〜安房天津間にて


安房天津にて

安房小湊〜安房天津間にて

行川アイランド〜安房小湊間にて

安房小湊にて

安房小湊にて

上総一ノ宮にて

鵜原にて

安房天津にて

上総興津にて

安房小湊にて

上総興津にて

安房小湊附近にて

鵜原にて

安房天津〜安房小湊間にて

千葉から内房線と接続する安房鴨川までを結び、房総半島ループの東側を担う。勝浦、小湊、鴨川など昭和40年頃賑わったかつての行楽地を結んでおり、沿線には当時の面影を色濃く残す木造の駅舎が多く高度成長期時代のレジャー感覚に浸ることができる。またかつての名残なのか、東京から比較的近い距離にも拘らずわかしお、ビューわかしお、新宿わかしおなど多くの特急列車が設定されているのも特徴。途中勝浦から先の太平洋を見ながら走る区間は普通列車の本数が少ないが、それを補うように一部の特急列車がこの区間のみ普通列車として運行され、特急券なしで特急車に乗車することができる。この区間は線形が悪く、特急運転を行ってもあまりスピードを出せないことを考えれば乗客にとっては非常に有難いサービスである。更に車両面に関しては、当たり前のように走っている横須賀色の113系普通列車も、今では千葉県内を除いては見られないもので、貴重である。2004年10月16日ダイヤ改正で特急わかしおなどに充当されていた183系が外房線・内房線から引退した。新型特急電車は5両編成を基本とした運用で、乗客数に合わせて特急枠が縮小されてしまったことになる。外房の海や山を背景に走る国鉄色の特急電車が見られなくなってしまったのが残念である。


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