無人の終着駅の自然に返りつつあるホーム
列車の到着を独り意外な眼差しで見つめる大きな椰子の木
枕崎にて
西頴娃にて
旧西鹿児島にて
鹿児島中央から指宿を経由して枕崎までを結ぶ本土最南端の鉄道路線。西大山駅は沖縄にモノレールが開業する前は国内最南端の駅として有名であった。鹿児島中央から喜入までは通勤区間で列車本数も多いが、末端の西頴娃〜枕崎間などは定期列車1日5往復になってしまう。終点の枕崎は実は廃止になった旧鹿児島交通の駅で、一見有人駅に見える駅舎にはJRの職員はいない。(駅舎で業務を行っているのは鹿児島交通バスの職員である。)車両面では指宿・山川〜枕崎間の列車にキハ40系、58系など国鉄型の旧型気動車が充当されており、開聞岳に見守られながら草生した線路を走っていく様はローカル線情緒満点である。