CBS,クリニカル・バイオホログラフィック・システムとはmatubara
治療室院長・松原次良(まつばらじろう)が解剖学、生理学、経絡離村などの基礎医学を軸に、カイロプラクティック、オステオパシー、東洋医学、波動医学など各種療法を統合し、統一的な治療体系として再構築した診断・治療システムです。

CBSのコンセプト

松原次良私たちは、病気を、身体のエネルギー系と情報伝達系の間の複雑な相互関係の秩序の乱れとして捉え、この秩序を調えることで自己組織化が生じ、病気が治癒すると考えています。クリニカル・バイオホログラフィック・システム(Clinical Bioholographic System: CBS)は、この秩序の乱れを評価し治療するための診断・治療システムとして、松原次良(まつばら じろう・写真)が1995年に開発したものです。 CBSとは、解剖学、生理学、経絡理論などの基礎医学を踏まえながら、身体をホログラフィック なシステムとして捉え、アプライド・キネシオロジー(Applied Kinesiology: AK)を軸に、カイロプラクティック、オステオパシー、軟部組織モビリゼーション、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)、筋膜の解放、東洋医学、食事・栄養療法、ライフスタイルの指導、ホメオパシー、薬草療法、アロマテラピー、筋スラッキング療法、電気治療、超音波療法、光線療法、サイマティクスセラピー(音響波動療法)、クライオセラピー(冷却療法)、運動療法、キネシオテーピング、カウンセリングなど様々な治療を統合して創り上げられたものです。
 CBSで使用される検査法・調整法は、多くの現存する診断・治療の哲学、原理、技術から、安全で効果があり、科学性があり、かつ再現性のあるものから構成されています。また、独自に開発した手技、仮説も多くあります。
 しかし、CBSは数多くの治療法の単なる寄せ集めではありません。"モード"、"ポーズ・ロック"、"筋肉反応テスト"という手法を軸に、これら各種の治療法をシームレスに統合し、それらを統一的な治療体系として再構築しようとする試みです。 世にある××流、××派、××式などといった治療法の多くが、ある特定の治療法や治療体系(カイロならカイロ、鍼なら鍼)の中の特殊な手法を指すのに対し、CBSはその点で根本的に異なるものです。
 従って、CBSでは治療手段(歯科治療、脊椎矯正、マニピュレーション、鍼(はり)・灸(きゅう)、テーピング、物理療法など)を限定しません。検査・診断のためにインジケータ筋を使った筋肉反応テストと基本的な筋肉テスト、そして"モード""ポーズ・ロック"をマスターする必要はありますが、治療手段はそれぞれの施術者が自由に選択することができます。
 何よりCBSは、ホリスティック医学の概念に基づき,自然医学の原則に従って、構造・化学・精神・環境の4面から自然治癒力を高め、より高いウェルネスを得るための補完医学です。
 私たちの体には、どのような状況にも対応できる無限の可能性を持つ生命エネルギーがあります。治療の立場から言うと自然治癒力です。この自然治癒力を適切に作動させるため、患者の置かれている状況を、固定観念を持たずに見、患者主体の診断・治療が行えるシステム――CBSが目指すものは、そこにあるのです。

↑上へ

創設者からのメッセージ

 私たちはCBSにおいて、学問よりも、技術よりも、『思い』が一番大切だと考えています。デカルト=ニュートン医学の発展は、多くのすぐれた新薬、診断装置、治療機器を開発してきました。しかし、医学は細分化され、木を見て森を見ない状態に陥っています。
 医学が進歩するにつれ、「ホリスティック医学」や「代替医療」が見直されてきています。これはまさに、患者不在の医療の中で起きた現象だと思われます。代替医療に関しては、医学の後退だと強い反発もあるようです。もちろん、代替医療に従事している人達の知識レベルが低すぎることもあります。現実に、国外の代替医療従事者やコメディカルの人達と比べ、日本は技術レベルは高いのですが、知識レベルはかなり見劣りします。
 クリニカル・バイオホログラフィック協会(CBA)の会員には、どこに出ても恥ずかしくない知識と技術、そして癒しの心を持っていて欲しいと願っています。

↑上へ

完成までの経緯とCBSを構成するもの

CBS,環境,構造,精神,化学 カイロプラクティックを学ぶ中で、クリニカル・バイオホログラフィック・システム(CBS)の幹となるアプライド・キネシオロジー(AK)を知ったのが1977年のことでした。AKの創始者、グットハートD.C.を始めとして多くの先生方にAKを学びました。同時に、AKから枝分かれした多くのキネシオロジーを知ったのが、CBSの船出だったような気がします。  AKを含むキネシオロジーの本や参考文献は、経絡治療、SOT、クラニオパシー、頭蓋仙骨治療、内蔵マニピュレーション、カウンター・ストレイン......などなど、私に多くの知識を与えてくれました。共時性としか言い様がありませんが、タイミング良く、創始者から直接学ぶ機会も得ました。今思うと、バカバカしいものもありましたが、能力開発やスピリチュアル・ヒーリング、霊気、気功などの講習会にも良く出ていました。一部のキネシオロジスト、頭蓋仙骨治療のアプレジャーD.O.や内蔵マニピュレーションのバラルD.O.が、気や霊的なものを述べていたからです。
 AKを理解するために色々な治療や診断法を学んでいるうちに、本来のAKから逸脱してきました。そして、学んできた多くのものを統合し、臨床において使い易いようにシステム化してきた結果、CBSが誕生しました。
 1995年にクリニカル・バイオホログラフィック協会(CBA)を創始し、巣鴨オステオパシー治療室川村修一 の協力を得て、1999年からセミナー(勉強会)を行なっています。

CBSと西洋医学
 よく西洋医学を否定する人たちがいますが、私は西洋医学は素晴らしい医学だと思っています。すべてのものには、長所と短所があります。短所ばかりを見すぎると、長所が見えなくなります。知識がないのに、むやみに薬の服用をやめさせたり、治療をやめさせたりする人がいますが、愚かとしか言えません。
 西洋医学は、病気を器質的疾患としてとらえているため、細胞次元で病理的変化が見つかるまで、日数をかけて多くの検査を行なわなければなりません。又、症状に合わせて病名を当てはめていく、西欧式の順列組み合わせ的な医療が大半を占めているため、病名が決定しなければ対処してもらえません。万が一異常が見つからないと、機能的疾患、「心因性」と言うことで、神経内科や精神科に行くように言われ、そこで安定剤などが処方されます。経過観察(機能的変化が器質的変化になるのを待つこと)と言う場合もあります。元浜松医科大学の教授、植村研一氏は、『診断とは病名をつけることではなく、原因の確定であり、どうしてその症状が出るのか、その機序を徹底的に明らかにすることが大事』だと述べています。「どうなっているか」「なぜそうなったのか」「どうしたらよいか」という三点を、病態生理学的に明確にして行く、アメリカ式の理詰めの考え方です。どのような検査が行なわれているのか、どのように診断していくのか、薬の作用機序など基礎的な知識は持っておく必要があります。また、CBSのアプローチには、西洋医学の知識が必要なものが多々あります。そのために、CBSのセミナーでは、臨床解剖学、臨床生理学、病態生理学、臨床生化学、生体力学、整形外科学、臨床神経学、臨床内科学、臨床心理学、臨床栄養学などの講義を必ず組み込んでいます。

CBSと歯科
 CBSには、顎口腔系への治療があります。歯科と協力して、治療をしなければならない患者も大勢います。そのためには、歯科の先生と話し合える知識が必要となります。

CBSと東洋医学
 アプローチの方法はまったく異なりますが、先ほど述べたアメリカ式の理詰めの考え方は、東洋医学の『弁証論治』に近いものです。『弁証論治』とは、病位(異常のある部位)、病性(異常の状態)、病勢(異常を引き起こす原因と生体の抵抗力との力関係)を総合的に分析し『証』を立て治療する方法です。CBSにも、東洋医学の考え方に基づく診断や治療方法がありますので、勉強していく必要があります。

CBSと徒手医学
 カイロプラクティック、アプライド・キネシオロジー、オステオパシー、整体などの原理および診断法やテクニックが、CBSの中に取り入れられています。

CBSとその他
 フィンガー・モードのチャートを見られればわかるように、この他にも多数の異なる分野の診断・治療方法が、CBSには導入されています。それ故、勉強しなければならないこと、覚えなければならないことが数多くあります。
CBSでは、詳細な知識をベースに、自然医学を駆使して、ホリスティック医学の概念に基づき、
構造・科学・精神・環境 の4面から人間を診断して治療していきます。

↑上へ

ホログラフィックとは

 AKを創始したジョージ・グッドハートは、「脳の全身に対応する分野には、完全なホログラム・イメ−ジが存在する。そして、局所的なホログラム・イメ−ジが、外傷やその他の理由で脳にあるものと一致しない場合に痛みや自覚が起こる」と述べています。

 ホログラフィー(holography)は1948 年に、ハンガリーの物理学者デニス・ガボールによって、電子顕微鏡の分解機能を高めるために発明されました。
ガボールが名づけたホログラムは、ギリシャ語の「すべて」を意味する「ホロス」と「記録したもの」を意味する「グロス」の合成語で、『ホログラム』は「光の空間的情報のすべてが記録されたもの」を表しています。正確には、レーザーを使って光の干渉縞を記録した物体のことを『ホログラム』と言い、ホログラムを作る技術のことを『ホログラフィー』と言います。ホログラフィーでは、普通の写真のネガに当たるホログラム・フィルムを見ても干渉縞しか見えませんが、光を当てると被写体の立体的な全体像が得られます。

 ホログラムはどんなに細分化しても(例えば、細かく切り刻んだとしても)、光線を当てると、被写体の立体的な全体像が浮かび上がります。つまり、ホログラムにはどんな細かな部分にも三次元の時間と空間を融合した被写体の全情報が記録されていることになります。
すなわち、ホログラム(あるいは、ホログラフィックな構造)とは、「どのミクロな部分にもマクロの情報がすべて、ほぼ完全な形で保持されている構造」なのです。

 局所の持つ情報と全体の情報とがほぼ同等であるというのは、興味深いことです。これを医療の立場から見ると、ホログラム理論をX線技術に応用したCT(computerized axiotomography)スキャンの発明により1979年にノーベル医学・生理学賞を受賞した、アレン・コーマックとゴッドフリー・ハウスフィールドの例があります。
しかし、これはホログラム理論をハードウェア的に用いたに過ぎません。ホログラム理論のソフトウェア的な応用としては、手技療法、とりわけ東洋医学を学んだことのある人なら、脈診(脉診)や腹診、舌診などを連想するかもしれません。いずれも、局所情報によって全身状態(情報)を知る検査法として広く用いられてきたものです。

 ロンドン大学の理論物理学の教授デイヴィッド・ボームは、ホログラムのアナロジーを使って、「この世界には直接見ることのできない『内在系 implicate order』が存在しており、宇宙の全情報、それも宇宙創世から未来永劫までの全情報がインプットされている」と述べています。そして、この『内在系』に対して、直接見ることができる光線によって浮かび上がるホログラムの立体像を『外在系 explicate order』と呼びました。
 ほぼ同時期に、アメリカの神経生理学者カール・プリブラムも、脳の記憶についての仕組みとホログラムとが類似していることに気がつきました。そしてプリブラムは、脳はこのホログラフィックな宇宙を翻訳する一片のホログラムだと考えています。

 ホログラム理論により、脳・神経システム全体は統一的な概念で説明できるようになるのでしょうか。
 嗅覚、聴覚、視覚、体性感覚、運動感覚については生物学的なホログラム・モデルで説明できることがわかってきています。ゴルドフは「これによって、脳とすべての神経機能がホログラム・モデルに集約されることを意味するものではない。しかし、ある部分はホログラム・モデルによって細部まで説明可能だ」と述べています。それは、ある程度のホログラム・モデルが身体全体に起こると考えられることを意味しています。

 CBSでは、ポーズ・ロックという方法によって、相手(患者)の身体情報にアクセスするためのパスを構築します。このパスによってアクセスできるのは、相手の身体情報の一部なのですが、身体(そして身体情報)がホログラフィックな構造をしているとすると、どんな一部も全体と同等の情報を含んでいることになるので、ポーズ・ロックによって構築されたパスを通じて、実は私たちは、相手の身体情報すべてにアクセスしていることになるのです。
 この、人体をバイオ・ホログラフィックな構造としてとらえ、そこにアクセスする手段を持ったことが、CBSという診断・治療システムの根幹を成すものなのです。

↑上へ

自然医学とは

自然医学  『自然医学』とは、自然な治療法、あるいは自然な治療薬を用いて、身体が本来持っている自然治癒力を高めて、健康(ウエルネス)を保ち、病気にならない、あるいは病気を治そうとする医学です。

自然医学の6つの原則

1.身体には自然治癒力がある
 身体には本来、健康を維持したり病気を治したりする力『自然治癒力』が備わっています。CBSは、この自然治癒力を高め、治癒を阻害しているものを取り除くためにプログラムされています。

2.原因を治療する
 CBSでは、症状を情報源(証拠)として利用し、その根底にある病気の原因を見つけ治療していきます。最終的に原因を治療する時点で、症状は緩和もしくは消失しますので、症状だけを抑さえようという治療は基本的に行ないません。

3.まず害を与えないこと
 『安全で有効な治療法』と言うことを第一に考えます。これは、「ソフトな手技が良くて、ハードな手技が悪い」と言う意味ではありません。最も有効な刺激とは、患者が防御反応を起こさずに、そのすべてを受容できる刺激です。多くの知識とすぐれた診断法、しっかりとした技術があってこそ、最高の治療が行なえると確信しています。

4.まるごとの人間を治療する
 人間は、肉体、精神、感情、魂の統合体であり、遺伝的、自然的、家庭的、社会的、歴史的存在でもあります。これらの様々な要素が、複雑に関係しあいながら、健康と病の間を揺れ動いています。それ故、私達はできるだけ多くの視点でものを見て、それらを統合して治療しなければなりません。

5.私達は教師である
 私達は、正しい診断と治療を行なうだけでなく、健康的で生き生きとした関係を患者と築く必要があります。患者との協力関係があってこそ、本来の治療効果が出てきます。Doctorドクターという語には、もともと「教師」という意味があったそうです。手技療法を行なうだけではなく、ウエルネスケアー・プロフェショナルズ(健康管理の専門家)として、健康に関して多くの事を患者に学んでもらわなければなりません。正しい知識は、悪い習慣を改め、自己改革できるきっかけを与えます。

6.予防は最良の治療法である
 ウエルネスケアーの最終目標は予防です。「健康促進は、疾患治療に勝る」のです。健康な生活習慣を保てるような患者教育を通して、疾患の予防を徹底的に行なわなければなりません。

 CBSは、自然医学の6つの原則にのっとり治療システムがプログラムされています。例えば、フィンガー・モードのチャートには多くの項目があります。そして、そのほとんどが自然医学の世界で認知されているものです。しかし、最初からすべて使用する必要もありませんし、すべてを熟知している必要もありません。もちろん、知識が増えるにつれ、応用範囲も広がりますし治療結果も変わってきます。

↑上へ

筋肉テスト筋肉反応テスト

筋力テストで何がわかるのですか?
 カイロプラクティックや整体を行なっている人の中には、骨盤や骨がズレているので、骨を矯正してズレを治すなどと言う人がいます。「ボキ」という矯正音は意味がないのですが、この矯正音を強調して「骨が入った」などと言う人もいます。ここでは詳しいことは書きませんが、これは間違っています。骨は、事故などによる外力が加わらない限り、単独で骨がズレることはありません。「脱臼」を起さない限り、整復つまり骨を入れるなどと言うことはありえないのです。
 骨格系を支持しているのは筋肉です。また、関節運動を行なえるのも筋活動があるからです。関節には、本人が動かす可動域の生理学的な限界から、骨と骨とがぶつかって完全に動かなくなる解剖学的な限界までにわずかなゆとりがあります。これを、関節の遊びと言います。筋肉に問題が生じると、この関節の遊びの範囲内で骨が変位してしまい、関節の運動が制限されてきます。
 筋肉は、神経によってコントロールされています。そして、この神経系を統括している総司令部が脳です。筋肉の弱さや緊張が骨格系に影響し、体の歪みや関節の可動域の問題を生じることは容易に理解できます。しかし実際は、筋骨格系⇔神経⇔脳の回路に問題が生じているのです。当然、脳や神経系の障害が筋骨格系に影響することもあります。

 アメリカのカイロプラクター、ジョージ・グッドハート博士は、すでに診断のついている人で、内臓と筋肉との関係を数十年かけて調べました。その結果、内臓と筋肉との間には、一定の関係があることがわかりました。例えば、膵臓(必ずしも、既存の正規医療でいう膵臓を意味するものではありません)の機能低下があると、広背筋と言う筋肉が弱くなります。広背筋は腕と骨盤についていますので、この筋肉が弱くなると、弱い側の肩が上がってしまいます。同時に、反対側の広背筋が緊張するため、緊張側の腕が挙がりづらくなってしまいます。このように筋力テストを行なうことで、筋骨格系−内臓−姿勢の変化−運動機能の変化という流れを評価できます。
 CBSでは、『筋力テスト』で筋肉の力が強いか/弱いかを調べ、筋骨格系−神経系-内臓系の回路の異常を見つけ、これらの回路の異常を改善することで、姿勢の歪みや運動機能の異常、内臓の問題、痛み、精神的な問題を治療します。

筋肉反応テストとは
 グッドハート博士は、病的部位に手を当てたり、口に薬を入れたときに、筋力が変化することを発見しました。また、ある波長の光や電場や磁場で病的部位を刺激しても、筋力に変化を起こすことも発見しました。これは、私達の身体が、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)以外に、電磁場なども感じていることを意味しています。また、同一の分子構造を持つものを近づけると筋力が低下するという「共鳴現象」を発見し、その現象を実際の臨床に応用し、その診断した結果が正しいかどうかを、西洋医学的方法で確認していくという作業を積み重ねてきました。
 筋肉反応テストを使用すると、高価な器械を用いずに全身の異常を簡単に短時間で判定することができ、また薬剤、栄養物質(例えば、ビタミンやミネラル)や飲食物などが身体にとって害があるのか良い作用があるのか、良ければ最適量はどの位なのかを判定することが出来ます。身体に異常がある場合、対応する部位を刺激すると筋力が弱まります。また、栄養物質などを手に持つと、その物質が身体に有益な場合は筋力に変化はありませんが、身体に害がある場合は筋力が弱まります。さらに、異常部位を刺激しながら栄養物質などを持ってテストすると、その栄養物質などが有効な場合は、弱かった筋肉が強くなります。
 筋肉反応テストを利用した有名な方法に、O(オー)リングテストがあります。医師の中にはこの診断法を利用して、癌などの病理学的診断や、原因菌の判定など細菌学的診断、神経伝達物質の異常などの生理・生化学的診断などを行なっている人もいます。CBSでは、Oリングは使用しませんが、筋肉反応テストによって様々な異常を調べて治療しています。しかし、直接的にも間接的にも医学的診断を行なっているわけではありません。医師の資格のない私達が、医学的な診断をすることは医師法違反になります。そこで、筋肉反応テストで見つけた病理学的、細菌学的、生理・生化学的などの結果を自然医学の範疇で利用しています。
 『体に良いものは、環境にも優しい。』『環境に良いものは、体にも優しい。』こんなあたりまえのことが、現代社会ではあたりまえでなくなってきつつあります。地球で生きている生命体にとって必要なものは、すべて地球に備わっているのです。この大事な遺産を、私達人間は自ら放棄しています。CBSが、構造・化学・精神の三面に、環境という側面を加えて診断・治療をしているのは、環境要因が病気に大きくかかわっているからです。通常の方法では、この環境因子がどのように体に影響しているかを見つけることは出来ませんが、筋肉反応テストを使用すると容易に見つけることが出来ます。例えば、細菌やウイルス感染のある病巣に循環障害が生じ、日常の食品などに混入している鉛や水銀などの重金属や化学物質が病巣にこびりつき、そのために免疫系の異常を引き起こして、病気が複雑化・難治化している人がいます。それらの原因を取り除くように治療していくと、難病が治っていくことに度々遭遇します。電磁場、化学物質、食品汚染による問題などが増えています。これらの問題は、個人的なレベルでは避けることが難しい状況にあります。筋肉反応テストを使用することで、電磁場に侵されている場所を避けることができます。どの化学物質が問題なのか簡単に見つけることができます。また、食品などが有害物に汚染されているかどうかを知ることができ、食べてはいけないものを、あらかじめ避けることができます。どうしても避けられないものに関しては、治療によって常に耐性をつけることで対応することができます。

筋肉反応テストで何ができるか
 ここに書かれたものは、単にこのようなことも出来るということで、筋肉反応テストが西洋医学的検査よりもすぐれているとか、西洋医学的検査に代わるものだということではありません。また、テストの結果によって、薬などの服用の有無を指示するものでもありません。

1.性機能障害診断
 脊柱や骨盤などの歪みを診断できます。

2.臓器異常診断
 全身の内臓(必ずしも、既存の正規医療でいう内臓を意味するものではありません)の器質的異常や機能的異常を初期の段階から見つけることができます。内臓に異常がある場合、異常臓器に対応して体表面上に刺激に過敏な反応点(領域)ができます。その内臓反応点に手を当てると筋力が弱くなります。筋力の低下がはなはだしい部位ほど異常の程度が大きいと考えられます。筋骨格系と内臓との関系から、筋肉テストも併用していきます。

3.適合性診断
 薬草・栄養物質・飲食物などが、身体にとって害があるのか良い作用があるのか、またその最適量がどのくらいであるのかを、服用する前に知ることができます。栄養物質などの物質を手掌にのせたり、臍の上にのせたりすることにより、物質から出ている波動を感受し、脳を通じて筋力が変化します。その物質が生体にとって有害であれば筋力は弱くなり、有益であれば筋力は強くなります。
 分子内には電子の“−”電荷と原子核の“+”電荷が存在していますが、その分布に相対的なズレがあり分極を生じます。分極した分子が運動することにより波動を発生します。その分子の分極状態は分子構造によって決まり、その物質に特有の波動を輻射して、分子構造の情報を生体に伝えていると考えられています。その波動が脳に伝わり、脳がその物質の性質と量の情報を判断して、筋力のトーヌス(正常な緊張)に変化を起こします。
 野生の動物は有害なものは食べません。万が一食べてもすぐ吐き出してしまいます。体に異常があると、自然に生えている草木などから必要なものを探し、それを食べることで体を治していきます。動物が生き延びるための基本プログラムが、脳に備わっていると考えられています。私達人間にも、当然この判定能力が脳にプログラムされています。残念なことに、現代人はこの能力を利用できなくなってきています。しかし、筋肉反応テストを使用することで、この能力を客観的に利用することが出来ます。  物質を手掌や臍の上にのせ内臓反応点を刺激すると、対応する内臓別に適合性の判定ができます。例えば、ある物質が心臓によくても、肝臓に負担をかけるだろうということなどが予測できます。物質を手掌や臍の上にのせただけで、どこも刺激していない状態では、全身に対するトータルな適合性が判定できます。
 複数の薬の相互作用も判定できます。西洋医学では一つの薬だけを飲んだときの研究はなされていますが、2剤となると限られたものしか調べられず、3剤以上の組合せとなると調べることが不可能です。生薬のように多くの成分が混ざったものや、漢方薬のようにその生薬が組み合わされたものとなると研究がさらに難しくなります。まして、漢方薬と西洋薬の組合せなどの安全性や有効性をあらかじめ研究することは、現実にはほとんど出来ていません。理論的に考えたり、実際に服用させた経験などに基づいて処方しているのが現状です。ところが筋肉反応テストを使うと、有効性と安全性が各臓器別に判断ができますし、何よりその人にとって良いものかどうかがわかります。

4.存在診断
 同じ分子構造をもった物からは同じ性質の電磁場が出ており、2つの物質が同じ分子構造の場合は両者の間に共鳴現象が起こります。体内に存在する物と同じ性質の電磁場を体が感受すれば共鳴現象が起きて、脳を通じて筋力が減弱します。共鳴のコントロール物質として微量のサンプルを手掌にのせ、筋肉反応テストの筋力が弱まった場合は、同じ物質が体内に病的状態で存在していると考えられます。また、内臓代表点を刺激したうえでサンプルをのせ筋力が弱まった場合は、対応する内臓に同じ物質が(正常か病的かを問わず)存在していると考えられます。
 CBSでは、このサンプルをバイルやディスクという形にして使用しています。バイルやディスクの種類を工夫することによって、生理学・生化学・細菌学・病理学的な問題を調べることが出来ます。例えば、細菌感染が疑われたときに、ぶどう状球菌や溶血性連鎖球菌などのバイルやディスクを使い、それがどの部分やどの薬と共鳴現象を起こすか調べることによって、細菌学的な問題を調べることができます。例えば、結核菌のバイルやディスクで筋肉反応テストの筋力が弱まった場合、身体のどこかに結核菌の感染があるだろうと考えられ、左肺尖部を刺激してさらに筋力が低下するようならば、その部位の肺結核症と推定できます。一般細菌でも痰を培養して調べるのには数日かかりますし、結核菌だと数か月もかかるのですが、これがその場で診断ができますので、きわめて臨床上有用なことなのです。しかも、どの薬剤が感受性があるのかも、筋肉反応テストの薬物適合性試験によって判定ができます。胃の病気を調べる場合、胃に関するバイルやディスクを使えば、それが胃炎であるのか、潰瘍であるのか、癌であるのかなどが、X線をあてなくても、胃カメラをのまなくても、その場で判定することができます。

筋肉反応テストの基本的方法
@ 極めて軽い力で、患者の肩の前面の筋肉 (前部三角筋)や、太ももの後ろ側の筋肉(後大腿筋)などを使ってテストします。筋肉反応テストに使う筋肉をインディケイター筋と言います。

A 弱い筋肉が強く反応するか、強い筋肉が弱く反応するかで評価します。

B 患者本人の筋肉でテストする方法を直接法とよびます。赤ちゃんや、麻痺があるために力が入らない人、意識のない人、本人がうまく力を入れられない場合などは、第三者(助手や母親など)を介しテストすることができます。この方法を間接法(代理人テスト)と呼びます。対象となった患者さんの病巣の異常な波動を誘導し、第三者の脳が反応をおこします。それを第三者の筋力の変化で読み取るわけです。私たちの身体は、病巣から発している微小な波動をも感じており、それがいいものか悪いものかを脳が判断し、それを筋肉反応テストで出力させることができるのです。検者自身の筋肉を使ってテストする方法をセルフ・テストと呼びます。私たちの身体は現在開発されているどんな精密機械よりも、すばらしい感度のセンサーとコンピューターを備えているのです。

C 関節の中には、関節の位置や動きをモニターする固有受容器と呼ばれる装置が入っています。この固有受容器には、一時的な記憶能力があり、この能力を利用した方法にポーズ・ロック・テクニックと呼ばれるものがあります。ポーズ・ロックを使用すると、情報を固有受容器の中にインプットしておけますし、必要に応じて、アウトプットすることもできます。私達が足を開いたり、口をあけたりしている時は、ポーズ・ロック・テクニックを使用している時です。

D フィンガー・モードやパーム・モード、チューニング・ディスク、バイルと呼ばれるものを使いテストしていきます。

↑上へ

CBSによる治療像(治療家向け)

 CBSでは正規医学の解剖・生理・病理を基礎とし、カイロプラクティック、オステオパシー、鍼灸、軟部組織モビリゼーション、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)、筋膜の解放、食事・栄養療法、ライフスタイルの指導、ホメオパシー、薬草療法、アロマテラピー、筋スラッキング療法、電気治療、超音波療法、光線療法、サイマティクスセラピー(音響波動療法)、クライオセラピー(冷却療法)、運動療法、キネシオテーピング、カウンセリングなどにより構成されています。しかし、これらすべての治療法をマスターしていなければならないわけではありません。
 治療をカード・ゲームに例えるのは、いささか不謹慎かもしれませんが、ここではわかりやすい例として用います。

 それぞれの治療家の持つ治療法は、治療という行為を行うに当たって使いうるカードと見ることができます。たくさんの治療法が使えるということは、たくさんのカードを持っているということです。
 一般に、自分自身の持つカードの枚数が多ければ、ゲームを有利に展開することができます。しかし、多くのカードを持つ人が必ずしも勝者となれるわけではありません。多くのカードを持つ人は多いなりの、少ないカードしか持たない人は少ないなりの戦い方があるということです。重要なことは、手持ちのカードを闇雲に増やすことではなく(もちろん、持ち札を増やす努力は大切ですが)、自分が今持っているカードをいかに戦略的に使うかということであり、CBSの提供する治療スタイルもそこにあります。

 あなたが3枚のカード(治療法)を持っているとしましょう。目の前にいる患者に、この3枚のカードをどのように組み合わせて用いるべきか−−それを、勘や経験によるのではなく、システマティックに導く方法があったとしたらどうでしょうか。高価な機材? いりません。必要なのは、あなたの身体だけ。使うツールは、ポーズ・ロックモードそして筋肉反応テストです。
  ポーズ・ロック(Pose Lock)とは、治療者(場合によっては患者自身)の関節受容器を使って、患者の身体情報(の一部)にアクセスするためのパスを構築する手法です。治療者は、痛み、筋肉の弱化、不快感、心理的な抑鬱など、患者の持つさまざまな身体情報へのアクセス・パスを、ポーズ・ロックによって構築することができます。また、スタックという手法を組み合わせれば、複数の症状に対する身体情報へのアクセス・パスを作ったり、一つの症状を出現させている複数の身体情報に対するアクセス・パスを作ることもできます。
 CBSの治療は、このパスを通じて患者の身体情報に働きかけることによって行われるのです。
 C言語をご存知の方なら、ポーズ・ロックとは、「患者の身体情報が格納された構造体の必要な部分にポインタを設定すること」と考えれば、イメージしやすいでしょう。
 なお、ポーズ・ロックによって患者の身体情報(の一部)が治療者にコピーされる、という説明がなされることがありますが、これは誤りです。もしコピーされるのであれば、コピーしたものにいかに書き込みや訂正をしても原本はそのままであるように、コピーされた患者の身体情報にいかに治療を施しても、患者自身の身体(つまり原本)に変化は起こらないからです。

 モード(Mode)とは、具体的には手と指で作るサインのようなもので、両手で作るパーム・モード(写真はその一例)と、片手で作るフィンガー・モードとがあります。何やら怪しげな「印」を結んでいるようにも見えますが、モード(サイン)の一つひとつが、ある治療法に対応しているのです。例えば、写真のモードは「頚椎の矯正」を表しています。
つまり、モード全体が治療法のリストなのです。そして、このモードという治療法のリストの中から、どの治療法がより適しているのかを患者の身体に問いかけていくのです。
 またモードには、治療法に対応するモードの他にオプションとして、ある障害に対して追加の治療が必要かどうかを調べるモード(モア・モード)や、刺激を与える回数や時間を調べるモード(タイム・モード)などが用意されています。

 筋肉反応テスト(Muscle Response Test; MRT)は、広く使われている筋力テスト(筋肉テスト)の変形版です。筋力テストがしばしばフル・パワーで行われるのに対して、筋肉反応テストは、ほとんど触れているだけのような、ごく弱い力で、筋力の変化を見るテストです。主に患者の三角筋(写真)やハムストを使いますが、治療者自身の筋肉を使ったセルフ・テストによって行うこともあります。
 筋肉反応テストはしばしば、アプライド・キネシオロジー(Applied Kinesiology; AK)の中のセラピー・ローカライゼーション(Therapy Localization; TL)とともに用いられます。TLとは、障害のある部位や治療すべきポイントに触れると、筋力の強弱が変化するという現象です。この筋力の変化を、筋肉反応テストによってモニターしていくのです。
 筋肉反応テストはTLだけでなく、患者へのさまざまな問いかけ(必ずしも、声に出して質問するということではありません)にも用いることができます。筋力は強い(これをロックと言います)か弱い(これをアンロックと言います)か、二つの状態しかないので、問いかけはYES/NOで答えられるものに限られますが、モードと組み合わせることで、障害に対してより適した治療法を選択することができます。

CBSの治療(施術)の基本的な組み立ては、
1.ポーズ・ロックにより、患者の身体情報へのアクセス・パスを作る。
  ここで作られるパスの先にあるのは、患者の病んだ部分の身体情報です。
2.パスを開き、患者の身体情報にアクセスする。
3.患者の病んだ部分を良い状態に変えることができる、と考えられる治療法に対応するモードを作る。
4.作ったモード(=治療法)が患者の身体情報に適合するかどうかを、筋肉反応テストによって調べ、最適な治療法を選択する。 というものです。言い換えればポーズ・ロックしたパスを開いて患者の身体情報を参照しながら、治療法一つひとつに対応するモードを作り、それが対象となる障害の治療に適合するかどうかを筋肉反応テストを使って問いかけ、YES/NOの回答を得る。ということです。

 治療法に対応するモードは全部で百数十個ありますが、これらをすべてチェックする必要はありません。チェックするのは、あなたの使える治療法に対応したものだけでいいのです。あとは、患者の体が「どの治療法を」「どんな順番で」「どれだけの刺激量で」使えばいいかを教えてくれます。そしてこれが、あなたの手持ちのカード(治療法)の最適な組み合わせをシステマティックに導き出す方法なのです。
 だとしても相当な時間がかかるんじゃないか? こんなこと臨床じゃやってられないよ・・・
 そんなことはありません。私たちが1項目当たりのチェックに費やす時間は1秒前後です。実際、一回の治療で延べ百数十項目のチェックは普通で、多い時にはチェック項目は延べ数百にも及ぶのですから。もちろん、上に述べた手順が自然にできるようになるためには、ある程度の練習が必要であることは言うまでもありませんが。
 なお、以上はあくまでCBS全体の中の、施術の基本的な形について簡略化して述べたものであり、一部、厳密な意味での正確さを欠いた部分があります。また、治療に先立ち、医療面接(問診)、そして整形外科テスト・視診・触診など各種検査は当然、実施しておかなければならないことを、蛇足ながら申し添えます。

↑上へ