面影橋 |
氷川神社(高田氷川神社) |
所在地:豊島区高田2−2−18(都電荒川線 面影橋 徒歩3分) |
高田氷川神社
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南蔵院の向かいにある氷川神社。
江戸時代の下高田村(現・豊島区高田、目白、雑司が谷および文京区目白台)の鎮守で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)・大巳貴命(おおなむちのみこと)の3神を祀る。
氷川神社はあっちこっち、とりわけ東京と埼玉に多く存在する(他には茨城・栃木に2社、神奈川・千葉・北海道に1社)が、そもそもは現在のさいたま市(旧・大宮市)にある武蔵国一宮の氷川神社を分霊したものである。
この氷川神社は江戸時代には「氷川大明神」と呼ばれ、「高田氷川神社」とも言う。また、主神を素戔嗚尊とすることから「男体の宮」とも言われる。落合村(現・新宿区下落合)の氷川神社がその妻・奇稲田姫命を主神とすることから、「女体の宮」と呼ばれ、併せて「夫婦の宮」と呼ばれていた。
なんでも平安時代には「東下り」の際の在原業平(825〜80)も立ち寄ったと言うから由緒がある。
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高田氷川神社本殿
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1945(昭和20)年4月13日の空襲で、境内の建物と宝物殿の大半を焼失。1954(昭和29)年に再建された。
石鳥居は、江戸時代の1790(寛政2)年に鳥羽藩主・稲垣対馬守によって寄進されたもので、豊島区の文化財となっている。
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狛犬
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本堂の前に並んだ2頭の狛犬は、1990(平成2)年に奉納されたもので、まだ新しいが、鳥居のすぐわきにある狛犬は1807(文化4)年奉納で由緒がある。やはり、豊島区の文化財である。
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稲荷神社
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なお、境内には稲荷神社、神明神社、高田姫稲荷神社、道祖神社も祀られている。
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山吹の里の碑
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ふと見ると、鳥居の傍らに半ば草に埋もれた碑が一つ。
恥ずかしながら読めないのだが、「山吹乃里」の文字がわかる。山吹の里にちなんだ句碑か何かなのだろう。
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(2006年5月12日) |