新宿区 |
氷川神社(下落合氷川神社) |
所在地:
新宿区下落合2丁目7−12(西武新宿線下落合駅徒歩5分) |
HP:http://www15.ocn.ne.jp/~hikawa-s/ |
下落合氷川神社
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新目白通りを高田馬場から下落合に向かって歩いていると右手に氷川神社がある。以前訪れた高田の氷川神社と併せて「夫婦の宮」と称される氷川神社である。
高田の氷川神社が素戔嗚尊を主神とするから「男体の宮」、こちらの落合の氷川神社はその妻の奇稲田姫命を主神とするから「女体の宮」というわけだ。
ちなみにこの氷川神社の創建は相当に古く、孝昭天皇の時代だという。孝昭天皇の在位は「古事記」によると、紀元前475年から紀元前393年ということらしいが、おそらく事実ではないだろう。そもそも孝昭天皇自体、実在したかどうか怪しい。それが事実かどうかはともかくとして、この神社が長い歴史を持っているのは確かなことだろう。
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氷川神社本殿
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さて、この神社、「女体の宮」といいながらも、「男体の宮」の高田氷川神社よりも遙かに立派な造りをしている。高田氷川神社のほうが荒れているのに比べ、こちらはきちんと整備されていて駐車場などもあったりする。
鳥居は第二次大戦で焼けてしまい、1985(昭和60)年8月に再建されたものだが、こちらも高田氷川神社のものよりもはるかに立派。どうやら素戔嗚尊命夫婦は、カカア天下だったようだ(笑)
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狛犬(左側)
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この神社は狛犬がユニークである。とりわけ左側の狛犬は一匹ではなく、下から子供の狛犬が見上げている。
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日露戦役記念碑
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消防記念碑
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また、境内にはいくつかの碑が立っている。
その一つが、「日露戦役記念碑」。こちらは碑文によると、陸軍大将の川村景明(1850〜1926)の筆によるもの。もう一つが「消防記念碑」で、同じく陸軍大将の大庭二郎
(1865〜1935)が書いている。
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新目白通りに面した鳥居
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下落合氷川神社には二つの顔があるように思う。
西武新宿線の線路から新目白通りを渡って、下落合氷川神社の入り口に入る。新目白通りは交通量も多く、騒がしいほどの賑わいを見せる。それに対し、境内を通って本殿の正面の入り口(写真一番上)に抜けると、一転して閑静な住宅街へと出る。
まるで、この神社の中は時間が止まっているのではないか。そんな錯覚まで覚えてしまう。
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(2006年5月26日) |